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『ネムレナイト2008』観劇感想(ネタバレあり)

まいくろです。
明日も仕事なのにいつまで起きてるんだか。

先日観劇してきました、大人の麦茶『ネムレナイト2008』ネタバレ感想です。
結局、夜だけのつもりが、
うっかり飛び込み当日券で昼も観劇。
片方は前の方で表情を、片方は後ろの方で全体の動きを観ました。

奥側がやや高く傾斜した舞台装置で、後ろの方でも奥までしっかり見えました。
役者さんは足に負担が来てたような気が、しないでもない。

あらすじ書いたら長くなっちゃった…

ネタバレあります


~あらすじ~

山奥のお寺のお話。
ここの仏間で、ある未亡人の遺体が発見されます。
彼女の名は、夢子。
そのときに寺にいた人間は住職の宮坂悦生(エッセイ)だけ。
真っ先に疑われてしまいます。

だけど、このお寺には人間以外の存在、幽霊たちも住んでいるのです。
悦朗、うさ吉、ミハル。そして新人のカワイイ娘っ子、都蘭。

幽霊達は、エッセイがなにもしていない事を知っています。
彼らは、未亡人夢子の死の瞬間を見ていたから。

でも残念なことに、
エッセイは幽霊達の姿を見ることも声を聞くこともできないのです。

ふもとの町から捜査にやってきた刑事(雨森&高千穂)。
いわゆるたたき上げ刑事の雨森に疑われ、絶体絶命のエッセイ。
「寺に地縛霊が住んでいる」と聞いたことのあったエッセイは、
幽霊の姿を見る事ができる妹、椿を呼び戻すことにしました。

ですがこの椿さん。
暴力的でキレると手に終えない通称「鬼姫」。
しかも困ったことに、椿は悦朗をはじめとした幽霊たちを酷く嫌悪していて…

エッセイの無実は証明されるのか!?
悦朗、うさ吉、ミハルたち幽霊は成仏する日が来るのか!?
都蘭の正体とは!?
そして椿は何故そこまで幽霊達を憎むのか!?

ボリュームたっぷり、ドタバタ霊界コメディです。

あらすじ終了。
以下、ネタバレ感想。





えーと、感想。
「恋せよと 薄桃色の 花が咲く」(←劇中に登場する川柳)に尽きます。

どいつもこいつもバカで可愛い恋をしすぎなんだよ、もう。
恋してないやつは愛情深すぎだし。
まったく、こそばゆいわぁー!
とか言いつつも、後半泣いてましたまいくろです。
健気で実直な愛情、好きです。心が洗われる。

幽霊が、椿だけに見える仕組みが面白かったです。
「俺達には身体が無いから、存在からしてウソがつけねェ」
そう、椿は幽霊達の姿が見えますが、霊感体質ではないんです。
幽霊達の想いが、椿に見えちゃう。

死んだときの年齢のままで幽霊になるので、
幽霊歴=見た目 と判断できないのがミソです。
その辺でミスリードさせる前半がいい伏線でした。


以下、役別雑感行ってみよう。

ものすごーい、ネタバレです。




>悦朗@池田稔さん
幽霊。
うさ吉とミハルには「おとうさん」と呼ばれていますが、
「そう呼ばれる筋合いは無い」と言っています。
その正体はただのエロオヤジ…もとい椿の父親です。

「エッセイ、椿を頼んだぞ」
ダメオヤジで、とくに女性関係がだらしない。
それが祟って、早死にしてしまうわけです。
でも、椿のことを大事に思っているのは本当。
だから椿も、お父さんが大好きなんです。ずっと覚えてるんです。

人生に疲れた未亡人夢子に魅かれ、そのあまり夢子を連れて行ってしまいます。
愛は勝つ! ってな感じでしょうか。
夢子が幽霊になってからというもの、時々夢子を誘って舞台袖でいちゃついてました(笑
やっぱり、エロオヤジなのでは…


>ミハル@和泉宗兵さん
幽霊。んでもってエッセイの親友(マブダチ)です。
生前は、恋人を失った椿を優しく見守っていました。
しかし、椿の大学受験の日、バイクの危険運転で死亡。

迷子になった幽霊、都蘭を連れています。
兄のようにふるまっていますが、本当は都蘭が大事。大好き。
危険なことだと分かっていても都蘭を助けてあげたい、という彼にはゾクゾクしました。
ちゃらんぽらんな感じですが、強い芯があります。

「センパイ」うさ吉に対して腰が低いところもナイス。
幽霊→生前の姿→幽霊 の、早着替えは凄いと思いました。

「最高だぜ都蘭! 今日が、オレの日だ!」
幽霊になっても、魂があるなら川柳で心を震わせてもいいじゃん!
恋したって、いいじゃん!
そう思わせてくれる人でした。


>うさ吉@大河元気さん
幽霊。
椿のハツカレ。谷に転落して死亡。享年19歳です。
「俺スゲェ好きな女子がいて、めちゃくちゃ両思いで…」
死んだときのことを皆に語るシーンがあるのですが、
本当に学生の恋って感じで、可愛くてしょうがなかったです。
眼がキラキラしてた。

打ちひしがれる椿の前に十八番の歌を歌いながら姿を現したとき。
椿がしがみついてしまう気持ち、分かりました。
だってすごく頼もしかったからね。

ラスト。ミハルの居ない絵日傘。
ミハルの川柳を最初に持ってきた、うさ吉の心意気にジーンとしました。


>都蘭@柴田あゆみさん
幽霊。…と見せかけて、実は幽体離脱です。
身体は行方不明。
迷子の迷子の娘っ子。あなたの身体はどこですか?

すごくかわいいです。ビジュアルも、仕草も性格も。
精神年齢がだいぶ幼い感じ。
「ワーッ!」と叫びまわる姿、「ミハル、ミハル!」と懐いてる姿も、もう愛らしくて愛らしくて。

「だから…ミハルも椿の事がす、す、す、す、好…」
幽霊たちの姿がが椿に見えてしまう仕組みを理解した時の狼狽振り。
胸が苦しくなりました。
その感情が何なのか、彼女には分からない。
そこがまたググッと来るわけです。

「ミハル、好き好き大好き!」
幸せな二人を見ていてクラクラしました。
あの瞬間は、彼にとっても彼女にとっても永遠だったんだろうなぁ。
ごちそうさまです。


>白土 夢子@尾上綾華さん
未亡人 → 幽霊。
愛する夫を失って一年。彼女に残っているものは寂しさと悲しみと多大な借金。
人生に疲れております。
不謹慎な話ですが、未亡人っぷりがえらくセクシーでした。

そんな夢子に惚れてしまった幽霊が、悦朗。
彼女の前に姿を現した悦朗を見て、
夢子は「連れて行って!」と枕もとの体温計を折り、水銀を飲んで自殺。
無事に幽霊の仲間入りを果たします。
女癖の悪い悦朗にヤキモチ妬いてプリプリする様が、可愛いです。

「和尚さん、私、そちらに居るよりも幸せです」
夢子の冥福を祈って経をあげるエッセイへの言葉。
ただ成仏することだけが幸せじゃないんですね。
まだ魂は、夢子なんですから。


>宮坂 椿@森実友紀さん
チラシの写真見た限りで、椿はめちゃめちゃ笑顔。
だから「幽霊達に振り回されるドジっ子女子」を想像してました。
そしたらなんと鬼姫だし。ホウキ持って幽霊ぶん殴るし。
むしろ「椿に振り回されるドジっ子(?)幽霊達」でした。
でも、一目ぼれした高千穂さんの前では「恋するオトメ☆」なのが面白かったです。

「こんな女にもなるわよ!」
愛する人がことごとく命を落としてしまうという、ほんとうにツイてない子です。
だから、相手が死ぬことを病的に恐れています。
ラストに見せてくれた笑顔はとてもステキ。
幸せになって欲しいですね。
相手は、あの死にそうに無い刑事さんでも、いいコンビだと思います。


>高千穂 衛@林修司さん
未亡人夢子殺害事件の捜査にやってきた刑事の一人。
雨森の部下です。いわゆるエリート刑事さん。
バスで転んだおばあさんを助けていて遅刻したのに、
上司に言い訳せず「寝坊です」と言ってしまうような良い人です。

スマートな物腰ですが、実況見分で未亡人のパートを演じてみたり、
一瞬姿を見せた女の幽霊(都蘭)に恋しちゃったりと、コミカルな部分も。
「もしかして、こっ 恋…? たはっ☆」ってな照れ方が、やたらおかしいです。

ミハルを失って悲しむ都欄。そんな都蘭を愛した高千穂。
きっと高千穂は、生前のミハルが椿にしていたように、都蘭のことをおもいやって、
彼女が笑うまでずっと側に居るのかなぁ、と思いました。


>雨森 弥太郎@並木秀介さん
未亡人夢子殺害事件の捜査にやってきた刑事の一人。
体育会系で、ハナからエッセイを疑っています。
そして、言葉遣いがあまりお上品ではない…
気が強くて、自分に対する嫌悪感を露にする女性が好みだ、という妙な人。

弥太郎って。まいくろにとってものすごい懐かしい名前なんですけど…!
と、まったく『ネムレナイト』と関係ない衝撃をまず受けてみたりする。
古畑任三郎のモノマネ、似てました。物凄い似てました。

「人間、そう簡単に死なないぜ?」
死に取り付かれた、椿の心を落ち着かせる言葉。
これは生きてる人間が言わなければならなかった。
どんなに椿を愛していても、うさ吉やミハルじゃ説得力無いですからね。
…もう、死んでるから。


>宮坂エッセイ@中神一保さん
住職です。椿の兄。
夢子に迫って、断られたから殺しちゃったんでしょ?
…って、雨森刑事に疑われた時は本当にかわいそうでした。
できるわけないんですよ彼には。
そういうことにトラウマがあるんだもん。(コレは本当に悦朗が悪いと思います)
夢子に遺書書いてもらって、無実が証明されました。本当に良かった。

「悪霊どもめ、椿の前から去れ!」
お兄ちゃんはしっかり妹を守ります。その意気です。
生きているということは、何よりも強いこと。そう思いました。



再演を繰り返されているだけはある、素敵な話だなぁと思いました。
眠れない夜にまいくろは、幽霊達の歌っていたあの歌を思い出すでしょう。

人間は眠れ、この世で眠れ。
眠れ、眠れ、ネムレナイト。
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