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年明けに、2017年の観劇について語る

あけまして、まいくろです。
本年もよろしくお願いします。

ブログの更新は早々に力尽きてましたが、
ツイッター(@maikuro9696)で生きております。
そして年も明けてから2017年のまとめをしています。
観劇初めがまだ来てないから、まだ2017年ってことでここはひとつ。

同団体2本立てはまとめ、リピート観劇は数えず
フェス系も1つとすると、2017年の観劇作品数はだいたい67作品ってところ…
フェス系をバラしてリピート観劇も含めて数えると
だいたい、延べ104回、作品を観てるみたいです。

最多リピートはロデオ★座★ヘヴン『大帝の葬送』の5回。
最初は4回のつもりでしたが
観たら辛抱たまらんくなってもう1回追加しました。
仕事行かないで全通したかった。
なんだったら毎日上演してもらって365回観たいと思ってました。

遠征は4回。
季節に1回って感じでしたね。
遠征して観た作品は6団体で延べ8回。
関西方面の最推し役者、大阪王子(野村有志さん)が
クジカンキカク、ルナティック演劇祭で東京に来てくれてたので
回数のわりにたくさん観れているという幸せ。


ツイッターでもチラッと書いときましたが、

役者・スタッフ・劇場などの条件が同じで再演したら
全力で他の人にオススメしますっていう作品は、上演時期順にあげると

・ レティクル東京座『アイドル♂怪盗 レオノワール』
・ 『ロマンシングサガ THE STAGE(いわゆる「サガステ」)』
・ ロデオ★座★ヘヴン『大帝の葬送』
・ 劇団ZTON『天狼ノ星』
・ かはづ書屋『巨獣(ベヒモス)の定理』


そして「もし再演したら」ではなく
2018年に実際に再演(役者などは変わるかもだけど)されるので
この記事を読んでいる方にまいくろがオススメする2作が

・オパンポン創造社『さようなら』
 (4月19~22日@王子小劇場) 
 ※『さようなら』myツイートまとめ※


・松澤くれはプロデュース『私の、領分』
 (10月18~21日@大泉学園ゆめりあホール) 
 ※『私の、領分』myツイートまとめ※


以上にあげた作品は、作品というか告知等スタッフワーク含め
「公演」としても良質だったので
同団体の別公演もきっと快適だろうな、と思っています。

2017年に観たものに限りませんが
役者さんの演技も良くて、脚本演出も面白くて、
「作品」としてはすごく良かったのに、
団体ツイッターの挙動とか当日のスタッフワークとかで
観る前に「うー…」となってしまった公演もいくつか有りました。
好きな役者さんが出演で楽しみなはずなのに、
ギリギリまで気持ちが上がらない…なんて公演もあったりして。


で、さっき挙げた7つが2017年ベスト7です。
順番はほとんど甲乙つけがたいレベルなので、7つを順番に並べるのはやめときます。


でも、2017年に観たものの中で、面白かったの1つ選べと言われたら
まいくろは ロデオ★座★ヘヴン『大帝の葬送』を挙げます。

昭和天皇の病状悪化から葬儀に至るまでの裏側を
一つの会議室のなかで表現する、という作品。
脚本演出は十七戦地の柳井さんでした。

ナマの人間がその瞬間につくりあげ、
それを人間が観るという舞台ならではの緊張感がたっぷりで、
私にとってちょっと遠い存在だった「あの人」が
「あの人」自身は役として登場していないのに
観劇後はぐぐっと距離が近く感じられたという、
こう言うのもアレですが
「人生の役に立つ」作品でもありました。
皇族関係のニュースやドキュメンタリーを目にする度、思い出す。

カタい告知、序盤の数秒で客席をピリッとさせ、
説明セリフにせず会話の中で自然と各々の登場人物の人間味を出し
じんわりと空気は軟化。
そこから緊急事態等で緊張感と焦燥感が増してきたところを
「シミュレーション」シーンで笑いと紙一重になるまでにぶちこわし、
そのなかで「幕」が去っていった(人力)あとの
シミュレーションであることすら忘れさせるあの一瞬。
それからの一人一人の表情。画になるラストシーン。
たまらなかったなぁ…
こういう空間に居合わせるために私は観劇してる、って思いました。

※『大帝の葬送』myツイートまとめ※



↓ 以下、他に印象深かった2017年の観劇作品についてつらつらと。






別媒体での原作ありの舞台化、な作品もいくつか観ました。

サガステは原作(ロマサガ3)に思い入れが有りすぎて、
告知時点では期待と不安が入り交じっていましたが、
情報解禁のたびにワクワクが増して、
いままで観た「いわゆる2.5次元モノ」の中で一番楽しかったです。
役者のビジュアルもだけど技や魔術も再現してて、
そこにちょいと、許せる範囲の「ハズシ」が有ったのが、
なんかスーファミ版で描けなかった部分で遊んでるようで、
「サガ」だったから有りだったというか。
(詩人やハリードの悪ふざけや雪だるまの足、
 ひらめきヘルメットでのミカエルのこわれっぷりや
 もはや「サガステブラック」ジャンルを確立した役者…等)

それとは趣が違う形の原作(小説)を舞台化した、
舞台『私を知らないで』。
上演の告知を見て、原作も買って読んでの観劇。
主人公の「心の揺れ」を暗示するような、
舞台上にずっとある天秤の演出が印象的で好きでした。
ラストのね…ガーンってなるところ。
舞台って「地の文」が極限まで視覚化されてる、というか
見たモノに観客が地の文をつける(明文化しなくても)っていうか。
この作品は心情をそれなりに言葉で吐露してくれる主人公でしたが、
彼自身が自分でも明文化できないようなところを
あの天秤が示してくれていて、そういうの絶妙で、好きでした。

さんらん『どれい狩り(安部公房)』や
guizillen『賭け(チェーホフ←改変してたけど)』は
もともと戯曲だったから
上記の原作付き舞台の範疇の外かな…この2作品も面白かった。
どちらも好き役者さんが出演、というきっかけで
初めて行った団体なのですが、
共演者にもイイ役者さんがいて、ひきこまれました。
わりと昔の戯曲、ってだけでしり込みしてた自分はおろかでした。
こんなにおもしろいとは。

2.5次元舞台とは違うのですけど、
「2.5次元舞台を観てる観客と、
 それを演じてる役者の話」を舞台作品にした
『りさ子のガチ恋 俳優沼』もかなりのインパクト。
脚本・演出の松澤くれは氏の作品がことごとく好みで、
(先述の『私を知らないで』も、くれは氏の脚本演出)
タイトルでめっちゃ炎上しそうだけど
きっとツラくて面白くて心がざわつく作品になるだろうなぁと
信じてチケット買って観にいって
案の定ツラくて怖くて心がざわつく面白い舞台でした。
チケットも気づけば完売してて、当日券も長蛇の列で、
早々とチケット買っといてよかった、
くれは氏のことを前から知ってて良かった、と思わされた一件。
終演後の感想も様々で、
ツイートやブログを巡っていろんな人の感想を見るのも
「いろんな感性があるんだな…」と実感できて、良い経験でした。

別の作品でも自分の感想をアウトプットした後に
他の方の感想を探しに行ったりしますが、
ここまで多方面に好き嫌い面白いつまらないが広がっていたのは
なかなか無かったかもなぁ…



「年1回は高めのチケット代で大劇場での芝居を観よう」
という目標の中で、私が2017年に観劇することを選んだ
佐々木蔵之介氏が主演だった『リチャード3世』もスゴかった…
大きい劇場でやり慣れてる役者さん達で、
遠目からでも視線吸引力ハンパない仕草なのにオーバーではなく、
2階席からしか見えないもの(床面・雨の中群れる民衆など)も多々。
1階席と2階席から1回ずつ観るという贅沢をして良かった作品。
小劇場の密ぅ~なカンジとはまた違う空間でした。
未亡人にささやくシーンでピンマイクで声を拾うんじゃなく
手に持つマイクを劇中に登場させちゃうセンス、好き。


数年前から観続けてる
疾駆猿『VAGUENIGMA』シリーズ、
無頼組合『騎士(ナイト)シリーズ』もだいたい観れました。
昨年、今年とベイゲニは何回か逃してしまったのだけど、
鮫崎刑事の物語が一区切りついたのを観れたのは良かったです。
騎士シリーズは
12月で完結だったので、こっちにも立ち会えて良かったなぁ…

何が上演されても面白いのがわかってる
アガリスクエンターテイメントも想像以上でした。
いつもここの団体は、想像を超えて楽しい。
同様に、何が上演されても面白いのがわかってる団体、
ポップンマッシュルームチキン野郎は、
何度も公演があったのに
私がスケジュール合わせられなくて最近ご無沙汰なのが口惜しい。

私が追って観てる団体のひとつ、十七戦地が
1年かけて状況をツイキャス等で公開しながら製作を進め
12月に上演した『ジ・アース ~2017戦地への道~』は、
いつもの「らしさ」と、さらに「新鮮さ」が感じられました。
今まで自覚できなかった柳澤さんのポテンシャルの高さを
しっかりと目の当たりにできて、自分の中で明文化できたし。
何度も観ているつもりでも、
気づけなかったことっていっぱいあるんだな…と思わされました。


鳩とグリーンピース『ブッキング×ショッピング』
これも印象深い作品。
森山光治良くん脚本・演出の『ブッキング』と
濱崎元気さん脚本・演出の『ショッピング』の同時上演で、
1回の観劇で2作品が観れるのですが、
なんともまぁ、毛色が違いすぎる2作でして…!

『ブッキング』はSNS(ツイッター等)での「他人事」感と
それに慣れた人が生きている現実での危機感・リミットの薄れ、
人に罪悪感を抱かせて誘導して食い物にするなど、
だいぶシリアスでビターな話で。
箱馬(っていうのかな?)を組み合わせて背景にするのは
想像力・感性が刺激されました。
葬儀場のシーンは葬儀場だとわかっていつつも
箱馬が墓石(=「死の重み」の暗示)にも見えたなぁ、など。

で、『ブッキング』でズーンとなってると、
次の『ショッピング』では、
北○の拳バリに荒廃した世界で
無垢な少年が放送禁止用語を日常使いしたり
早熟すぎる少女が出てきたり
少年少女だってセリフで言ってるのに
実年齢ネタを取り扱うなそ、メタい笑いが出たりするんですよ…!
(しかし『ブッキング』の不良達やってた役者さんが
 逆ベクトルの別役で登場するので、ある意味では救いです。
 私の中で「役は嫌いだけど役者さんは好き」になる)

飛び交う過激な言葉も
彼らの生きてる世界では「日常」なんだな、と思うと
観てるうちに危険度に違和感がなくなって、
あれ…これってかなり道徳的な話じゃん…! ってなるという
密な空間ならではの共感、なんとも不思議な体験。


ZTONやステージタイガー、野村さんのオパンポン創造社も
「関西に遠征してまで観にいきたい団体だな」
って、改めて思えました。

ZTON『天狼ノ星』は再演でしたが、
だいぶリライトされていて、
知っているようで知らない話になっていたり、
月の裏側から世界を動かす「彼女」の物語という点で
初演もまたこの再演の「以前」の物語なのでは、と思わせる
深みがあって面白かったです。
なにより、映像も使えるであろう劇場で、
「吊り板の後ろから光を当ててタイトルを見せる」という
派手なエンタメ作品でありながら
人力の演劇である事から離れない、その姿勢が好き。
調べたら、これ初演(2013年)も、MYベスト作品に入ってました。

ステージタイガーもオパンポン創造社もまた
土や血や汗、肉の気配がする「人の作る景色」でありながら、
人間が現実にできない
「未来を先に見て、その後に過去を体験する」が
舞台上で展開されるのと、
その熱量と切なさがガツーンとくる話で、観てて楽しく楽しくて。

舞台上に展開する言葉づかいがだいぶ暴力的で詩的にもなりますが
キコ/qui-co.(こちらは東京の団体)も上記の点で好きだし、
どの公演でも心にグッとくる景色を見せてくれる推し団体。
ファンタジックなのに現実で、言葉と地と肉で紡がれる近未来。


「人が作る景色」を土台にしつつ限界までエンタメ! なのが
レティクル東京座。
マンガの舞台化なのかなコレ!? って思っちゃうくらい
「にーてんご感」あふれる設定やキャラメイクなのに、
すごくすごく、あれやこれやが人力なのです。
印象的なのが『アイドル怪盗♂レオノワール』の変身シーン。
プリ○ュアとかセー○ームーンとかのアレ。
両側から変身者の衣装を「バリーッ」ってやるんですよ!(笑
そんで背後から変身後の人がきて、くるくるって入れ替わる(笑
これ、大まじめなんです。
でも観てるうちに熱さにどんどん引き込まれてしまって、
「ふざけてるの?」なんて気持ちは全く起きなくなる。
あぁ、こういうのも楽しい。演劇の魔法。


当日精算形式の観劇納めだった
『彼女が最期に憂えたこと』はシャーロックホームズの話。
スコットランドヤードとシティと探偵の三つ巴を軸にした
スゴく面白い作品でした。
好き役者さんが出演していて、
別の舞台で拝見していた役者さんも何名かいて、
個人的にも贅沢な作品で。
見終えた後には、
この作品が小劇場の観劇納めで良かったな…と思えました。


プレイガイドで事前精算&事前発券形式での観劇納めは
Office ENDLESS『四谷怪談』。
そして楽日の次にあったファンイベントの「バカどれ」のコンボ。
『四谷怪談』は初演から一貫して「嫌い」と言っている作品。
でもなぜ毎度観にいくかというと、
「演技をしている本命くん(竹内諒太くん)を観る」という点で
これほど手応えのある作品は無いからです。
今回は、配役や演出の変更や私の心持ちの具合もあったようで
「容疑者」についてずっと恐怖や嫌悪感はありつつも
「こいつ、ソロだとたいしたことないかも」と思えてしまった。
別にあった「ほんとうにこわいもの」が、
やっと、やっと見えたのかもしれません。

そしてバカどれはひたすら笑ったなぁ。
珍回答に至る彼らの思考が面白すぎでした。
(↑ コレは芝居ではありません、ガチの学力テストです)
本命くん、バカどれキングおめでとう…(←複雑)


ここ近年
関東本拠役者では音野暁くん、
関西本拠役者では野村有志さんを中心に追っかける自分ですので、
「面白かったもの」の中に
彼らの出演作品が多くなってしまうのは、必定というかなんというか。

それでも「言い訳してる!」と思ってほしくないんですが、
この二人が良い役者(野村さんは脚本演出家でもある)だから
私は二人を追って観劇してるわけで、
良い役者だからが良い芝居にオファーされたり
良い脚本演出家だから良い芝居をつくれるし
周りにイイカンジの方々が集まるんだと思うんです。

贔屓目が入ってるのは認めます、認めますけど…!
ほんとこの二人は観てて「スゴい」って思っちゃうんですって…!
できたら、まったく毛色の違う2作で2つの役を観てほしい。
ただ盲信してるんじゃない、ってわかってもらいたい。

野村さんは近年の東京公演(ルナティック演劇祭参加など)を
通じて東京方面でも名前が広まってきていて、
関西でもその勢いのまま突っ走ってほしいし、
東京公演も年イチくらいしてもらいたいし
東京の団体でもいっぱい客演されたらいいなーって思いながらワクワクと。

音野君は最近、
役ビジュアルが私のストライク率急上昇中なので、
引き出しの数と底がまだ見えない演技とともに、そういうところでも今後が楽しみ。
(菊地と森礼承と事務の人とトゥーソンが、めっちゃめっちゃ好み)


私の人生にとって観劇することも好き役者さんたちも、
とても大事なモノ。
でも、私は各団体や役者さん達の人生に責任とれないし、
好きな劇団も好きな役者さんも
私の人生の責任をとってくれるわけではない。
私にとって、そういう距離感なんです。

別に諦めてるとか冷めてるとか無害ファンぶってるとかじゃなく、
それを自覚した上で、全力で大好きと言いたいし、
それを自覚したうえで、使える全力を観ることに費やしたい。
そんなことを思ったのでした。



長文読んでいただき、ありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたします。


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