『桜の森の満開の下』 役別雑感 3

情報いただいたのですが(ありがとうございます)、
『鬼ひとひらの肉』も更新されてるらしいです。
これ全部書き終えるまで、他のアンドレ情報避けてたので、一気に読もうと思います。

『桜の森の満開の下』役別雑感ラスト。
ウマヤド、語り部&語り女、桜の女。


↓ ネタバレ注意!



>ウマヤド@窪寺昭さん
先見の力を持って生まれてしまった青年。先代の大王の息子です。
この先見の能力は、ウマヤドが「この人の未来を見よう」と思って見れるものじゃなく、
唐突に降ってくるもののようです。
それゆえに苦しむウマヤド。
ほか人と話すとき、いつも構えて話を聞いています。
何でも聞きますよ、って姿勢をとってますが、実はすっごい壁が見えます。
でもハヤリの時はそれほどでもないかな、と思います。
少しだけ躊躇してるのが見えるけど。

桜の森の満開の下で、彼と桜の女とが語り合い、この作品は展開していきます。
だから、ここで起きたことは桜が見せているもの。
話の中のウマヤドは、過去に戻っているわけで、
物理的には現場から動いてないんですよね。
あ、でも最後で座り込んでたのが、立ちあがったのかもしれない。
囚われてしまったようで、私は闇に思えてしまったのですが、
もしかしたら、ここも光だったのかもしれないな。

ウマヤドはもう、窪寺さん以外の誰もできなくなっちゃったなーと思いました。
「きりがないんだよぉ…」と母に泣きつくところと、
桜の下で絞め殺すとき、たまらなくゾクゾクです。
あと、境界扉を越えて、山賊の台詞を語るところもギラギラしてていいですよね。
来年からは、またANDENDLESSの窪寺昭さんです。
おかえりなさい! と言えるほど、その時代の窪寺さんを知らないので、
私自身の言葉で言うとしたら「待ってました!」だろうな。
来年の公演、何になるんだろう。楽しみです。



>語り女@田中良子さん
>語り部@村田雅和さん

物語の所々で、『桜の森の満開の下』を語ります。
「語り部・語り女=ユトラ・アスカ」じゃなくて、
語り部と語り女のふたりは、
「ウマヤドの孤独が形をとったもの」なのかなぁと思いました。
だからウマヤドの身近な2人に似た姿になっている、とか。
アスカもユトラも、ウマヤドの孤独を打破してくれる存在であり、
同時にウマヤドに孤独をより感じさせてしまう、矛盾した存在の2人なのです。
だから、語り部と語り女の姿が彼らに似てきている。

語り部とウマヤド(山賊バージョン)が、
格闘ゲームみたいに組み合ってるのは、何を表してたんでしょう…?
あのシーンビジュアルとしては好きなんですが、葛藤って解釈していいのかなぁ。
それとも鏡像かなぁ…

ユトラ、なんであんなに突っ走ってる青年になっちゃったんでしょうねー。
妹のトジコはあんなに普通のおきゃん(?)な娘なのにね。
家庭環境とか関係なく、彼の性質なんでしょう。
ウマヤドは「ウソが無いのはユトラだけなんだ」って言いますけど、
嘘が無い=正しい ってわけじゃないのになぁって思いました。
世間には悪意のあるウソも有るけど、
相手を思いやってるが故に嘘をつくことだってあるのにね。
ま、あれだけ裏表ばかり延々と見せられれば、
何を信じればイイのかわかんなくなって、
裏と表が同一であるユトラに引っ張られるのも無理ないかなぁと思います。


夫に先立たれたアスカノイラツメ。
屋敷を抜け出しては、都を歩き回り、酔いに任せて好き放題。
シシュンたちに連れ戻されても、またスキを見ては徘徊。
愛に餓えまくりです。
でも欲しいものがそこに無いのが分かってるから、素面でいるのを避けてるのかな。
かぁごめ、かごめ♪ がイイ感じに恐ろしかったです。

「私が愛するものが みんな 奪われる」と言います。
ウマヤドはそれにたいして「この国のためです」みたいなこと返してました。
みんなって? 夫以外に誰がいたのでしょう。
無邪気な息子(先見ができる事が発覚する前のウマヤド)とか?
それとも、町でひっかけた男を「国が混乱するから」で消されたりとかしてたんでしょうか。

ウマヤドに対する感情はね。酷いけど正直無理ないわって感じです。
でも「あんたなんか生まれてこなきゃよかったんだ」は、一番言っちゃダメだよなぁ。
ま、彼女は母である前にもう少しの時間妻でいたかったわけで…うーん。
ふと思ったのですけど、ウマヤドは、夫似なのかなぁ。
それとも、全く似ていないからこそ、ああいう態度なのかなぁ。
「あなたの事は見えないんです」ってウマヤドが言っても、
あの状態じゃあ信じてくれないよね…八方塞なウマヤドです。
ウマヤドも、ナツメさんに諌められたように、
大人っぽく対応しちゃってるのがね…うーん。


ラストの、『桜の森の満開の下』を口々にに語っているシーンに出てくる女性と、
語り女とはまた違う存在のようですが、誰だったのかはよく分かりません。
この作品の雅和さん&良子さん難解すぎです。



>桜の女@芳賀恵子さん
ウマヤドの心が安らぐ場所(桜の森の満開の下)で、ウマヤドと語る女。

アスカが絞殺され、その後桜の女に変わるところ。
DVDバージョンの桜の女と、表情が違ってた気がしました。
こっちの桜の女は、なんかワクワクしてたように思えました。
アンタは知りたくないといいつつ、知りたかったんじゃないか。
アンタは話したくないといいつつ、話したかったんじゃないか。
ほらね、桜の森の満開の下では、あんたも他の人と同じなのさ…って感じ。

この芳賀さん、キレイだけどコワイ。
まさに桜の女です。
「あんたの本当の八つ目さ!」とか、ぞくぞくしますね。
「キリが無いのは、もう終わりにしよう」の言い方の、
シシュンとの違いが上手いなぁと思いました。

桜の女は、ウマヤドにとって忘れていたい真実の象徴なのかな。
だから、ウマヤドの現実世界の誰にも似ていない顔をしているとか?




とにかく難解だった今回の作品。
書いていて、「かも」と「?」が何回出てきたことか…
結局どういうことが言いたいの? っていう種類の作品じゃないのですね、コレ。
数年後に、もう一度観てみたい作品であります。
受け取る自分の土台がシッカリしてないから、きっと分からないんだと思うのです。

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