今更!! 『モンテカルロ・イリュージョン』ネタバレ雑感

ワンピース、あんまり真面目に読んだことも見たことも無いんですけど、
船大工の人がわりと見た目好み。
サイボーグだし声優も好きな人だし…でも下半身が白エーリアル状態なのが…。
傾向として職人系に弱いようです。
まいくろです。


拍手ありがとうございます。

>「木村伝兵衛の奇妙な取調べ」
前回の記事、自分はまったく意図してませんでしたが、
たしかにジョジョっぽい(笑
ゴゴゴゴの文字を背負うなら、
『売春』の良子さん伝兵衛が展開的に似合いそうです。


>わぁい仲間が増えたっ(笑
生の舞台をDVDにするのはその公演のスタッフさんたちにしかできませんが、
観た感想を文字におこしたり絵にしたりするのは、
その舞台を観た人にしかできない事ですよね。
同志が増えていくのがうれしくて仕方がないです(´∀`*)
モンテ組はとにかく一人一人のキャラが濃かったので、
カオスな所持品になりました(笑
ありがとうございます。



さて、『モンテカルロ・イリュージョン』、
略して『モンテ』のネタバレ雑感(回想録)です。

(『ロンゲ』感想は帰省から戻ってきてからUPすることになるので、
 来週くらいになると思います)

本命くんが出演ということでウッキウキの作品。

『売春捜査官』の後の観劇だから、
免疫できてるもんね~☆ と余裕ぶっこいての観劇姿勢でした。


↓ ネタバレ&危険な単語登場注意!


免疫、役に立たん…

シアターΧのロビーに、
モンテの阿部寛verの写真が貼ってありましたけどね。
というかロビーの柱に、
カメラマン土屋氏の撮影したアンドレverの写真もありましたけどね。

それでも、生で半裸の伝兵衛(@雅和さん)が出てきたときの迫力は違います。
しかも半裸である意味は、特に無い気が…
出てきて早々、部下に服を着させてもらうし(笑
でも不思議なことに舞台終盤になるともう、
伝兵衛が半裸であっても何も疑問を抱かないんですよこれが。
むしろその半裸の男性の心情に涙するという不思議な作品。


本日付で伝兵衛の下に配属になった、速水健作(@加藤さん)刑事。
こちらがもう一つの殺人事件を抱えています。
健作の兄、雄一郎は数年前にモンテカルロの地で事故死しています。
その犯人が、
当時雄一郎の愛人であった伝兵衛ではないか!? と疑っています。

そうそう、この伝兵衛はバイセクシャルなんですよね。
つまり男も女も愛せる人。でも基本的に男とのほうが燃えるみたいです。
助手の水野婦人警官(@えりかさん)との関係は、
彼らの言動から察するにプラトニック寄りだったんじゃないかな。
濃密なのは、速水雄一郎さんとだったみたいです。

さて健作。
山形県警に所属していたときも、毎夜のように東京に行き、
女装して伝兵衛行きつけのゲイバー「とん吉」のママとして潜伏。
この時代に山形と東京往復とかありえねー! というツッコミに対して、
伝兵衛と二人で「飛ぶのよ、オカマは!」「オカマは寝ないの!」 と返すのに大ウケ。
オカマ…自由すぎる…(笑

刑事として木村伝兵衛を尊敬する気持ちと、
兄を殺された弟としての気持ちがまじりあう健作。
学生時代は伝兵衛を尊敬しすぎて、
ノートに事あるごとに「木村」「木村」と書いていたそうです。
そのいきさつを話しているうちに、セリフもなにやらバグって来まして。
「そんなあんたに兄を木村木村された俺の気持ちがわかるか!?」
などと言い出します。
そしてそのまま他の人物にもそのバグが転移してしまい、
「水野君、あと時間はどのくらい有るのかね」
「…木村、木村です」 
「そうか、私を木村木村するには十分な時間だ」などと言い出す始末(笑
ギャグパートは、『モンテ』が一番好みでした。

健作っつーか加藤さんは、
途中ヘソ出し腿出しマーメイドみたいな感じの格好で歌い踊りますが、
なんというか…説明できないパワーを感じました。
衣装とんでもないのに、舞台上からの流し目のセクシーなこと…
でもあんな格好なら、いっそ全裸のほうがいやらしくないと思います(笑
ちらちら見えるからいやらしいんだぁ~!!(←個人の感想です)


『モンテ』の伝兵衛は、
オリンピックに出場するほどの実力を持った棒高跳び選手だった過去持ち。

こちらの作品でもやっぱり山口アイ子が殺されて、
大山金太郎という男(@本命くん)が容疑者なわけです。
アイ子も大山も、オリンピック選手の補欠要員だったという設定。
オリンピック直前に出場資格を放棄した伝兵衛に怒りあらわです。
伝兵衛が行きずりの男に夜な夜な身体を明け渡していた過去も知っていて、
「コイツはこういうことされて悦ぶ男なんですよ!」と、
伝兵衛を辱めて貶めたりします。
あと、後半で伝兵衛の身体をまさぐる男の「手」を演じたりもします。

こういう演技をする本命くん見るのは、
たぶん一生でこれ以降ありやなしや…と、
ドキドキしつつもしっかり見てしまったのは言うまでもありません(笑
役者の幅がどんどん広がっていく、わくわくと共に。


補欠と正選手の待遇の違いなども、この話に関わってきます。
出費は全て自己負担、飛行機も貨物室、ご飯抜き宿泊施設無し。
そのくだりを延々と語りぬく本命くん。
ものすごいセリフ量です。
怒りを込めてのシャウトもあるので、千秋楽のときは声が危なかった!
聞き取れないことは無かったけど、ここまでかすれたのは久々かと。
自分ののどと、この瞬間だけでも交換できたらどんなに良いか…と思ってました。
寒くてのどが痛くなる人には青梗菜がいいらしいけど、
はたして、声が嗄れてのどが痛いのにも聞くのでしょうか。

大山の登場シーンは、
なぜか客席から上手に座っていた、
北野恒安さん(『美しの水』にも出演)が立ち上がって歌いだすところから始まります。
舞台上を歩いている北野さんを迎えるかのように大山が下手に登場するという、
かっこいいんだか間抜けなんだか~な方式。
でもあの初登場の帽子姿が、妙にかっこよくてですねぇ(´∀`*)
両手広げて下手でスタンバイしてたときなんかもう…
ヤヴァイ、素敵! 状態でした。
腰がねじ切れるくらい振り返って観てましたよ、私!



こちらのアイ子と大山の関係は、恋人というより同士って感じ。

『モンテ』のアイ子は砲丸投げの補欠選手。
コーチの言うままにいっぱい食べて縦にも横にも大きくなって、
でもオリンピック本番は別の選手が正選手に。
コーチの言葉を信じて青春を砲丸に捧げてきたアイ子は、
「砲丸を遠くに投げたって、何の役にも立たん」という心無い言葉に傷つきます。
結婚してくれる、という言葉を裏切られたわけじゃなく、
嫌っていたけど人生を共にしてきた砲丸投げというものを、
ひいては彼女の生き方そのものを軽視されたのがショックだったのでしょう。
アイ子はコーチを殺してしまいます。
茫然自失の彼女の精神は壊れ、大山は彼女を苦しみから救うために首を絞めて殺害。

こちらも劇中劇での自供となります。
アイ子役をするえりかさん。ホント寒気がするくらいでした。
コーチとのやり取りを一人二役、くるくると変わる表情に魅せられました。
コーチの時は、ほんと遠くを見てて爽やかで。
悪意も悪気も無い、軽率な言葉たち。


水野婦人警官と伝兵衛の関係は、
オリンピック選手時代の頃からの長い付き合いになります。

水野さんは伝兵衛に寄り添い、尽くしてきました。
しかし彼からは「愛してる」発言も、プレゼントももらったことは無く、
「君には、感謝している」という言葉のみ。
「ありがとう」ではないところがミソです。
「感謝している」という言葉は伝兵衛自身の心情を吐露したのみで、
水野さんに投げかけているって感じではない。水野さんはちょっと切ないです。
だけど水野さんは伝兵衛に何かして欲しいからそばに居るのではなくて、
自分がそうしたいから…という意志を感じました。
そして彼女は熱海殺人事件の終焉と共に「ありがとう」を受け取ります。

ラストシーン、
心臓に持病を持つ水野さんは病院の集中治療室で生と死の境にいます。
同じ頃に伝兵衛も死を迎えることになりますが、彼が死ぬ前の秒読み音が
「彼の心の中で鳴り響く、オリンピックのホイッスル」
「水野さんの心電図の音」をかねている演出で。
この場面の舞台上に水野さんは居ませんが、たしかに彼女の気配がするんです。
そして彼女は最後まで伝兵衛と共に生きました。


その最後のシーンで、伝兵衛の最期に立ち会う健作。
タキシードでキメているのは、
捜査中にタキシードで過ごしていた木村伝兵衛部長刑事への尊敬の念からでしょう。
そこで明かされる、モンテカルロの事故の真実。
彼は真実をひとり胸に持ったまま死ぬつもりでした。
でも健作の「水野朋子という女のために」という説得で口を割ります。
彼が口をつぐんでいたのは、速水雄一郎の誇りのためと自らの愛のため。


伝兵衛の愛した速水雄一郎は、
男でも女でもかまわずに抱き、努力を嫌う自堕落なダメ男。
雄一郎は伝兵衛に愛の言葉をささやきつつも、
自分がドーピングしていることを知っている伝兵衛を殺そうとしていました。
伝兵衛と自分が一緒に乗る車のブレーキに、細工をして。

愛した人の秘密を誰が漏らすだろうか…と伝兵衛が泣き崩れたところで、
まいくろ涙腺大決壊です。

愛情がもらえなくてもいい、偽りの愛でもいい、と尽くし続けた伝兵衛。
でも雄一郎は伝兵衛を信じてくれさえしなかったのです。
最も愛する人を残酷な形で喪って、代わりの愛なんて見つからなくて。
他の男に抱かれて快楽に溺れても速水雄一郎を思い出すばかり。
切ないよ、モンテ伝兵衛…!

伝兵衛は、愛した人が男だった。
水野さんは、愛した人がゲイだった。

愛した対象がどうこうじゃなく、
この2人からは「人を愛する」という気持ちがまるはだかになっていて、
涙が止まりませんでした。
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(画像は7年前に描いたものです)