『美しの水』(基本的にWhite)ネタバレ雑感 2

人生で初めて、雅和さんにときめいた気がします。
いや、いままでカッコイイと思うこともあったし、
モンテの雅和さんは惹かれたけれど、ときめくのとは違ったんですよ。
しかしこの角度…いいな。

そして幼女後白河の可愛さにも悶絶。
引き続きえりかさんブログの話でした。
まいくろです。

拍手ありがとうございます。

前回の記事、途中がすっぽりと抜けておりました。
読み返したら幼女後白河と信西のくだりが丸々無い!
コピペミスかしら…。
教えてくださってありがとうございます!


さて『美しの水』Whiteネタバレ感想続き。
なんかすでに時系列がしっちゃかめっちゃかしています…


↓ ネタバレ注意!



兵力で劣る義朝一行は、中立国家の奥州藤原氏を説得して
平賀靜(@良子さん)を仲間に加えます。
靜は、藤原秀衡の筆頭郎党。
強くて、でも無邪気で可愛いのです。
見得をきる金王丸とはやく戦いたくて、やきもきしてるのとか、
笑顔で準備運動してるのとか、
仏頂面だけど故郷をほめられると目がキラキラするところとか。
花をめでる可愛さと、
それを指摘されて「なんだよ! 悪いかよ!」っていう反応がきゃわいい!

この靜に惚れる義朝の部下、
渋谷金王丸(@佐久間さん)の心情が切ないです。
イメージシーンで、告るタイミングを逃しているのがね。
花が好きな彼女に、きれいな花を贈ろうとしてるのがね。
叶わない恋をしてる佐久間さんには、本当に感情移入しちゃいます。
彼は、いつも好きな人が幸せになる道だけを探すから。
そこに自分の願いを込めるから。
自己犠牲じゃないんです。
好きな人の願いを、自分の願いにするのです。
こういう愛しかたがしたい。

奥州藤原秀衡の部下であり妾でもある靜。
靜はしだいに義朝の激しさに惹かれていきます。
しかし、彼女のおなかには秀衡の子が宿っています。
金王丸の説得もあり、赤ちゃんを産むために奥州に戻る靜。
「よく戻ってきた」と歓迎する秀衡に対する「すみません…!」は二重の意味。
連絡もせずになかなか戻らなくて、すみません。
あなた以外の人に惹かれてしまって、すみません。

「だから女は嫌なんだ」は、心と身体で時間差が出来てしまうこととか、
妊娠で好きな人のそばに居ることが出来ないとかに関しての彼女の苛立ちですね。
でもきっと彼女にも、女でよかったと思った瞬間があったと思います。
Blueのオープニングとかの表情がそんな感じでした。



靜の同僚、おそらく奥州では幼馴染的な吉次沙耶(@山根千佳さん)。
奥州に金王丸が来たときに繰り出した、小刀ダダダダッな技が見事でした。
よく学生時代に鉛筆でやりましたねぇ、指に当てずにどれだけ速く出来るか。
多分、靜よりお姉さんなんだろなぁ。
でも故郷を侮辱されると靜より早く刀抜いちゃったり。

彼女は秀衡の命で平家方につきます。
観察眼は鋭くて、清盛が持つ心の闇に気づいています。
ただし、それがどのような種類のものかは判断できなかったのが悔しい所。
おそらく、彼女が持っていない感情だったから察知しきれなかったのかなぁと。

靜が生んだ赤ちゃんを育てることになります。
彼女は、戦いのさなかで死んでしまうから。
靜が斬られたときに駆け込んでくる、
沙耶の言葉にならない叫び声がほんとに凄かった。
演じてらっしゃる山根さんは、
神戸で良子さんと中高大一緒に、劇団も共にやっていたとか。
稽古場日記だったかな、
沙耶と靜の演技について西田さんに「ふたりの関係性そのままで」と言われたと。
それを知って観たので、奥州郎党がすごくあたたかい関係になっていました。

2006年のときにも「金売り吉次を女にするとは…」と驚愕した人物。
じつは他にも吉次を女にしてる漫画を知っているのです。
もともと源平モノを見てない自分は、
大河ドラマくらいでしか男の吉次を見ていないぞ(笑

Blueのイメージシーンで、奥州にやってくる義経(遮那王)の顔を見て、
すっごいクシャッて顔するんですね。
泣きそうなような、笑い顔。
彼女は、義経の父を知っている。その男を愛した女を知っている。
沙耶はかつての2人を直に見てますから、
義経と静の出会いを願う気持ちは、はんぱなかったと思います。
秀衡の嫡子である泰衡にたいしても母のような目線でね。
沙耶的に、どうやら間食にスナック菓子は禁止らしい(笑



靜と沙耶の殿、藤原秀衡(@窪寺さん)。
緑豊かな中立国家奥州を守るために、あえて動かない人。
平家や源氏が助力を頼みに来たときの、
出家しちゃったんで戦とかムリムリ大作戦…毎回笑いました。
なんてあからさまなヅラなんだー(笑
そして『ESORA』でガイがつかまえてた怪しい色の魚、
あれがまた再登場してました。
しかもマリリンという名前までついてしまったようです。
キャッチ&リリース! そして不法投棄!(釣竿をポイッ)のリズム感も良い。

ついつい笑いのシーンが残ってしまうのですが、
真面目に考えることもたくさんあって。
靜いわく、昔はもっと激しい人だったそう。
Whiteだけ見てたときは割とスルーだったのですが、
「壊す人」「作る人」「治める人」は、同じ性質じゃあいられないんですよね。
民を守っていくという立場があるから、
感情だけで動けないジレンマがあります。
何が必要で何が必要でないか、取捨選択をちっきりと。

だけど未来への光に希望を託すというロマンも捨てきっていないのが、
Purple『大地』で描かれています。
義朝が死んで源氏が廃れて、
兵を貸してくれ、靜を託してくれた奥州に報告と謝罪に行く鎌田正近。
そこで秀衡は義朝の思いを継ぐものへの助力は惜しまない、と約束してくれます。
基本は執政者の秀衡ですが、靜が惹かれていた熱さも失ってはいません。
「だから静、お前も出会うために生きろよ」というセリフに、
やっぱり説得力を感じてしまいます。
まいくろは、
「人間は、自分の中にあるものしか真に発信することはできない」と思っています。



源氏の義朝の郎党には、渋谷金王丸の他にも鎌田正清・正近親子がいます。

正清(@須間一也さん)は史実だと乳兄弟らしいのですが、
この『美しの水』だと「爺と坊ちゃん」な感じがしました。
(たぶん正清が白髪だから)
ちなみにPurple『大地』で正清が登場するシーンがあります。
若き義朝が、危険な東国に一人派遣される時。その頃は黒髪です。
苦労したんかなぁ、すごい殿についていって(笑
「あなたは本当にうつけです。…ですが、私にとっては、最高の殿です」
でも彼は義朝についたことは後悔していません。それは最期まで本当。

ムードメーカー的な部分もあり、本当に面白かったです。

信西を後白河法皇だと思ってバカ丁寧
 ↓
後白河法皇じゃないのかよボケ! 紛らわしいことすんな!
 ↓
清盛「少納言、信西殿ですよ」

…からの、身分詐称とか。
自分を平家側ということにして、源氏の評判を守ることに必死(笑


平氏&義朝一行は結託して後白河を窮地から救い、
「保元の乱」で崇徳を討ちます。
義朝は、敵側の兵である自分の親を処刑して、乱を収束させます。

正清は、義朝が父に手をかけることを止めさせようとしてました。
「あなたの父上は私がやります」って。
でも、義朝は自分の意志をもって父親を処刑しました。

義朝の弟、義賢も父と共に崇徳側でしたから処刑されます。
後白河のくだりでも書きましたが、自分の家族を処刑してつらくない訳がない。
強くなって見返すこと=殺すことじゃない。
義賢の刀を「探してると思って…」と戦場から見つけてきたのは正清です。
義賢も父親と同じように「義朝は要らない」ってな態度だったなら、
正清は刀なんか探してはこなかったでしょう。

刀は武士の魂。
そうか、処刑だから刀を持って逝けなかったのか…と複雑になったり。
なにげに義賢は板ばさみで大変な少年生活だったのだと思います。
自分が個人的にこういう環境の兄弟を知ってるだけに、思い入れがあります。



正清の息子、正近(@徳秀樹さん)は、
Whiteではまだまだ武士としてピヨピヨ段階の様子。
「どうしてこう、俺達は弱いんだろうなぁ!?」という、
金王丸とのへっぴりコンビが可愛いです。
『熱海殺人事件』ネタですが「おめー、年いくつだ?」という声が脳内を乱舞。
(うわさだと、じつはWhite時点では10代設定とか…)

最終的に義朝は、義賢の刀を頼朝に託します。
義朝のほうが兄なんですけれど、父親としては義賢を嫡子扱いしてたわけですよね。
義朝は、源氏の行く末を頼朝に託したのかなぁと思いました。

そして義朝は正近には、自分の愛刀の「黄金の太刀」を渡しています。
自分の思いを胸に秘めたヤツに渡せ、と。
天下とか源氏再興への復讐とかだと、当時の正近は解釈していたようですが、
White・Blue・Redと一巡すると、
義朝の言うことはそうじゃなかったんだろな、と思えます。
愛するもののために生きて死ねる、
そういう系統の「人間としての思い」だったのかなぁと。

義朝一人の中ににあったものが、
頼朝・義経・義仲…にバラけちゃったのが、
BlueとRedの展開を呼んだのかなぁとか考えてました。
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