スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『マイセブン』役別雑感 2

ソラトビヨリのサイトは、終了公演の写真をUPしてくれています。
まだ『マイセブン』は無いんですけど、いつかするのかなぁ。

さて役別雑感続きです。
盛大にネタバレしてます。

↓ ネタバレ注意!




>一子@西村 友見さん
「7つの人格を持つ殺人鬼、長門」と対峙する精神科医。

彼女も多重人格者であります。
これが物語の「驚き要素」の一つ。
多重人格者と対峙して一人でも多くの人格と語るために、
自分も様々な人格を使い分けていくのだそうです。

しかし本当の彼女は、
人には理解されない世界で一人、戦っています。

彼女の中に居着いた危険な人格に、
身体の主導権を握られかけています。
一子はソイツに対抗すべく、
自分の周りにいる強そうな人間を元に「人格」を作りだし、
身体の中で戦わせてみるのですが…。
ソイツはとても強いのです。
孤立無援の中でもかすかに聞こえた、
彼女の「タ・ス・ケ・テ」は、切ないモノがありました。

西村さんも、長門役の役者さんと同じく、
人格役の人とシンクロして演技をします。
彼女も、ほとんどのセリフが頭に入ってるんですね。
すっごいなぁ。
そのときの彼女は、体の動きは抑えめな印象でした。
ちょっとしたしぐさの違いで、人格を演じ分けています。

椅子に座ったままというのも有るけど、
身体の中にいる「危険な人格」に対してすごくネガティブだからってのもありそう。




>タケフジ@今氏 瑛太さん
一子の別人格であり、奥底に潜んでいるヤツ。
前出の「危険な人格」です。
一子の中にいる他の人格を、
存在ごと自分好みに書き換えてコントロールすることができる存在。
自分が一子の「中心」になろうとしています。

最近の一子は彼に対抗することをほぼ諦めかけていて、
それが人格「タケフジ」をのさばらせている原因なのだと思います。
でも、彼女があげたかすかな「タ・ス・ケ・テ」は、
一子自身の「一子として生きたい」という願いそのもの。
その声がまだ残っている限り、勝機はあるはずなのです。


人格「タケフジ」のもとになった人物は、
繁華街で刃物を振り回し、一般市民を殺しまくった未成年。
その未成年のカウンセリングをしていた精神科医一子は、
彼の深淵に引きずり込まれ、
自らの中に「タケフジ」の人格を作り上げてしまいました。
そう、一子の中にいる「タケフジ」は、
あくまでも彼女が自分の中に作った人格。
未成年タケフジは、彼女の目の前で死んでいます。
「そっち行くから…」という、強い暗示を一子に残して。

タケフジの死生観で言えば、タケフジは死んでいません。
未成年タケフジの生命は尽きましたが、
一子の中にタケフジをコピーしたかのような
人格「タケフジ」がいるからです。

そして人格タケフジに身体をあやつられ、
一子は殺人事件を起こしてしまいます。

一子は相手の性質を読みとる天才的な才能を持っていました。
彼女はまるでコピーのように、
相手を「人格」として自分の中に作り出します。
そして未成年タケフジは、相手の虚をつき、
暗示をかける才能があったのかと。

二つの才能が出会ってしまったのが、
タケフジにとっての幸運、一子にとっての悲劇なのかな。
(タケフジくんは催眠術師とかマジシャンになれば、
 大もうけできた気がする…彼の性格上絶対ナイだろうけど)


未成年タケフジの鬼気迫る演技は特筆モノです。
常人には理解できないけど、
語る彼自身には秩序がある理論を展開する、
その目のすわりっぷと薄笑いがマジで怖かった…(T△T)
未成年タケフジには、大多数から見れば歪んでるとはいえ、
確固たる理論と意志があります。
だからこそ、一子の心のちょっとした隙間を見つけて、
こじ開けることができたんだろうな。
強い意志の力は何にも勝るもんだと思います。

人格「タケフジ」のどす黒い感じ。
「ビリー・ミリガンを超えられるようがんばるよ…」に、
背筋がゾクゾクとしました。
でも終演後にはにこやかに客席

ラストバトル、押し合い引き合いの表現、
まさにせめぎ合いです。
その時の一人一人の人格が発する言葉がね。
「あぁ、そういう意味なんだ」と納得し、鳥肌が立ちました。



>鋼鉄マン@黒木 秀一郎さん
一子の別人格。
鎧で武装した青年の姿で、曰く「鉄壁の防御人格」。
攻撃的な人格(ペーターなど)に精神的に攻撃されたとき、
発動するようです。
防御人格ですが身体の主導権を得ると攻撃に転じるという好戦家。
おそらくやられる前にやる、の精神なのでしょう。
ちなみに彼、「アイアンマン」と呼ぶと怒るらしい。
まいくろの、鋼鉄マンの第一印象は…北斗の拳(笑
だって鎧とかがそんな感じだったんだもの!

最初に一子が取り込んだときの彼は、
こんな妙な鎧を着ている人格ではなく、刑事でした。
一子の取り調べを担当した刑事が、この人格の元になった人物です。
たしかに見た感じ、
「やられる前にやれ」をポリシーにしてそうな刑事でしたね。
この人強そう…という理由から、
一子はタケフジを倒してもらうべく彼の性格を取り込んだのです。
ですが、刑事は人格タケフジに存在を書き換えられてしまいました。
かくして刑事の人格は「鋼鉄マン」という、
外部からの攻撃にのみ対応する人格になってしまったのです。



>大人物@原 ゆうやさん
一子の別人格。
鋼鉄マンを押さえる役割を持った人格です。

博識で、自分の知識を語るのが大好き。、
ぶっちゃけ長門の別人格「瀬戸内教授」とキャラがかぶってます(笑
そのあたりのやりとりが面白かったなぁ。
シンクロニシティです。

彼も、人格タケフジに存在を書き換えられる前は刑事の人格。
現・鋼鉄マンの相方の刑事でした。
頭が良さそうだから…という理由で、
人格タケフジを倒してもらおうと一子が取り込みましたが、
やっぱりこちらも人格タケフジによって書き換えられてしまいました。



>松宮さん@越田 岬さん
一子の別人格。
だめんずを見るとつい世話を焼いてしまうようで、
長門の別人格「しげおさん」と対峙します。
そのときのやりとりもね、面白いんです。

この場面では、身体の一子&長門は動きません。
基本的に松宮さんモードの一子の目線と、
人格役の2人の行動でのみ、状況が語られます。
(しげおさんモードの長門は背中向けてて顔が見えなかった気がする)

しげおさんの様子をちらちら伺ったり。
話しかけてほしい雰囲気を醸しだしたり。
あげくの果てには、
すぐ隣にいるのに、しげおさんの携帯に電話をかけてみたり。
(あくまで人格が対峙しているときのイメージ映像です・笑)

人格「松宮さん」は、いわゆる「重い女」なのです。
私はいいの、あなたの傍にいられれば幸せなの…
というオーラを出しすぎていて、
知らず知らず相手にプレッシャーをかけてしまいます。
それがしげおさんへの最大の攻撃になっているという。

人格「松宮さん」の元になった人物は、
一子が殺人を犯したときにカウンセリングをしにきた心理士。
包み込むような優しさを持って一子に相対する彼女を、
一子は人格として自分の中にうつし取りました。
その際に一子は「あんたは優しすぎるよ、
 すぐ(タケフジに)書き換えられちゃうよ」と言っています。
まいくろは、むしろ彼女こそ、
書き換えられた印象が少ないなぁと思っていました。

彼女の名前が、タケフジにもあんまりイジられてない
…ってのも有るのかもしれません。
学生時代とかクラスにいた、
卒業間際までも名字+さん付けで呼ばれてる人って、
なんというか人畜無害っていうか…そういう存在だったので。


>ばっさま@五十里 直子さん
一子の別人格。
ばっさま、と言われていますがそこまで婆ちゃんでもありません。
うーん…まいくろの個人的感覚で言うと、
40代ってところでしょうか。
この「ばっさま」も、カウンセリングの心得があるようです。
一子のように話を聞きながら相手に語りかけて導くのではなく、
相手の話を聞いて、
聞くことに専念することで相手に「気づき」を与える系の人みたい。

人格ばっさまの元になった人間は、
一子の精神鑑定をした、2人目の心理士。
奥底にいた人格、タケフジの存在に気づいた人間でもあります。
そんな彼女でも、人格タケフジにはかないませんでした。
彼女も書き換えられ、「ばっさま」になりました。

こうやって書いていくと、
一子の別人格の名前はあだ名っぽいモノが多いですね。
未成年の人格(タケフジ)から見たから、
彼女はまだそんな歳でもないのに「ばっさま」呼ばわりなのかも。

長門の別人格でホスト気取りのミキヤの口説きも、
熟女の豊富な経験(?)でいなしてしまいます。
「掴んだ!」「拭いた!?」のミキヤのつっこみが軽妙。
スポンサーサイト

Comment

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://maikuro96.blog90.fc2.com/tb.php/834-c1cea479

«  | HOME |  »

最近の記事


カテゴリー


リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索


プロフィール

まいくろ

Author:まいくろ
ついったー:maikuro9696
(画像は7年前に描いたものです)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。