『エル・サボタージュ』役別雑感 1

いくら金曜の夜だからって夜更かしが過ぎますよ自分。
でも、これ書き終えないと自分として心穏やかになれないのです。
まいくろです。


いままで、数世代分のアンドレのWS公演を観ていますが、
「WS生」という存在には、色々と特別な思いがありまして。

他の公演はともかくとしても、
卒業公演だけは、できるかぎり役別雑感を書きたいんです。
なんかキザな言い方ですが…客席から、彼らにはなむけを送りたい。

そんなわけで、『エル・サボタージュ』役別雑感行きます。




↓ ネタバレ注意!





>レイラ@田代さん
あの教会の中では、やはり年長組に属してたんだろうなぁ。
妹達を見る目が、見守りモード入ってました。

ヤコブへの、超笑顔ビンタが強烈。
聞いた話では、千秋楽は2発やったとか…

そして、そこと「演じた」状態で銃を撃つシーンとの対比。
ヤコブに「レイラ」として手を下さなかったところに、
彼女の恋心や防衛本能を見た気がします。

シスター(フィリ)のノートに、
のめり込んでいる時の表情も印象深いです。




>ヤコブ@書川くん
初セリフで今回も訛ってて、
彼はこの方向性なのか…! と。
でも、あのなまりで、ヤコブに親しみが湧くんですよね。

私、あの銃撃シーンはヤコブの錯乱だと思ってたのです。
望まない暴力を振るい続けた彼の精神は壊れてしまって、
上官をレイラに見間違えてしまって、撃たれたのかと…
でもそしたら、
なんでヤコブの死体をレイラが見れるのかって話ですよね。

人間ではない扱いを受けているユリウスの前で
「私は人ではありません」と懺悔するシーンが、
純粋に画として印象的。

彼が夜盗蛾を踏みつぶすシーンは、
けっこうゾッとするシーンだったりします。
誰の中にもある、過剰な暴力性。
ユダヤ人を虐殺するナチスに置き換えられるかなぁ。

初めてジュリアンの教会を訪れたときの、
一瞬見せた表情がすごく好きでした。



>クレア@盛山さん
私の中では、
「クレアは、物語最初からおかしくなっている」
という解釈だったので、
すごく難しい役だなぁと思いました。

だって、おかしくなっていることを
クライマックスまで客席に悟らせちゃ駄目なんですよ。
そんで、逆にクライマックスには
おかしくなっていることを悟らせなくてはならない。
まさに、シスターが提示した
「演じる」レクリエーション。

「すごいねこれ。手に取るようにわかるよ」は、
純粋すぎる目がキレイすぎて怖かったなー。
すごく透明度が高くて、そのかわりに
ものすごく脆くなってしまったガラスのオブジェのよう。

気が弱くて、
アレタにいつもお掃除を押しつけられているクレア。
レクリエーションで彼女と取り替えっこ演技…
二人の棒っぷりが(笑

あと、エルになっている時の落ち着きっぷり。
差がすごい。



>ヘッセ@本間くん
一部のアンドレ関係者から
「トルネード」と呼ばれている本間くん。
前回のWS公演『END OF DAYS』などでは
割とコミカルな役が多くて、
今回のシリアスな演技は個人的に貴重でした。

登場時から中盤にかけてお調子者キャラでしたが、
姉リナとの絡みがわかってくると、
そもそもお調子者を演じてたんだなぁって。
面会不可になってからの修道士との会話中に、
まるで幻聴のように笑い声が入りいこんでいたところに
背中がヒリヒリしました。



>グランデ@竹内諒太くん
今回の本命くんはいじめっ子(主犯)という。
今までになかった系統の役。
途中オカマ化してギャグに走るかと思いきや、
その口調のままミーアを追いつめるシリアス感。
ハンパなし、容赦なし。
優しさのかけらも見えなかった彼の目に、
追いつめられた焦りとか後悔とか謝罪とか、
生きていこうとする前向きさとか、
人間性が宿っていくのが観てて楽しかったです。

前回公演やTwitter画像でヒゲヅラを見慣れていたせいか、
ヒゲを剃った姿は、かなり幼く見えました。
実は本命くんも立派なアラサーなんですけどね。
うん、そうは見えなかった(*´∀`)

「教会にしてくれて、ありがとう」のあと、
彼は生きてるって事にしていいんですかね。
1回目観劇の時は死んでるように、
2回目は生存してるように見えました。

なにげにダンスシーンには参加しておらず、
ダンスが終わるとさりげなく下手から集団に混じるのが
ちょっとおもしろかったです。
ダンス=祈り ってことなら、
ストーリーとしても整合性がありますが…どうだったのかな。



>ミーア@加藤さん&小池さん
加藤さんは『安穏 目吐露濃霧』では
無邪気な悪意のいじめっ子役でしたが、
今回はオドオドいじめられっ子の役。
同じ人だって気づきませんでした。
Wキャストで初回が彼女だったので、
引き倒されたとき
心の準備してなかったまいくろはマジでビビりました。

小池さんも、『EOD』では攻撃的な役をしてましたね。
前髪長めにして目元を暗くして、
攻撃的オーラを押さえての演技。
あえて受け身をとらなかったそうで、倒れ方がかなり派手!

彼女は密かにグランデを演じていて、
「グランデ」としてグランデに一矢報います。
友人たちの力も借りて、彼を追いつめた…というところで、
彼女は彼女の決断をします。
「叩いたのはグランデとしてではなく、
 自分としてだった」
と正直に告白して、
グランデに正面から向き合った彼女の小さな勇気が好き。
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