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『ア・ラ・プラス ActorsLaboratory公演』雑感 1

今朝がた、関西で大きい地震があったそうで。

最近関西方面の役者さんも色々チェックしてるので、
ニュースを知ってハラハラしてしまいました。

観劇友さん含め、おもだった方々の無事は確認。
Twitterさまさまですなぁ。
まいくろです。


さて先週の日曜は、これを観てました。

A La Place(ア・ラ・プラス)Actors Laboratory
アスナヴノーイ2012クラス公演
<< if… a piece of your story>>

アンドエンドレスを退団後も演劇界で奮闘している、
「本命女子さん」こと、安藤繭子さんが出演とのこと。
これは行かねばならぬ! とね。
ドレメンだったときからの
「深く深く考えて、演技に反映する役者さん」
って印象は、今も変わらず。


劇場は「SUBTERRANEAN」(サブテレニアン)。
東武東上線「大山駅」から、徒歩7分。
駅前は左右とも商店街で、
お芝居前やお芝居後に落ち着けそうな場所がいっぱい。
昼公演後にはドレ友さんと、
夜公演まで喫茶店でお喋り(´∀`*)

劇場自体はあまり大きくなくて、
役者さんたちとの距離が超近い!
「一番後ろの席が見やすいですよ」と案内されたので、
昼公演は最後列上手、夜公演は最後列下手で観劇。
たしかに、最後列は高さがあって観やすかったなぁ。


配布されたリーフレットには、
講師でもある演出家の方の挨拶がかかれていまして。
「レッスンの中で出した課題や即興訓練から
 誕生した物語」
「一人一人が心を込めて丹精に磨き、作品へ育ててきた」
「俳優たちが生み出し紡いだ
 台本のない10編の <<ちいさなものがたり>>」
などという、ワクワクするような文章が。

8人の役者さんたちで描く、
数ある人生の、小さな瞬間を切り取ったような短編集。
プログラムには9編しかなかったのですが、
土曜の公演でしか上演されなかった作品も有ったそうです。
逆に、日曜しか上演されなかったものもあるのかな。

登場人物の名前は、
役者さんの本名をそのまま使っていました。
でも、役者さん本人の役ってわけじゃない。
たくさんの「繭子」さんが登場していました。

そして「台本がない」というとおり、
昼公演と夜公演で会話内容が違う場面なども
多々見受けられました。
セリフじゃなくて、言葉なんですね。
繭子さんがずっと「言葉」について悩んでいた意味が
ちょっと分かった気がしました。


かなり長くなりそうですけど、
一編ずつネタバレで書いていこうと思います。

まずは1~4、
『CATFIGHT』『長月』『恋のライバル』『告白』について。


↓ ネタバレ注意!




>1、『CATFIGHT』
「晴ちゃん」の家に初めて招かれた、友人の「繭ちゃん」。
晴ちゃんが席を外した隙をみて、
繭ちゃんはソファーのあたりで必死に捜し物をします。
彼女が捜しているものは、以前ここに来た時になくしたピアス。
そう、繭ちゃんは初めて招かれたはずなのに、
以前もこの部屋に来たことがあるんです。

彼女の様子から、
晴ちゃんの夫と、繭ちゃんが関係しているのが見えます。
そして、晴ちゃんがそれをわかっていて、
繭ちゃんを揺さぶっていることも。

「ここに来るの、迷わなかった?」とか、
「夫が白状したの…でも相手は言わないの」とか、
ぎりぎりのラインに踏み込んでくる晴ちゃん。
でも核心的なことは絶対に言いません。
だから繭ちゃんも、シラをきりとおそうとします。
でも、もう晴ちゃんはは全部わかってるからね。
この空気…! ぴりぴりしました。
なんていうんですかね、表面的な笑顔が怖い!(笑

すべてを白状した半ベソの夫を部屋に招き入れ、
繭ちゃんの部屋の合い鍵を手放すよう命じる晴ちゃん。
ソファに座る妻の高笑いにヒャーッとなりました。
一本目からモノスゴいの来ちゃったよ!? って。

妻の座を得て勝ち組のはずが、浮気されてて敗北感、
でも全部わかってるんだからねっていう負けてない感。
ヒステリックに問いつめるのは惨めだから、
あえて余裕見せて勝ち誇っている。
自分で自分を傷つけるように動いてしまうのがね。
少しずつ乾いていく彼女の笑い声にヒリヒリしました。

そこで走り去っていく繭ちゃん…とおもいきや、
夫が手放した合い鍵を床にたたきつけて臨戦態勢!
ソファの晴ちゃんもそれと同時に立ち上がって。
いざ「キャットファイト」か!
って所で舞台暗転。
こ、ここで終わるんかーーーーい! Σ(゚Д゚;

後になって思い返すと、
いやはや、これいいところで切り取ったなぁ。



<<ものがたり>>の間に、
タイトルコールはされません。
暗転中に、机やイスの配置を整えるのですけれど、
まだ役が生きたままな感じの人が多かったですね。

繭子さんも、バトル態勢の「繭ちゃん」っぽく、
気が強げな感じで花瓶もってハケていったし、
浮気発覚旦那役の人も、
背が高いのに小さくなってトボトボとイスを抱えて…(笑
というか、あの暗さでよくみんな動けるなぁ。



>2、『長月』
息子「航平」が部活を辞めたことで、夫婦で喧嘩になります。
しかも、航平は父には辞める前に相談していたのに、
母の「紀子」には黙っていたのです。

一人、部屋でムシャクシャする紀子お母さん。
窓の外の喧噪や鳥の鳴き声も、
彼女には全てうるさく耳障りに聞こえているようで、
乱暴にカーテンを閉めます。

そこに、夫婦喧嘩の原因の航平くんがやってきます。
「(父も)落ち着いたみたいだし、仲直りしてくれば?」
航平くんは母が心配で、
仲を取り持とうとして来てくれたのですが、
イライラお母さんは「誰のせいでこうなったのよ!」と。

そこから親子喧嘩に発展してしまい、
売り言葉に買い言葉でとうとう
「母さんなんか、いらねーよ!」
「あんたなんか産むんじゃなかった!」って、
お互いに一番言ってはいけない言葉を言ってしまいます。

そこで、お互いに傷ついて。
長い沈黙が部屋におとずれます。

母は、カーテンと窓を開けて外を見つめます。
聞こえてくる外の音と光を浴びます。
そこで、少しずつ頭が冷えていく。
「母さん、すこし言い過ぎちゃったね」
「俺も…」
そこから、また始まっていく親子の優しい会話。
明日からのお弁当つくって、の下りで
「…つくって」と小さく甘える息子と
「いいけど、お肉ないよ?」っていう母にクスッとしました。
今度行く芝居が『にくなしの…』というタイトルで、
ちょっと自分的にもタイムリーワード(笑

なんていうんだろね、
ほんとよくある景色だと思うんです。
たいがい親子ってね。
相手を傷つけても100%憎しみじゃない。
心のどこかで相手を思っている。
そんな感じに見えました。

でも私は、航平くんが母親刺すんじゃないか、って
かなり殺伐なことを考えちゃってました…だめだなぁ。
よかった、あたたかい展開で(´∀`*)



>3、『恋のライバル』
先の2編とはだいぶ毛色の違う、コメディタッチな始まり。
大学キャンパス内をウロウロしてる「山田くん」と
つきあわされてヘトヘトの「瀬口くん」。
山田くんが意味なくウロついてるのには理由があって、
あこがれの「晴美ちゃん」をデートに誘うため。
山田くん、偶然会った的な方向にしたいのかな。

晴美ちゃんに会えたけど、
うまく言葉が出てこない山田くん。
テンパっちゃって、「こいつを紹介したくって!」と、
披露困憊の瀬口くんをむりやり立たせて挨拶させます。

彼女と彼の目があって、ボーイミーツガール。
なんとお互いに激しく一目惚れ!(笑
この2人の目! めっちゃビビっときてる!(笑
山田くん想定外の事態に大混乱!(笑

ふたりの世界に入り込んでしまった晴美ちゃんと瀬口くん、
もう誰も止めることはできません。
お姫様だっこでキャッキャウフフしながら去っていきます。
一人取り残された山田くんは悲しみに号泣、
そして、もう笑うしかない状態。

だれかの悲劇って、
同時にだれかの喜劇なんだなぁ…と思いました。
作品終わりの暗転でハケていくとき、
晴美ちゃんが落としていった鞄と靴を拾って、
必死に胸に抱く様が、滑稽ですが哀れでもあります。
リーフレットからの想像ですが、
土曜は「晴美ちゃん」じゃなくて「繭子ちゃん」だったのか?



>4、『告白』
明日、あこがれの女子と初デート。
そこで告白をしようとソワソワ中の「卓」と、
その話を聞かされている卓くんの男友達「成利」。

雨上がりでぬかるんでいる公園、濡れたベンチ。
「うん、明日には乾く!」と、卓くん。

「スニーカーで来るかな?」「ここ座るかな?」など
ぶっちゃけどうでもいいことを気にしてソワソワドキドキ。
もどかしくなってきた成利くんは
「もう、俺を彼女だと思って予行演習すれば?」と。

ここで、彼女になりきってる成利くんが
ほんとなりきりすぎてて面白かった…!
座り方からして、めちゃ女子力高い(笑

結局予行演習でも勇気が出せなくて、
告白の言葉が出てこなくて落ち込む卓くん。
それを見た成利くんは、
卓くんと自分の位置を交換して、「愛してる」と。
たじろいで「ごめんなさい」しちゃう卓くんに
「なんだよ、見本見せてやったんだよ」と笑い、
卓くんも「そ、そうだよな」って落ち着きます。
でも成利くん、あれ明らかにマジでしたよ…!

「俺はタバコ買ってくから、先に帰れよ」
「明日、がんばってこいよ」
って涼しい顔をつくって、
卓くんの姿が見えなくなってから空を見上げる成利くんがね。
ついに言っちゃったなぁ…みたいな、
清々しい後悔っていうのかな? 
なんか、そういう矛盾したものを感じました。

全編終わった後のエピローグで、
成利くんに笑いかける卓くんが見れたので、
友情は壊れず続いてて、
成利くんは幸せと同時に切なさも抱えていくのかなって。

夜公演の時にはですね。
卓くんが帰り際、
成利くんに「明日は晴れるよ」って言ったのです。
卓くんは勿論アレが見本だなんて思ってなくて、
でも成利くんの気持ちに答えてあげることはできなくて。
「明日」の話をして、「晴れる」と明るい言葉を使って、
どうにかして成利くんを励まそうとしてたんですね。
フッといてなんですけど…友達だもんね(´∀`*)


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