『美しの水』purple(『息吹』)ネタバレ

『美しの水』purple『息吹』『願い』観てきました。
我が名はまいくろみくろなり。
夢は本命くんを観続けること!
そんなわけでいきなり『息吹』ネタぶっこみ。
まいくろです。

むりくりねじ込んだ観劇ですが、観て良かったです。
1回しか上演しないのが実に勿体ない。

1回しかやらないから、
もうネタバレ全開でストーリーを語ることにします。
でも明日も仕事だから、やるのはとりいそぎ『息吹』のみです。

どーしても行けなかった人が、これからの本編を楽しめるように。


各キャストの深いことは、終演後の予定。


↓ ネタバレ注意!


blue本編、
第2部くらいから突如として現れた黄色い少年、
本命くん演じる堀弥太郎。
彼が木曽義仲(@榊原利彦さん)に出会うところから始まります。

弥太郎出現は本編で語られないので、
『息吹』でくるだろうな~と覚悟していました。
涙用&手に汗にぎる用のハンカチ、準備オッケイです(笑


義仲軍は、
戦火で身寄りを失った少年達を保護するところから始まった集団。
家族より家族らしい集まりです。
言葉よりも拳で語ることが多かったり。
郎党達も、いつも義仲に殴られています。
でも、それが義仲の愛情表現だとみんな分かっています。
だから、殴られても殴られても、みんなついていく。

義仲は、家族を失って座り込むみなしご弥太郎を殴り飛ばします。
めちゃくちゃな義仲ですが、
弥太郎は生きる気力を知らず知らずのうちに取り戻します。
殴られて抵抗するっていうのは、生きていたいから。
「俺より強く殴れる奴がいたら、教えろ」と、義仲は得意げに語ります。

義仲は京に青の旗をたてることが目標です。
自分の夢は郎党達の夢、郎党達の夢は義仲の夢。
誰よりも早く挙兵した木曽源氏、連戦連勝です。


木曽軍新人となる弥太郎が知り合う郎党達は、
だれもかれも変わり者。

戦ではいつも先陣、
いわゆるブッコミ役の落合五郎(@森山光治良さん)。
おだやか料理上手、
でもキレると誰よりも激しい矢田義清(@石井くん)。
お調子者で世話焼きの根ノ井忠親(@音野くん)。
そして、いつも書物を手にしている参謀、覚明(@八巻さん)。
郎党一頭の切れる覚明は、義仲に「旭将軍」という道を示します。


義仲勢には、
「戦の前と後には祭りをする」という決めごとがあります。
まだ正式な夫婦になってない義仲と巴御前を、
祭りに乗じてたきつけちゃえ! とか画策したりする、
楽しい時間です。

京に上ったある日、郎党達の間で、
「自分の名と夢ともに青の旗を打ちたて、京を木曽と同じにしよう」
という祭りの計画が持ち上がります。

そんな祭りを控えた倶利伽羅峠の戦い。
木曽軍は奇策「火牛の計」で勝利するも、
覚明を失い、法皇も野蛮な戦をする義仲を将軍にすることを拒否。
義仲は憤慨し、御所に火をかけ…義仲の力は、矛先を変えていきます。

夫の暴走を止めようとする巴御前(@今泉祥子さん)ですが、
忠親の口から覚明の死を聞かされ、
仲間のために力を行使する義仲の思いを知り、
戦場で義仲を守り抜こうと決意します。

戦の中で負傷した巴御前ですが、
「これが私の一番やりたいことだから」と、
最期まで義仲と共にいることを望みます。
満身創痍の巴御前を義仲の居る場所へ送り届けるため、
郎党達は力を振り絞ります。

しかし奮戦むなしく、
郎党達は、平家衆(維盛・教経・敦盛)に次々と斬られていきます。

最期に、名前と夢を叫びながら死んでいく郎党達。
五郎のやりたいことは、義仲を超えて天下を継ぐこと。
義清のやりたいことは、日本一うまい飯を作ること。
忠親のやりたいことは、覚明に認めてもらうこと。
どれもこれも、義仲と共にいることが大前提。

本編でも語られた、義仲と巴の最期のシーン。
本編ではその後は見れませんが、その後があるのです。
朝日を夫婦にゆずってその場を離れた義仲の側近、今井兼平(@一内くん)。
彼も最期のときを迎えます。
「わが名は今井兼平、やりたいことは、木曽義仲を最後まで見届けること」

戦場に青の旗が、たしかに立っていました。




見どころは多すぎてピンポイントでは言えません。
とにかく女っけのないお話。愛情は基本、仲間愛。
やりとりに勢いがあって自分好みです。

語るべくは、やはり弥太郎加入時の祭りでしょう(笑
一世を風靡した某セピアな方々の曲を踊りまくる義仲勢。
巴御前までしっかりダンシングです。
踊りにも郎党の性格が出てるようで、
どんどんスピードを増していく五郎のダンスが面白かったです。
五郎については、whiteで義仲のお父さん役を同じ役者さんが演じてるところも、
ちゃんとネタにしてたのが良かったです。
(父親の面影があるということで、よりボコられたらしい…)

祭り前に、落合五郎が新人の弥太郎にこの歌詞ネタを振って、
弥太郎がさっぱり理解できず五郎やきもき…というシーンがあります。
そりゃキビシイでしょう、たぶん生まれてなかったんだから(笑
(↑ リアルな意味でも、物語的にも)


義経たちも出てきます。
Blue本編で、義仲は弥太郎を義経たちに託します。
その時、三郎は途中から現れるんですね。
それも上手(義仲勢のいる方向)から。
だから本編観てて「うん?」と思ったんです。
それがこの『息吹』で判明します。

倶利伽羅峠の戦いの際、義仲は牛の調達を義経たちに頼むのです。
そのときに義経は三郎を木曽軍に派遣しています。
「牛としての余生を過ごすのもいいだろう」って。
まぁそれは義経の冗談で。
でも牛の被り物(洋二郎さんブログ参照)もかぶりますけど(笑

義経は、義仲が危ない橋に差し掛かっているのに気づいていて、
動向を見届けるように指示していたのです。
彼らが木曽に帰れるように。
そっか、それで三郎は義仲勢側から登場したのですね。


木曽の仲間が戦って死んでいく。
みんなのもとに戻りたい弥太郎。
それを制止する義経に拳をくらって、弥太郎は愕然とします。

「…だからですか、義仲さま…」

義経の一撃は、義仲のそれよりも強かった。
弥太郎の心には、出会った当初の義仲の言葉が響いていたことでしょう。

 ― 俺より強く殴れる奴がいたら…

西田さんスゴイ、と思いました。

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(画像は7年前に描いたものです)