『神殿』ネタバレ感想(第四陣)

雨が降りそうな天気です。

引き続き『神殿』ネタバレ雑感。

↓ ネタバレ注意!



永倉新八(@佐久間祐人さん)と原田左之助(@村田洋二郎さん)。
彼らも新撰組初期メンバーです。
彼らは途中で新撰組を脱し、新撰組を外から見る立場になります。
「思いがあるなら抜けてない」って言ってます。
だけどこの二人、思いがありすぎて抜けちゃったようにしか見えなくて。
自分に言い聞かせてるんじゃねーの、って思いながらずっと観てました。
信頼してるから、口に出さなかった近藤さん。
信頼してるから、口に出して欲しかった二人。
離れてから分かった真実が切ないです。

原田って結構感情移入しやすいんですよ。
遅咲きーズみたいな部分があって、
隊長格でもそういう思いを持ってるんだ…っていう親近感。
だから、彼の最後の一押しは遅咲きーズの蟻通勘吾。
もしかしたらきっかけを待ってたのかなぁとか考えたり。
最後の最後で土方に「頼んだ」って言われます。
長い長い時間をかけて待ち望んだその一言。
涙ぐむ左之助が好きでした。

あと、遅咲きーズと絡んだから見えたかなって部分もあります。
斎藤一への淡い気持ちとか。
泣いてる斎藤を慰めに行こうとする遅咲きーズを制止するところとか、
経験談入ってる気がしてなりません。
『神殿』で遊女になってる斎藤を見るシーンが、
何も出来なくて悔やむ少年の目だったのが心に残ってます。

原田に会った時、斎藤は「悲しむ総司は居ないから」と言いました。
でも悲しむ総司はいたんです、はじめちゃんの中に。
土方と再会し、一番最初を思い出して新撰組に戻る斎藤。
ここも大好きなシーンでした。
だって総司の羽織を抱きしめた斎藤のもとに、総司が現れて、
はじめちゃんを抱きしめるんですよ(TдT ) 泣かずに居られるか!


永倉は原田より年くってる分、入り組んでましたね。
でも完全に悟りきってるわけじゃないから難しいところ。
「左之助、もう俺から離れろ」
「俺はお前に何も見せてやれん」
永倉の思いは土方に無いわけじゃないけど、近藤さん寄りなのかも。
でも、原田は永倉に見せてもらってたんだと思います。
だって最後に原田は永倉さんに託して逝ったんですから。

自分のやりたいことは、誰かに何かを見せてやることじゃなくて、
誰かの何かを華々しく飾ってやりたいってこと、
分かってたけど今更言えなくてモヤモヤ。
何処に行けばいいのか分からずモヤモヤ。
素直じゃない永倉を、さらに素直じゃない勝が後押ししました。
「誠の文字が消えないんだろ!?」っていう勝のシャウトがね。
ガツンと来ました。客席にも、永倉にも。

前回観た永倉は、八巻さんだったんですよね。
名前名乗れなくてムキー! な場面は、八巻さんだとギャップが楽しい永倉。
今回の佐久間さんは嗚呼ありそう~…(笑)な永倉でした。


『神殿』って、勝のところに永倉が来て、
それで話をしながら回想していくって流れなんですよね。
で、途中で永倉のエピソードにシフトして、
そこから二人が回想していく姿は見えなくなります。
2008年のときは、
ラストシーンの桜に埋もれる土方は現実に勝が見たのだと思ってました。
今回、あの土方は
「勝に会いに来た永倉の中に残っていた、新撰組」だったのかな、と考えました。
土方は五稜郭で死んだけど、永倉も新撰組で土方の一部だったんだよな、と。

こうやって永倉が勝のところに来て、新撰組を残す側に回るって宣言して、
勝と永倉が語り合うことで、
「永倉の中の土方(新撰組)」も満足して眠りにつけた、とか。

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