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『CA版 スワンレイク』 観劇感想(ネタバレ)

過去の自分の記事から引っ張ってきた言葉でありますが。

「彼らの人生の、ほんの一瞬を舞台の上に切り取ってきた。
そして彼らのその後の人生は、舞台を見た人の数だけ分岐する。」

自分がこうやって観劇感想を書くのは、
観劇後の気持ちの整理と、登場人物の過去と未来を想像したいから。
終劇後に考えることに、「勘違い」という概念はあっても、
「間違い」「正解」は無いんじゃなかな? と思っています。

…見返すと、けっこう勘違い多めでお送りしております、まいくろです。



さて、去る9月7日(日)に観劇してまいりました、
the CRAZY ANGEL COMPANY 『CA版 スワンレイク』
ネタバレ雑感です。


バレエや童話でおなじみの『白鳥の湖』。
それをベースにして、アレンジを加えてあるお話です。

形態はブラスミュージカル。
「全キャストがミュージシャンでダンサーでアクター」
と、チラシに書いてあったとおりでした。
まず、1人の役者が最大4役します。
出番じゃない時、彼らは楽団の一員としてBGM・効果音を奏でています。
セリフは無く、表情と動きで物語を表現。
ミュージカルというより、挿絵があって音も出る、本みたいな感じ。

これね、ぶっちゃけチラシ買いでした。
マンガマンガしたイラストで、思わず手にとってしまいまして。
『DECADANCE』の公演中にも、スペースゼロでチラシ配布してましたね。
あれだけ大きな字で「SWAN LAKE」って書いてあったのに、
まいくろの第一印象は「…西遊記?」でした。

上演時間は1時間半。
しかも途中休憩が10分ほどありました。
アンドレ観劇に慣れてしまった自分としては、ちょっと衝撃でした(笑



↓ ネタバレ注意!



流れ的には、まいくろも知ってる「白鳥の湖」。

ロットバルトの呪いによってオデットは白鳥に変えられ、
偶然であったジークフリートと、恋に落ちます。
でも、妻を決めるための舞踏会で、
ジークフリートはオデットに似ているオディールに求婚してしまいます。
落ち込むオデットのもとにあらわれて弁解するジークフリート。
オデットは彼を許します。
ロットバルトとの戦いの末、
呪いは無事に解けて、オデットとジークフリートは幸せにくらしました。
めでたしめでたし。




そこに、世界観を含めアレンジを加えているのが、
今回の『CA版 スワンレイク』。

その昔、悪魔が大陸を蹂躙していた時代がありました。
戦いの末、悪魔の封印に成功した勇者たちが建国したのが、
この物語の舞台となるウィンデンス王国。

ウィンデンス王国の王子がジークフリート、
王国領フランジルの領主の娘がオデットです。
ロットバルトはフランジル領主の臣下。
うっかり悪魔の封印をといてしまい、身体を乗っ取られます。
オディールはロットバルトの娘。
普通に人間です。オデットとは親友。姉妹のように育ったそうで。


ロットバルトとオディールが、悪魔そのものでなかったところが新鮮でした。
そう、オディールは、父が悪魔に取り付かれたことも、
オデットが白鳥に変えられたことも、クライマックスになるまで知らぬまま。
この作品のなかで、まいくろは何よりもオディールに注目してました。

親友が行方不明になった悲しみも冷めやらぬままに、
オデットの代わりとして領主の養女となって王家の舞踏会に参加。
プロポーズしてくれた王子様(ジークフリート)が誰かを追って走っていくので、
ついていったら親友オデットとその王子様がラブラブ。
そこへ父親が親友と王子様を殺しに現れる。
事態が良く分からないままに父親を制止したら、
その父(中身は悪魔ですが)に刺され、大怪我を負いました。
 ど ん だ け 不 憫 だ よ オ デ ィ ー ル !

ラスト、オディールは旅に出てしまうわけです。
親友とお揃いの横笛を持って。
国をめちゃくちゃにした父の罪を償って生きていく、と決意して。
 ど ん だ け 健 気 だ よ オ デ ィ ー ル !

ここで、オディールがオデットとお揃いの横笛持っていかなかったら、
あまりにも救われないラストでしたよ… あぶなかった…



群舞のあとに「さぁここで拍手して!」的に、
出演者の動き+音楽が一段落するのにも驚かされました。
初体験です。
当然のように、観客席からはそのたびに大きな拍手。
まいくろも、あわせて拍手。心から。

戦いのシーンでは、ちゃんと殺陣やります。
効果音はブラスバンドがやっているので、斬ってる感はあまり無かったり。
そのほうが世界観を壊さなくていいと思いました。
この作品は、戦いを見せるのがメインでは有りませんから。

あと、すごいな~ と思った表現。
オデットと、その侍女達はロットバルトによって白鳥にされます。
その白鳥が湖で戯れている時のシーン。
吹奏楽部などが使うフラッグ(大きな旗)を使ってパフォーマンスするんです。
それも、真っ白な。
手足をバタつかせるよりも、ダイレクトに羽の動きを表現してるな…と。

王が森に狩りに行くところの表現を、いきなり人形劇でやり始める等、
プッと吹き出してしまいそうなカワイイ笑いどころがいくつか。
なによりも、オデットとジークフリートが初々しい感じでかわゆいのです。


で、物語をより楽しむ為に終演後にパンフレットを買いました。
CA版スワンレイクのストーリーが、かなり事細かに書かれております。
これでいつでも思い返せます。嬉しいですね。
あと、登場人物の相関図と、登場する人物全員の特徴(性格など)も載ってます。
かなり噴出したのがあって。
ポルコットという領地があって、そこの領主にも娘がいるんです。
その娘の説明に「元気な腐女子」って表記されてるんです…。

物語上いらんだろ、この設定! (笑



「生命感」という言葉に魅かれて観た作品。
舞台上で、ボーっとつっ立ってる人はいませんでした。
観客を世界に引き込む力は十分。
次回公演、題材が好みだったらまた観にいってみようと思っています。
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