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『道元の冒険』 ネタバレ観劇感想
まいくろです。
『DECADANCE』初日までの残り日数も少なくなってまいりました。
さて、そんなこんなで、月イチ観劇、ちゃんと続けています。
日曜に観てきたシアターコクーン『道元の冒険』。
プレオーダーで端ながら前の方の席ゲット。
ちなみにね、この観劇のあと新宿まわってスペースゼロ行ったのですが、
『DECADANCE』のチラシ、ありませんでした(TдT) ちぇっ。
以下、『道元の冒険』ネタバレ感想です。
↓
『DECADANCE』初日までの残り日数も少なくなってまいりました。
さて、そんなこんなで、月イチ観劇、ちゃんと続けています。
日曜に観てきたシアターコクーン『道元の冒険』。
プレオーダーで端ながら前の方の席ゲット。
ちなみにね、この観劇のあと新宿まわってスペースゼロ行ったのですが、
『DECADANCE』のチラシ、ありませんでした(TдT) ちぇっ。
以下、『道元の冒険』ネタバレ感想です。
↓
日本曹洞宗の開祖、道元。
道元を取り巻く、仏教宗派同志の確執などの現状と、
道元が眠るたびに出てくる、結婚詐欺の罪で拘留中されている男の生活。
そして道元の弟子達が開山七周年の余興として演じている『道元禅師半生記』。
どれが本当でどれが虚構なのか?
入り混じり立ち代り、絡み合う「道元」のお話です。
…いやー、ビックリしました。
まさかあんなに歌の分量が多いとは。
そもそも、歌うなんて全く予想してませんでした。
井上ひさし氏の戯曲で、蜷川氏の演出だっていうから、
なんとなくシリアス系を想像していたまいくろは、ちょっと戸惑いました。
とりあえず登場人物たちの感情が盛り上がると歌いだします。
怖いと歌いだす。お経を読みつつ歌いだす。禅問答で歌いだす。
文字を習って歌いだす。そして悟って歌いだす。悟りを広める時も歌っています。
全体的にかなりおもしろおかしい感じの舞台です。
でも井上氏の作品だけあって(?)、ラストはちょっと皮肉めいたつくり。
あまり余韻を感じない、かといってすっきりとは終わらせてくれない、娯楽系舞台。
うーん、夏向きだなぁ。
出演者は、だいたい一人五役くらいやってくれます。
セリフ量が半端無く多い。よく覚えてられるなぁ…。
早着替えが何回も行なわれ、むしろその一人数役をネタにした場面も。
一役の役者さんもいらっしゃって、
パンフレットで確認したら「しかも出番ココだったのかよ!」ってな方も。
御仏役の方のアレは全身タイツなのか、“生”だったのか…
紅白のDJオズマもビックリ。
エロ猿ですいません、まいくろです。
そうそう生といえば。
中国(宗の時代)の場面で、本物のニワトリが出てきて仰天しました。
バサバサはためいてました。
ニワトリ持ってた女優さんもドキドキしてたみたいです。
しかし阿部寛は本当に背が高いのです。
栗山千明だってけして小柄ではないのに、並ぶとすごい身長差。
髪の毛ストレートロングな彼女のイメージが強かっただけに、
坊主だったり少年だったり、とても新鮮でした。
と、いうか。最初、栗山千明だって気が付かなかった…
もう舞台に最初から居たのに「いつ出てくるのかな~」って観てました。
井上作品、および蜷川演出に不慣れなまいくろにとって、
少し敷居が高かった作品かもしれません。
仏教新派についての砕けた解説はとても面白くて役に立ったし、
「道元 道元禅師が どげんした~♪」などの、
数々の言葉遊び的劇中歌も楽しめました。
でも全体的な感想を言えっていわれると、なんだろう…
あっけらかんと「面白かったです!」という言葉が出てきません。
でも、観て損は無い劇。
真実のありかを観客に問いかける形のラストシーン。
これがどうしても自分の中で受け止めきれないのが、おそらくの原因。
ブツッ、と全てが途切れてしまった事が、なんとなく落ち着かないのです。
自分の中にストンと落としこむまで、少し時間が掛かりそうな作品でした。
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