A.R.P 『ザ・オールドボーイズ』

こちらは4月15日(土)のソワレ観劇。

 A.R.P 『ザ・オールドボーイズ』

本命くん(竹内諒太くん)が出演ということと
雰囲気的に私好みの「小劇場系」芝居っぽかったのでチケットゲット。

脚本・演出のA・ロックマンという方の作品は今回初めて観るのですが
以前気になる役者さんが出演していて、
その作品の時「面白かった」という感想を見かけたのでわくわくしてました。
(脚本家のお名前が某芸人の別名義というのはその時に調べて知っていたが、
 その芸人さんのネタは見たことなかった)

「実在する芸人の体験談を原案」にしたそうで、
解散する・しないのすったもんだの話かなぁ…などと思っていたのです。

で、実際そういう話っちゃあそういう話だったんだけど、
稼げないのになんでそれを自分の生き方の一番上に表示してるのかとか、
面白ければ売れるってわけじゃないとか、
思考停止の理想キラキラ夢物語じゃなくて、
現実的な闇や葛藤も描かれていて見入ってしまいました。

お笑い芸人の話だけど、
「観た人を楽しませる」という意味で
役者の話でもあるなーって感じる部分もあり、
観た人と同時に演じている彼ら自身にも刺さるような話だなと思いました。


↓ 以下、ネタバレ感想と自ツイートまとめ


個人的に好きなシーンは、
芸人コンビの一人、植村が「あー疲れた」って帰ってくるのですが、
どうにもならないすべてに対しての「疲れた」と、
それとは逆の充実した「疲れた」を自然に表現していて、
それに対してのリビングの空気や妻の行動も
文字で表現できない生の舞台ならではの感触だったところ。

あと、後半のシーンで
いわゆる主人公の大友と関わってきた人たちの人生が舞台上に展開して
それを愛おしく、すこし羨ましく思うような表情で
「ピン芸人」として生きていこうとする彼が
隣にはいない相方の植村(椅子にスポットライトが当たる)に語りかけるところ。

厳密にいうとピン芸人として生きてる大友の隣には誰もいなくて、
彼が目線を向けた先に「二人で組んでいた時間」があって、
そこに生きてる大友の隣にいる植村に語ってるんです。
解散して、芸人引退してサラリーマンとして生きてる植村は舞台の別の場所にいて。
そっちの彼に語り掛けてるんじゃないのが印象的でした。

そっちの彼はむしろ大友が「胸を膨らませたい」対象ってことなんだろうな。
同時に面接で「希望は他にもあります」と言っていたリーマン植村は
その逆なんだなっていう感じ。


大友さんの子供が欲しかった彼女の
「女には、タイムリミットがあるの」とか、
森田の大学の友人のいう「おもしろい」に対する反応とか、
芝居がかってないけど現実に「ううっ」とくるような景色も多くて
ドキドキしました。

芸人のネタを一つくらいやるのかなと思ってたのですが
全く見せなかったのも
「【芸人という生き方をする男の芝居】が見せたいんだ」
って言ってるような気がして、好感持てました。


-----以下、自ツイートまとめ (※ は追記)-----


いまさら…ほんと今更気づいたんだけど、
ゼロクロでしばらく見てる怪獣使いのレイオニクスなお兄さん(レイ)、
今週末観る舞台『ザ・オールドボーイズ』に出演してるじゃないの。
なんで気づかないの私。

大空大地くんの彼もしれっと観てたし、ウルトラ俳優と無自覚に縁があるな…
(※ 『仄々明晰夢』とか『チックジョ~~』とか。
 そして両方共演してる本命くん、いつかウルトラマンに出たりしないかなぁ)

こっちは『えにし』以来の予感。
(座高円寺・2の話。座席の前後が割と狭いんですよね)

本命くんの役名は覚えやすくて助かる(あの発言するんじゃないかとドキドキする)
(※「斉藤」役だったので
 「サイトウさんだぞ」って言い出すんじゃないかとてっきり)

観てきた。休憩なし1時間50分。
上手側アイコス、下手側喫煙あり。
すごい面白かった…これの洋二郎さん超好き。
そして諒太くんも細かい感情の芝居してて良かった。観たかったヤツだった。
諒太くんがかたつむってるのはオールドボーイズだけ!(笑)

(※森田くんの得意先の人の役だったかな。クラブで飲んでるシーンで
 指で頭にツノ作ってキャバクラ嬢のおむねを狙ってて。
 私はカタツムリだと思ったのですが
 この世には「バッファローゲーム」という飲み会ゲームがあるそうで、
 どうやらそっちのようです)

「面白いものを造るチカラ」と「売れるチカラ」はやっぱり別のものなんだよな…
面白いってのは主観だ、てなことを作中で言ってる人がいたけどホントそう。
でも自分で一緒に歩くと決めたわけだから、決めるのは自分だから。
メンタルとしてはまさに例のくだりの森田くん(役名)みたいな感じだったよ私。
(※東京の単独ライブを見に来てた時の森田くんメンタル。結果的にはまっちゃったやつ)

台本を売ってるって聞いてて
「脚本にも自信があるんだなぁ」って変な目線で席についたのだけど。
たしかにいい展開だった。
台本に言葉として書き記すのは難しそうな、
役者さんのかもしだしてくるものもとても良かった。
居酒屋の会話シーンでのあの空気…ぴりぴりきたね。

作中の某シーン(※予選通過者発表シーン)まで
「あっ私たちこのふたりのコンビ名知らないじゃん!」
って気付かせないのがウマイし、面白いなあって。
あと個人的に諒太くんの過去作『ライン』(※こっちも芸人役だった)を知ってると
直接関係ないが色々感慨深い。
(※売れていって生活も変わって)服装や行動があかぬけてくのも細かい。

良かったシーンはやっぱりラスト周辺なんだけど、
そこだけ見るんだとたぶん「ふーん」なんだよね。
あの2時間で彼らの人生を垣間見たから、
あの終盤の彼らが心をぐわっと握ってくる。

当日精算の人が多かったのかなぁ…ソワレ開演が15分くらい押した。
開場は開演の30分前だったけど受付はもっと早めに開始してたのかしら? 
座・高円寺は駅から5~10分くらい歩くけど、
きれいだしロビーも広めなので、早めについてロビーの作品展見てるのも面白いよ。
(※ 作品展は公演と関係なくて
 「私の考えた椅子展」みたいのやってました。アイディア色々で面白かった)

ここ毎週テレビで見てる怪獣使いレイ役の南さん、
今日は生で見てきたけど、
2011年の映像からほとんどフケてなくて(髪の色が違ってたけど)ヒョエーッてなった。
(※作中で「見られる仕事じゃなくなったら老けた」みたいなセリフがあって
 ちょっと実感)

そういえばオールドボーイズ、劇場で配られる当日パンフ白黒印刷なんだけど、
前情報で芸人の話というのは知ってたので当パン開いて
「新田さん芸人役だからってアフロにするなんて…」って思っちゃった
(帽子かぶった写真を使ったんだろうね・笑) 

本命くんは後輩芸人役で、作中で下積み→ブレイク→レギュラー芸人って流れで、
服装もモサめから段々あか抜けて
プライベートの飲み会でも町中ではマスクで顔隠すようになっていくのが面白かった。
(バッファローのフレンズは別役)
集合写真で本命くんの隣にいる彼(※顔がお花の人)が眼前に来たとき…焦ったなぁ(笑

本命くん「僕のキャラ見つけてくれたのはセンパイです」的な言葉があって、
そのキャラ売りでブレイクしたみたいで、
算数できないキャラとか英単語書き間違えちゃうキャラとかなのかな~とか
勝手に想像してニヤニヤしてた。
(そういう人間、じゃなくそういう「キャラ」の芸人役ってのが良かった)

子役たち、顔は似てる訳じゃなかったんだけど
演出で「この子はこの青年だよ」が判明したときに
「やっぱり!」ってわかるの面白かった。
ドリフとか全員集合とか言ってる少年たち…知っていたのだろうか…(笑) 
そして洋二郎さんはまだまだ高校生役イケるのいいよね。


-----

森田よしゆき@南翔太さん

大友ひろみち@村田洋二郎さん
植村こうすけ@三枝俊博さん

白井じゅん@新田健太さん


梶谷@下出丞一さん
吉川@大田正裕さん

加賀美@酒井俊介さん
斉藤@竹内諒太くん

マネージャー@熊坂貢児さん

ちひろ(大友の彼女)@井関友香さん

杏(植村の妻)@若尾桂子さん

居酒屋店員@北ひとみさん

【子ども時代】
森田@清水在くん
大友@羽田涼凱くん
植村@大嶋光流くん
白井@松久翔くん

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森田の彼女@上田操さん

芸人(顔が花で服がオリエントの人)@ 大野誠さん

ライブスタッフ@永岡由貴さん
白井の元カノ(ストーカー被害者?)@坂本美沙都さん

森田の、大学の友人@
久具巨林さん、西村優さん、
松元千明さん、由楠さん、吉村冴加さん

【日替わりゲスト】
植村の彼女&加賀美の彼女(15日)@天木じゅんさん

【Extra】
瑛香さん、新藤みなみさん、
小薗詩歩さん、柏木美樹さん、村瀬美帆さん

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(画像は7年前に描いたものです)