『美しの水』(基本的にWhite)ネタバレ雑感 4(終)

数日おきに似たような夢ばっかり見ています。
たぶん先日「やれなかった」後悔が今になって来てるんだと思います。
夢で会えてうれしいけど、その後の展開がいやだぁぁぁ。
まいくろです。

拍手ありがとうございます。

>おひさなあなた
のんびりしすぎ感がありますが、
気が向いたときとかに見に来ていただければ幸いです(´∀`*)


>アンサンブル
そっか、そう考えると木曽勢多しですね。
音野君のとはまた違う印象の忠親になってたんだろなぁ。

さて、とりあえずこれでWhite中心のお話は締めにします。


↓ ネタバレ注意!


「お付きの白拍子」に憧れた義朝がダダをこね、
見かねた清盛が祇王ちゃんに頼んで、
祇王ちゃんが義朝に紹介してくれたのが常盤(@はねゆりさん)です。

一目惚れだったのかぁ。魂で惹かれたんだろうな。
常盤さまゲット後の義朝は、
幸せすぎて性格がかなり温和な方向に変わってしまっています。
この時の金王丸の狼狽っぷりが、また良いのです。
そりゃあいつものオレサマな義朝を知ってる人から見れば、
あの状況は別人ですもんねぇ(笑
いつもの義朝に戻ったときの「おかえりなさい、殿」に、毎回笑ってしまいました。

はねゆりさんは『ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット』以来です。
そのときのアリスはもじもじ少女だったので、
常盤の「大人の女性」って感じを演じてるのが想像つきませんでした。
ふたを開けてみればなんとまぁ…このあふれ出る母性はどこから!?

てなわけで常盤は、妻というより母としての要素が強く出ています。
「だって、そのせいで失ってしまうのはいやだもの」ってなセリフとか。
支えるっていうより包み込む系の優しさがあったかくて好き。
小さくても確かな幸せが欲しかった人。
人間の性質としては義朝とは逆だなってのが第一印象でした。
でもそれは、確かなぬくもりは常盤が守ってくれてるから、
義朝は心置きなく前に行けるって意味でもあるわけで。
あと、義朝が泣かないぶん、常盤が泣いてあげてるのかなって思いました。


ほどなく常盤は義朝の子(牛若、つまり義経)を身ごもります。
この時の義朝の喜びっぷりが大好きです。
子供みたいな純粋さ、それが義朝の最大の魅力なんだろな。
父の愛を得られなかった義朝は、
自分は子供にそんな思いは絶対させたく無いから、
甘々なパパになってしまうのです。
ここで義朝が
「父に愛されなかったから父性愛が分からない」
「だから、自分は父親になる自信がない」という方向に行かなかったのは、
義朝が正清たちに確実に愛されていたからなんでしょうね。


しかし義朝の子供を身ごもった常盤は、清盛に軟禁されてしまいます。
ここには信西のちょっとした働きかけもあるわけです。
清盛の心のスキマを、ちょいちょいっとくすぐるのです。
するとあら不思議、義朝と清盛の微妙な関係が対立関係に。
清盛は、後白河法皇の自由を奪い、信西と共に政権をとります。

正直、常盤に関しては「軟禁」といっていいのか微妙ですが…
おなかの子を人質にとられて、
妻であるか母であるかを選択させられたって感じでしょうか。
結果として常盤は子供の命を守るため、義朝に会えなくなります。

清盛に赤の扇を持たされて舞う、常盤のイメージシーン。
ふと扇を見て、立ち止まります。
この扇じゃない…とでも言いたげな表情に見えました。

「私の舞は、あの人だけのものです」という常盤のプライド。
彼女はそれを精一杯守っていたのだけれど、
夫の元を離れて別の男(清盛)とすごしてたという事実は事実。
常盤は「自分はもう、義朝の元に戻れる資格がない」と苦悩します。

その常盤を一喝する義朝。
資格とかじゃなくて、自分はどうしたいのか。投げかけます。
そうなんですよね。
結局、自分の気持ちなんですよね。
しがらみが多いと、いつも大切なことを忘れてしまいます。

何も持たずにいれば、悩まずに済むんです。
でも持っていなければ、ふたりは出会えなかった。
(これは『美しの水』全編に渡って言える事ですね…)


清盛も、常盤を愛してたそうです。
それは愛だったのか。私にはまだ理解できない感情でした。
義朝の女だから奪いたかったとか、
義朝を自分から奪っていく女だから引き離したかったとか、
手に入らないと思えば思うほど欲しくなるとか、色々混在してたのかなぁ…。

清盛の友、宗重はそんな清盛に「義朝に会え」と言います。
多分それが、感情を整理する一番の近道。
宗重は友の答えを提示することは出来なかったけど、道を作りました。

そして清盛は義朝と対峙することで、
やっと自分の本音を口にすることが出来ました。
ふたりの間に立つ常盤は、最初から分かっていました。
たぶん、宗重も分かっていました。

清盛が欲していたのは常盤でも天下でもなく、義朝自身。

それはずっとふたりで仲良くしたいとかじゃなく、
是が非でも屈服させたいとかじゃなく、
いうなれば「永遠」みたいなものだったんじゃないかな…
(簡単に屈服する義朝なら、清盛は欲しないと思うんですよね)



後白河を救うため、常盤を探すため「平治の乱」で義朝は挙兵しました。
そしてそれはたぶん、
妙な方向に突っ走っていく清盛を止めるためでもあった気がします。


初めて自らの意志で抵抗した後白河、
彼女を殺そうとする信西との戦いで義朝は重傷を負います。

後白河はそんな義朝に「自分と一緒に居てくれ」とせがみます。
これは、地位ある人の寄り掛かりじゃなくて、
一人の人間として、彼女は義朝が欲しかったんです。

しかし義朝は、後白河の願いを受け止めることは出来ませんでした。
それよりも大事なものをとりにいかなくちゃならないから。
義朝は後白河に「一人で生きていく道」を示します。

Blue・Redへと続く、後白河の旅の始まりです。



Whiteは、オープニングでの仲むつまじい義朝・常盤・清盛と同じ配置で、
クライマックスになるのが盛り上がりますね~。
清盛にとっては、どちらも真実の姿なだけに。
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