『美しの水』(基本的にWhite)ネタバレ雑感 1

えりかさんブログが天国。
まいくろです。

(2011.9.10追記 
なぜか追記エリアの途中の文章がまるっと抜けてましたので元に戻しました。
ご指摘くださった方、本当にありがとうございます!)


『美しの水』に楽曲提供をして下さった鈴木祥子さん。
どうやら上演中にビビビ!!っと来て、(←自己満足で表記を某くんに真似る)
急遽新曲をレコーディングしたそうです。

「Weaver of Love~愛を織る人~」というタイトルで、
各色の千秋楽に流れたそうです。
たしか紫の糸が云々とかいう歌詞の曲があった記憶があります。

聞いたのは義経と泰衡の衣川のシーンだったかな。
あと大地の幕が開く前にも流れたような気がしないでもない。

そんなステキな新曲が、
9月10日のアンドレとのコラボイベントで緊急発売とか。
人に影響を与えること、幸せなことです。



さて『美しの水』のネタバレ雑感です。
舞台BASARAまで観劇予定無いから、もういつまでもいつまでも書く!
しばらくここは『美しの水』ブログになります(笑


一応White単発での雑感のつもりですが、
BlueとRedの情報も入るからゴチャゴチャになりそうな予感。

さて、Whiteの雑感いきます。
Whiteは戯曲発売されてるし、
BlueとRedもおそらくいつか出るでしょうから、本編のあらすじは割愛。


↓ ネタバレ注意!

楽曲提供が今回いっぱいあって、
イメージシーンをはじめ、大々的に音楽変わってましたね。
今回のイメージシーンは、
好き役者補正をとっぱらって考えるとWhiteが一番好みでした。
アンドレと言えばこれ、とでも言うべき演出。
アニメのオープニングみたいな、登場人物いれかわりたちかわりタイムです。

Whiteのイメージシーンは、
「それは紛れもなく ~選ばれし者のソリチュード~」。
印象としては、覚えやすく歌いやすいキャッチーなメロディ。
まだ現時点ではCD発売してませんが、ついつい鼻歌で歌ってしまいます。

ソリチュード(Solitude)は基本的に「孤独」という意味らしい。
だったらロンリネス(loneliness)があるじゃん! と思ったのです。
そんでちょいっと調べてみたら、

 ソリチュード(Solitude) → ひとりになる事、そのもの

 ロンリネス(loneliness) → ひとりになった寂しさ

という違いがあるみたい。

Whiteのイメージシーンで使われているというのもあって、
後白河法皇の立場にたった曲なのかなと思いましたが、
「惜しみなく与えられて、そこに翻弄された人」って聞こえた箇所があって、
これは『美しの水』のほぼ全員に言える事だよなと思いました。
(聞き間違いだったらはずかしー!)

【持っている】がゆえに、悩む。

それは高貴な地位だったり才能だったり名声だったり。
持っているものが多ければ、大きければ、失うのが怖くて動けなくなる。
欲しいもののために【持っている】ものを捨て去りたいのに、ついてまわる。



三色全てに登場する後白河(@塚本千代さん)という女性は、
Whiteの時点ではまだ何も知らない少女です。
しかし彼女には、父からの寵愛と、高い地位があります。
父の鳥羽上皇が崩御して、
兄、崇徳(@北野恒安さん or 柿ノ木タケヲさん)と政権を争うことに。

後白河を疎んじた崇徳が彼女の御所を攻めるところから、
Whiteの物語は始まります。

政権を争うといっても、後白河は政権をとることに積極的ではなく、
「兄上に逆らうつもりはない」と言います。
これは彼女の本心ですが、
彼女がこの世界に生きているというだけで崇徳は気に食わない。
うそついてるかもしれない。
彼女をそそのかして、崇徳を攻める人がいるかもしれない。
そこに居るだけで他人の脅威になる、という立場の後白河。
まだ彼女は幼いのに、どろどろの政治劇に巻き込まれていきます。


千代さんの演技力はハンパなくて、
髪型と仕草で一気に13歳くらいになります(笑
でも彼女は皇族だから、喋り方は基本上から目線で。
女の子だけど「〜だぞ」みたいな感じ。
うーん、おしゃまな感じといえばいいのか…天使なコナマイキ?

Whiteでの一番好きな後白河の仕草は、
崇徳夜討案を受け入れられず、「よしともーッ!」と怒鳴るときの地団駄。
あと、義朝が父と弟を処刑した後の「…つらかったか?」と、
義朝の返答を聞いての「ウソつきだなっ」。
ここでちょいふくれっ面してて、プリチーなのです。
あと、保元の乱を越えて政権とった後に義朝にお礼を言うところも。
タイミングがなかなかつかめなくて、なんか気恥ずかしくて、
うにゃうにゃしながら紛れるように、
「でもお礼が言いたいありがと」というのが可愛い(´∀`*)

今までは、おべっかを使う家臣の言うがままに過ごしていたのでしょう。
後白河少女は、「自分の意思で取捨選択する」ということを知りません。
窮地を助けた平家の平清盛(@雅和さん)を見ても、
「信西、コイツ信用できるか?」と他人に判断をゆだねてしまいます。

まぁ、彼女のそばに残った唯一の家臣、信西入道(@岩崎くん)は、
「自分で決めなさい」と突っぱねるのですが。
Whiteは、彼女がひとり立ちするまでの話といっても過言ではないかも。



そうそう、この信西入道。
Whiteを一回だけ観た2006年は「なんかヤナ奴だな」で終了してしまいました。
実質二回目の観劇となる笹塚での上映会では、
「スパルタ家庭教師」というイメージがつきました。

そして今回、
やっぱりWhiteを一回観た時点では「スパルタぎゃんぶらぁ家庭教師」でした。
だってこの人、普段は後白河の御所に居るくせに、
崇徳が後白河を討てって命令するオープニング場面では、
崇徳の隣でニヤけてるんです。
どーみたって裏切りフラグです(笑
でもね、今回イメージシーンに一瞬でてくるRed、
登場人物の別の一面を見せるPurple(大地)を観たら信西の株が上がる上がる!

信西は常日頃、
後白河に「何を決断し、何を望むのか自分で考えなさい」と言っていました。
「わたしはあなたの生きる道を示しているんですよ」とも言いました。
決断する意志を持て。
もしも決断するときは、大事なものでも捨てることを辞さない人間になって、
一人で強く生きる術を身につけろ…と、言っていたのでしょう。
年齢的にも、信西は後白河より先に死んでしまうから。
ベッタリと守るだけじゃ、彼女を長生きさせることはできないから。

信西は裏切ったんじゃなくて、後白河より先に決断した。
後白河を捨てるという選択肢をとって、博打を打ったんです。
ただそれだけ。
でもたぶん、彼はギリギリまで粘ってた。

再三の信西の言葉がなかなか届かなくて、
全部円満にしたいと言う後白河少女に背を向けている時の信西の表情は、
「ふぅ、まだまだだな」って感じでした。

Redのイメージシーンで、大人になった後白河の前に一瞬現れます。
かつてのようにお酒をかっくらって、なにかを後白河に向かって言います。
千秋楽のときが最後のチャンス。前列エリアで狙ってました。
口の動きは「がんばれよ」と見えました。
お前は自分でちゃんと決断したんだから、それで生きていけ。そんな感じ。
Redで出てきたのは、後白河がやっとここで信西の真意に気づいたから…かな。

なんで信西が最初に後白河のそばに居たのかは、
Purple「大地」でちょっぴり分かるような気がします。
彼のシーンの時系列は、おそらく崇徳が後白河を攻める前夜あたり。
夜中に酒を飲んでいる信西。
何をしているのかと後白河に問われ、
「(後白河と崇徳の父)鳥羽上皇と杯をかわしている」と答えます。
信西は鳥羽上皇のことを嫌いではなく、
その寵愛を受けた娘、後白河のことも嫌いではない。
彼女は理想論を並べますが、たしかに平和が一番。
こんな時代ですが、できることなら長生きして欲しい。
俺にメリットがあれば、なお良し。
別作品ですが、『神殿』の勝海舟→邑葉と似た感情なのかなとか考えてました。

「俺と夫婦になりますか?」てな冗談(まさか本気?)をとばして、
後白河に容赦なく拒絶されたシーンはちょっとかわいそう(笑



さて後白河と崇徳の話に戻ります。
崇徳側についたのは源氏の一族、そして後白河側についたのが平氏です。
このころはまだ源平の仲は悪いわけではなくて、
源氏の一部は後白河側についています。
その一人が源義朝(@西田さん)。

義朝は源氏ですが、父親から疎まれていて、実家とは絶縁状態です。
のちに義朝は恋人の常盤御前(@はねゆりさん)にこの件を語りますが、
この話題は『美しの水』のなかでは珍しく、
息子から見た父親、という一方的な方面からしか語られない事象です。

BlueやRedで、頼朝の刀とか判官の羽織とか、
「一つのものも、別の角度で見ればまったく違う解釈にになる」という
悪者を作らない描き方をしているのに、
ここでは父親側の事情はほとんど語られません。

義朝の弟、義賢(@森山光治良さん)が伝える父親の発言も、
「源氏の恥さらしを生かすな」とネガティブだし、完全にひどい父親扱い。
ちょっと珍しいなぁと思いながら観ていました。
外伝追加するなら、義賢編がほしいところです。

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