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『Evergreen Online/EDIT』ネタバレ雑感

週末に行く予定だったお芝居、
お目当て女優さんが降板されたそうで予約キャンセルになりにけり。
そんなわけで急遽、『舞台戦国BASARA 武将祭』の
ライブビューイング行くことにしました。 
まいくろです。


さて、7月7日に昼・夜と観劇した
ALTERNAIT プロデュース
『Evergreen Online/EDIT』のネタバレ雑感です。



ユナイテッドデバイス参加型オンラインゲーム
「エバーグリーン・オンライン」。

プレイヤーがゲームで遊んでいる間、
その端末の余力を利用して
ガンや白血病の治療薬を作る手助けができるそうです。

病気の治療薬をつくるには、
原因となる病原菌や
症状を進めるタンパク質の仕組みを
解析しなくてはなりません。
しかし解析は、世界有数のスーパーコンピューターでも
数十年かかるほどの大作業。
スーパーコンピューターの台数は限られています。
なのに難病は日々発見されていく。

そこで、一般の人が使っている端末の力を借りよう!
…という計画が持ち上がります。
プレイヤーはこの「エバグリ」で遊び、
そのあいだ自分の端末が解析をしてくれるのです。
ひとつひとつの端末が行う解析量は少なくても、
全世界で分担すれば、
スーパーコンピューターをも凌ぐ力になります。

数年前に発生したインフルエンザも
全世界の「エバグリ」ユーザーの力で
3日で解析が終了し、特効薬が開発されたとか。


平凡なサラリーマン
「西新井宅人(にしあらいたくと)」は、
ふとしたきっかけでこの「エバグリ」をプレイし始めます。
ゲームの中で彼と出会うキャラクター、
そしてそれを操作している人々との出会い。
リアルとゲームという、二つの世界で絡み合う人間模様。

 -汝、今でも冒険者なりや?



↓ ネタバレ注意!




こちらの作品、
7年前にシアターシンクタンク万化という劇団で
上演された作品なんだそうです。
今回の上演にあたって脚色されてるとはいえ、
現代でも通用するストーリーで、まず驚愕。
どこまでが原作どおりで、
どこまでが今回の変更なのか気になりますね。

ユナイテッドデバイスという活動自体は、
観劇前に知ってました。
まぁ参加したことはないんですが。
たしか自分が見たのは
サイトの小説を読んでいる間、
CPUの余力を貸してください的なところだったような。


この作品、映像は使わずに、
役者力と照明・音響でゲーム界を作り出しています。
現実界の人はスーツやジャージなどの現代服、
ゲームのキャラクター達はゴシック系のファンタジーな服。
まぁこのゲームキャラ達の衣装の豪勢な事ったら!
ほんの数分しか出てこないキャラの衣装も、妥協なし。
しかも衣装さんはこの期間どんかぶりしている、
他の公演の衣装も担当していたらしい。
うひゃー、突劇金魚さんのもだったのか!


プレーヤーと彼らが操作するキャラクターは別の役者なので、
「中の人」ネタがめちゃくちゃ面白い。
キャラとプレイヤーのイメージが全然違うんですもの。
ここは面白いと同時に、深いなぁと思うところ。
プレイヤーがカスタムしたゲームキャラは、
「分身」なんだけど自分とイコールじゃない。
なりたかった自分や、かつての自分だったりするんですね。
「ここでは半分しか手に入らない」のくだりが印象的。

パンフレット、
計算ずくなのかそうでないのかわかりませんけど、
役者の目線がね。色々想像をあおります。
プレイヤーとキャラの視線が交錯してたり、
プレイヤーがキャラを見上げてたり、
プレイヤーとキャラが同じ方向見てたりしてるんですよね。

と、まぁ演劇だから、プレイヤーもキャラもナマの人間。
なのに、不思議なことにゲーム界の人達が
観てるうちにだんだんポリゴンに見えてくる(笑
特に、エバグリ案内人キャラ「ファンタジア」を演じた
谷屋さんは、まばたき少なめで、キビキビしてて、
めっちゃシステムっぽかったなぁ。
そのぶん、後半の変貌がいきるんです。
前半と後半のあの表情の差を見て、
つくづく「この役が谷屋さんで良かった」と思いましたね。


魔法効果も照明を駆使してました。
攻撃魔法で、客席まで光を走らせてみたり、
足止め魔法はキャラクターを光で縛ったり。

実は一番好きな光は、開演直前の光景。
音楽が大きくなってきて、白っぽい光に色が混じってきて、
舞台中央奥に別の光が射し込んできます。
漏れてくる光は緑色、エバーグリーンの緑。
その光の根元に、新しい世界の扉があるようで、
否応なしにテンションが上がりました。

欲を言うなら、
敵の召喚獣はシルエットとかで表現して欲しかったかも。
「○○だ! あっちには△△も!」と言われて
ビジュアルが思い浮かばなかったので、
召喚獣は、まいくろの中では全部キングギ○ラ(笑



何人かの登場人物の名前、
ゲーム会社の名称が含まれているんですね。
そういう遊び心、好きです。

キャスト表見て、
まず、お目当て野村さんの役名からチェック。
「『瀬川』かぁ… うん? その上の人は『天堂』。
 もしかしてセガと任天堂か?」とか、
うきうきと開演までずっと
元ネタ探しをしてた自分がいたり…
でもコナミとナムコはさっぱりわからなかったので、
作中でネタバラシしてくれて助かりました。

というか野村さんが演じてる瀬川さんという登場人物、
メガネキャラなんですよメガネキャラヽ(゚∀゚*)ノ
実は去年のミソゲキ上演の『捨ててもいいし』で
メガネキャラやってて、
写真&動画でメガネ野村さん見たことあるんです。
その時もウキャーってなったのですが、
ナマで動いてるの見ると、やっぱ桁違いですねぇ。
シュッとしてるから、
ビジュアル的にもインテリ系が似合います。

かつて理想に燃えていた彼ですが、
今は逃亡者なのでボサ髪でくたびれコート、
でも眼は、ある目的のためにギラギラと病んでて。
『ハーメルンの記憶』でも逃亡者役だったのですが、
今回は「守る」ではなく「壊す」の要素が強くて、
なんというか視野が狭くって。隙だらけのようで隙がない。
この人が出てくるだけで空気が重くなるんだな、これが。
基本がローで攻撃的な演技の野村さんは、新鮮でした。

そういえば、なぜ瀬川さんは下の名前表記が無いんだろか。
作中でも呼ばれてないっぽいし。パンフにも載ってない。
(なんかそう思うと、瀬川さんますます孤独だな)

チートキャラ(瀬川)と、
エバグリプレイヤーたちとの決戦は、
スーパーコンピューターと、ユナイテッドデバイスとの
対比のようでした。

たしか彼が件のチートキャラ作るときに
一度名付けようとしてたんですよね。
なんかいまいち聞き取れなくて…
「ケイ」って私には聞こえたんですけど、
あれが瀬川さんの下の名前なんでしょか。
それとも死んだ母親の名前か、「刑」の意か…?
わー、だめだこれ以上書くと
この記事全部が野村さん話で終わる…
役別にまわそう(笑



えっと、このシーンに限らずどの登場人物も、
全体的にセリフが多くてそこに含まれる情報量も多くて。
それで展開が速いんです。
まぁ正直単語がいくつか聞き取れなくても
話の展開はわかるんで問題はないんですよ。
でも…こう、コンプリート魂が刺激されましたね。
呪文なんか、最後の決めゼリフの
「ロックンロール」「マーベラス」しか覚えてません。
あぁ、でもよく考えてみると、
実際ゲームする時、ボタン連打して文章飛ばしてたっけ…
そういう雰囲気を実写化したのか。

『Evergreen Online/EDIT』、
1回でストーリーの内容は把握できるけど、
何回観てもきっと私は「観足りない!」と思ってしまう作品。
DVDになってくれて、本当によかったです。
鬼のようにリピート視聴するんだろうなぁ…自分。
できることなら全通して、
細部まで生の空気をインプットしたかったなーと思いました。
大阪住みの人たちが、本当に羨ましい。


公演時間3時間超えがあたりまえの劇団(ANDENDLESS)を
まいくろはよく観てるので、
2時間15分の上演時間は長いうちに入りませんでした(笑
そもそも、間延びした印象を受けなかったんですよね。
むしろ、もっとキャラ掘り下げて休憩入れて3時間でも!
と思ってしまうくらい、魅力的な世界観。
設定資料集やスピンオフが欲しくなりました(*´∀`)


エバーグリーンの決まり文句に、
「またどこかの果て無きフィールドか
 未知のダンジョンで、
 お互いよき冒険に恵まれますように」というのがあります。

冒険って、なんだろなーって思うんです。
ゲームの世界では、クエストをこなせば
はっきりと経験値やレベルという数値に反映されます。
でも実際の生活では、経験は数字になってくれない。
わかりやすいんですよね、つまりゲーム界って。
達成感を、常に視覚化してくれるんですもの。
時間をかければ、確実にレベルは上がるって
約束されてるんですもの。

実生活には化け物もいないし、魔法だって使えない。
時間をかけたからって確実に報われるわけじゃないし、
大きなリスクを背負っても、得られるモノは小さかったり。
だけど「地球」という果て無きフィールドと、
「これから」という未知のダンジョンが
私たちを待ってるんですよね。

険(けわ)しきを冒(おか)す。
そういう意味では、
変わりないと思ってる日常も、
何が起きるか分からない冒険なんだよなー…って。



さて、役別書きはじめましょうかね。
今回こそ、ライトに行きますよ、ライトに。
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