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昨日『四谷怪談』観ました。(ネタバレあり)

やはり安定の雨ですね。
まいくろです。

昨日は昼・夜と『四谷怪談』を観てきました。
初日、誘惑に負けて感想ツイートを検索しといて良かった…
と、つくづく思わされた作品。


以下、深くは語りませんがネタバレ含みます。

 



こちら、
タイトルこそ『四谷怪談』ですが、
有名な伊右衛門&お岩のエピソードのほかに、
もう二つのエピソードが絡んでいます。
一つは、江戸時代に『四谷怪談』と併演された、
現代では年末恒例のアレ。
もう一つは、
昨年末に犯人に最終判決が下った、北九州の凶悪事件。

私はかつて、
この手の凶悪事件の文献を読みあさった時期がありまして。
この事件は文章を読むだけでも胸糞悪くなったほどでした。
それが演劇の題材として目の前で再現されて…
初回観劇は衝撃度が大きすぎて、
伊右衛門とお岩サイドをうまく処理できませんでした。

ただ、凶悪事件側についての私にとっての救いは、
「普段から演じているのを見慣れてた役者さんが再現していた」事と、
「登場人物たちの思いが描かれていたことで、
 凄惨さは増したけどそこに【人間】を見れた」事。

人を思うが為に、自分を思うが為に縛られていく。
不謹慎なのは分かっていますが、
「容疑者」はそこに於いて天才でした。
今、この言葉を褒めているわけじゃなく、
最大級の侮蔑表現として使っています。
(けして「容疑者」を演じている人のことではありません)


江戸時代に金髪がいることも、
魂蛍出現時のカチカチ音も、
その「違和感」が、
逆にイイ効果を果たしていると思いました。
現実だけど、現実的でない。
客観性をかろうじて残させてくれました。

人が人を思う姿を、色々な角度から描いています。
舞台を四方から囲むようにした
ことで、
「人は、他人を一面からしか見れない」という現実味を与えています。

純粋に、ただ他人の幸せを思う。
そこにある犠牲。
思うが故に、傷つけてしまう。
そこにある幸せ。
幸せは長続きするものじゃなくて、
瞬間的な事象だと思いました。


美しいのかもしれない。
でも、気持ちが悪いです。
へたな残酷描写よりも、
相反するものをはらむ心そのものが、
気持ちが悪いです。
でもそれは貴方にも在るものだよと、
最後の演出が語っています。


見終わった後、誰かとお話ししたくなる作品。
でも話す内容はこの作品の事ってわけじゃなくて。
壁を越えたくなります。
殻を破りたくなります。
【人】と触れあいたくなります。


本命くん、
パンフ写真も芝居も新境地でした。
パンフ写真については、
色味が少ない洋服&背景ってのもあって、
目力が! 目力が!
わー、もう目が離せない! 
パンフ閉じるのにめっちゃ力が要るんですけど!(笑

演じているのは二役なので、昔にも現代にも出てきます。
昔のほうが好みだなぁ。
本命くんが演じた役の中で、
たぶん初めての「種類としては大好きだけど、
絶対に現実の人生で関わりたくない」人物。
瞬間的には、裏からが見所あり。
全体を通してなら、正面かなあ。
無神経にキャアキャア言えるお話ではないのですが、
本命くんファンとして、
過去最高に興奮する演技でした。

昼公演のとき、イメージシーン(?)を偶然にも超近くで観れて、
まいくろ、平静を装ってましたけど、
心の中は狂喜乱舞。


そうそう、昼公演休憩のとき、
私ハンカチを落としたらしく。
隣の人が拾って席に置いておいてくれたんです。
偶然にも、その人が夜公演でも私の隣で。
私が持ってたハンカチを見て、
話しかけてくれました。
それがすごく嬉しかったんですよね。
もちろんハンカチ拾ってくれた事もなんですが、
そこで「さっきもお隣でしたよね」って声をかけてくれたことも含めて。
先述の通り、
人間と触れあいたくなってたところだったので、
あたたかさが染み入りました。
その節はありがとうございました…と、
ここに書いても届かないと思うけど、再度お礼。


あとね、これたぶん西田さんだから、
計算してやってるんだと思うのですが。
良子さんに緑色のライトが、
前から当たるシーンがあるんですよ。
その光が、良子さんを越えて壁にあたります。
壁に映ったそれが、なにかとても恐ろしいものに見えてしまい、
寝るとき電気消すのが怖かったです…(笑
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