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『神殿』ネタバレ雑感(第一陣)

岩崎君ブログの遊梅が可愛すぎて可愛すぎて悶絶しそう、まいくろです。

あ、そうそう。
『神殿』千秋楽で、テリーをシオン王の杉山さんだと思い込んでました。
たぶんそんな会話を劇場でしちゃってたのを思い出しました。
あの時、まいくろニセ情報聞いちゃった人、ごめんなさい。
あちこちのドレメンブログで言われているように、ダニーの石部さんでした。


拍手ありがとうございます。
あそこまでおふざけ入った榊さんはシャルル以来でしょうか…
実はアンドレでしか榊さんの演技見たこと無いのですが、
今回の乾のおかげでいろいろピシッとはまった部分があります。


さて、今度は『神殿』のネタバレ話。

全体的なこと書こうとしたら、そのまま勝と邑葉さまの役別雑感になりにけり。
しかも思うままにかいてたらダラダラ長くなりました。



↓ ネタバレ注意!


『神殿』の冒頭は、五稜郭戦を生き残った永倉が、
勝海舟のもとに尋ねてくるところから始まります。

そのとき勝は、あの羽織の写真を撮っています。
新撰組の本当の始まりを思い出しながら。
羽織だけじゃなくて、彼らの生き様も写したいんじゃないかなぁと。
永倉は「俺は遺す側に回る」って言いますが、
勝もあの写真で遺したんだろうな、と。


勝海舟(@森田成一さん)ね、今回すっごく惚れました。
芸達者でひょうひょうとしてる感じ、すごくイイカンジ。
声優でもあるわけで、声だけでも泣かせてくれます。
ペリー来航の時の声色は毎回違ってたのかな?
とりあえず戦時中のラジオ放送みたいのと、
戦場カメラマン渡○さん風のを確認。
あと、千秋楽にお遊びをすることは「そそり」と言うのだと、
勝先生に劇中で教えてもらいました(笑
もとは歌舞伎用語らしく、「そそり芝居」の略みたいです。


さて勝海舟です。
彼の最初は、近藤勇との約束から始まったんだとは思います。
でも、新撰組を、土方を最後まで見つめ続けたのは、
それだけが理由じゃなかったと思います。

2008年の勝の印象は「土方と根が同じゆえに相容れない」みたいな、
コインの裏表みたいな感じでした。

今回の勝は、ポリシーが土方と真逆に思えたのです。
なにをするにも生きてこそ、という方向性。
その為には、自分は一人で構わない、ってな感じ。命あっての物種。
対して土方は、自分が死んでも残された人の中で生きている、的な感じ。
それゆえに仲間を大事にして、背中で思いを伝えようとして、
短くても後悔のない生きかたであろうと歩んでいました。
だから土方は…新撰組は死なないんだ、と。

どちらが正しいとか、そういうのは関係ない世界です。
でも、物語のクライマックスで、
勝は土方の生き方に惹かれてきていることが分かります。

遊梅の正体がバラされて、満身創痍の函館新撰組。
そんな劣勢の旧幕府軍の手助けをして、勝は彼らを逃がすのです。
「気持ちよくやれや!」って。
勝みたいな生き方をしてる人から見れば、
土方の生き方って非効率的だし、頑固だし、
馬鹿正直すぎて損な生き方だと思うのです。
だけど、そんな生き方をする人たちを眩しく思う気持ちが、
勝にはありました。

まいくろは、邑葉さまに出陣の挨拶をしていく新撰組たちの場面が好き。
あの場面の前、土方は、
勝では受け止めきれない邑葉さまの叫びを受け、諭し、
勝が一生自分の口から明かすことのなかったであろう思いを伝えました。
土方も勝の生き方を認めたんだろうな、と。
だから勝には出来なくて自分ができることをしようとした。

どーしても出来ないことは、出来る人がやればいいんです。
その為にみんな一緒に居るんだから。
出来なかった人は、後で返せばいい。
勝の場合は、後の世で返せってことだと思いました。


そして隊士が名前を言っていく場面につながります。
あのシーンでね、勝が泣くんです。
もともと隊士のシャウトで心打たれてるのに、
勝が涙をこぼしたのを見て、さらにとどめをさされました。
なかなか本音を外に出さない勝が流したうそのない涙がね。
ひどく心をゆさぶりました。




邑葉さま(@紗綾さん)は徳川家の姫です。
大政奉還を経て明治になって、そして父親は娘を置いて逃げて。
旧幕府軍は、邑葉さまをトップにして戦っています。
いままでの彼女の暮らしとはまったく別の形になっています。
でも彼女はそれを知りません。
旧幕府軍のみんなで、内緒にしています。
彼女が「父上が帰ってくれば」と言うたびに、
周りが「あちゃー」って空気に変わるのがね。

天真爛漫で、なんでも興味津々で、争いごとは大嫌い。
イメージシーンの笑顔、ほんと可愛いです。
世界を美しいものだと見ているなぁって感じでした。
そんな彼女の問題は、知らないんじゃなく、知ろうとしないこと。
世界は、美しく楽しいものばかりではないって事を彼女は知りません。
勝に連れられて戦地を見ても、「戦は嫌いです」と見ようともしない。
たしかに網膜には映ってるんですけど、
そこで戦っている人々にも人生があることを知らない。理解しない。

戦いのさなかで、視力を失ってしまう邑葉さま。
「ただ徳川に生まれただけなのに、時代が私の全てを奪った」と、
土方に悲しみと憤りをぶつけます。
徳川に生まれたからこそ、今まで平穏無事に育てたということに、
彼女はまだ、気づいていないんですね。

以前の彼女の中には、徳川であることの誇りがありました。
だけどその徳川って、彼女自身が築いたものではないんです。
代々の「徳川」の血脈が培ってきた結果。
失明し、心を閉ざしてしまった邑葉さまは、
すべてをその生まれのせいにして、
自分だけが不幸であるかのように思っています。
キレッぷりが半端じゃなかったですねー。
目の前に立つ土方を「時代」「戦」の象徴みたいに思って、
言葉をぶつけてたのかもしれません。

でも、普通の暮らしをしている人々の思いは、
この邑葉さまと同じなんだと思います。
邑葉さまの怒りは、至極一般的な反応だと思います。
だからまいくろは、邑葉さまの気持ちも否定しない。
たぶん、自分もそうやって目をそらしてる部分があると思うし。

土方は弁解せずにそれを受け止め、そして彼女に伝えます。
土方や今までの邑葉さまと違う生き方「ただ生きること」という方法を。
その方法をずっとそばで教え、見守ってきた勝海舟という男の事も。

そして彼女は学びます。
目の前にいる土方という男は残虐な人殺しではない、ということ。
この時代に刀を持って生きている武士なのだと。
彼女の世界が変わる瞬間でした。



今回の『神殿』では、2008年好きだったシーンが軒並み変化してました。
このキャストであの場面が見たかったな~と切なく思います。
特に坂本姉妹の邂逅場面、
今回の竜馬さんがどう出るのか気になる~!
2011の『神殿』は完全に死人にくちなし龍馬さん。
そんなわけでまた再演してそのシーンが復活すればいいと思います(笑


そして他にも変わったのが、件の邑葉さまに関してのシーン。
世の中を知って欲しいという勝の思いが高じて、
なんと遊郭に邑葉さまを連れてきてしまいます。

でもそこは、ただの遊郭ではありません。
沖田の死後に行方をくらませた、新撰組の斎藤一が遊女となって暮らす場所。
勝の思惑は、口に出していた「邑葉さまに知って欲しい」以外に、
斎藤を戻して新撰組らしい生き方をさせたいというのもあったのだと思います。
勝ってね、新撰組につぶれて欲しいとか言ってるくせに、
なかなかそれを許さないのです。

土方の人となりを聞く邑葉さま。
だけど、斎藤はうまく答えられません。
(その理由は彼女が新撰組に戻ったときに分かるのです)

その影響かな。クライマックスで斎藤は言います。
「勝って邑葉さまに伝えてください」
「あの人は鬼ではなかったと」
「総司と一は、幸せだった! と」
以前は土方さんに伝えてくださいってお願いするところでした。
後半はまったくおんなじですね。

一つ大人の階段を上った邑葉さまなら、
この言葉をきっと受け止めてくれると思います。
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