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みそじん『ドアを開ければいつも』

4月15日は、
演劇ユニットみそじん
『ドアを開ければいつも』を観劇。

8(土)、9(日)、10(月)の週末と
15(土)、16(日)、17(月)の週末に
料亭「鶏由宇」の2階で上演されました。

前半と後半では一部キャストが違ったようですが、
観たかった鈴木朝代さんは両方の日程で出演。
純粋に、自分の都合がつくときを選択したら
後半キャストの初日でした(笑

いいおとなになった4姉妹が、
母親の法事のために実家に戻ってきた日のはなし。
ころころとめまぐるしく変わっていく話題や、
人の話を聞いてるようで聞いてない感じとか、
自分も仲のいい友達や
家族と話すとき、こんな感じなのかもなぁなど思いました。
女優4人、演技してる感じがしなくて、本当の姉妹のようで。
でも、会話の中にちょこちょこ伏線があったり、
今後の展開のスイッチが仕込まれてたりと、
冷静に考えると、うまいこと作り上げられた会話なんですよね。

この作品、何度も上演されてるらしくて。
季節等の時期ごとに、マイナーチェンジしてたらしい。
私が観たのは「花も実もある」桃の花が印象的に使われてた
春バージョンだったけど、
夏だったら、秋や冬だったら、どうなったのかなぁ。

会場となった鶏由宇は閉店してしまうそうで、
この作品は場所を変えて上演されるのか、それとも
この場所とともに眠りにつくのかしら。



↓ 以下、ネタバレ感想&自ツイートまとめ




基本、家族の会話で進むのですが、
その中で波のように空気が上下します。

「結婚したら幸せよ」「姉さんの価値観を押しつけないで!」とか
「お父さんの世話をすることで全部我慢してて大変そう」
「私はほんとうにお父さんと一緒にいたいの!」とか
「いつも姉さんたちは私を子供だからって遠ざけてたけど
 私だって母さんのそばにいたかった」とか、
姉妹がお互い根底に家族愛があるのは分かり合いつつも
そうだよな、家族とはいえ別個体だよな…と思わせるような
意見の食い違いや許せないこと、
大人になったがゆえに蒸し返してしまうあのときのことも。

逆に、長く一緒にいたから言葉不要で
通じ合う場面(危機の際の役割分担など)や和やかさもあり。
つくったカルボナーラを妹たちに取り分ける際に
「はい、(妹の名前)ナーラ」と盛っていって
最後に「これが、わたしナーラ」っていう
ほのぼのした空気感、好きでした。

前に女同士でバーニャカウダを食べてて、
野菜に絡めるソースがおいしくてみんなでいっぱいつけちゃって
「○○ちゃん、バーニャの追加頼んで!」って、
テンションで勝手に呼び方を作ってしまったという思い出があったので
長女さんの「わたしナーラ」の、なんかわかるものがありました
(バーニャは「ソース」の意味なので、
 結果として間違ってなかったという奇跡が後日発覚)

特に印象的だったのは、
姉妹が実家に戻ってくる序盤のシーン。
「おじゃまします」と入る子と
「ただいま」って入ってくる人がいて
それで「実家なんだからただいまでしょ?」と
話題が展開するところでした。
わたしは「おじゃまします」だなぁ…などと脳裏で思いながら。


ーーーーー以下、自分のツイートまとめ(※ は追記)ーーーーー


みそじん『ドアを開ければいつも』1時間30分。
アクションもない、奇跡も起きない。
ただ、久々に揃った姉妹の語らい。
女同士、そして家族。
彼女達から、
私が知らないはずの「家族の過去」がたちのぼってくる。
あたたかく泣けた。
前からこの子達を知ってる気分になったし、
ほんとの姉妹みたいだった。

築地の「鶏由宇」って料亭を居間として使った芝居だったんだけど、
電気の具合とかふすまの開け閉めや
板張りのかすかなキシキシ音、ラジオの音なども自然で
(でも演出としてどれも大きい役割)、
ほんとな庭から見てるみたいな気分で。
序盤の彼女の行動、後半の会話で「やっぱり」って思わせる説得力。
(※ 次女が「会いたい」でラジオを切るところ)

ロデオ『鈍色の水槽』から拝見してる鈴木朝代さん出演。
ほんとこの女優さんは「愛くるしい」という表現が似合う。
居るだけで可愛いのに芝居もうまい。
今回、24歳で末っ子というポジション。
キュンとさせたりドキッとさせたり。
姉妹の子供時代知らないのに
「あの子が大きくなって…」って思わされる謎
(※ ビール飲む姿、
 合法なのになぜかいけないことしている気になる)
(※ 後半彼女が「子ども扱いして!」って声を荒げるシーンで
 私も四女を子ども扱いしてたのでギクッとする)

生きてるだけで、ドラマですよなぁ。
人生と人生が交錯すれば大なり小なり、
なにか「波」は起きるもんだ。

今回の『ドアを開ければいつも』では、
だいたい三女に感情移入してた。
彼女の、台詞じゃないとこで泣けた。
昔を知ってるっていうのは、
いちいち説明しなくてもいいけど、同時にめんどくさい。

前説で昭和60年って言われて、
自分の年齢で考えたけどそんなにピンと来なくて。
そしたら続けて流行ったものとか
そのときに起きた事とか言われて
「そういう頃ね!」って身近になった。
(※ カーネルの人形が道頓堀に投げ込まれた頃らしい)
季節によって細かいところで違うバージョンがあるみたいで、
それも観てみたいなぁ。

みそじん、月曜までやってるんだけど、
全日完売のキャンセル待ちなのね。
いいもの観れたわぁ。

台詞は舞台上で発するものだけど、
役の人間の、いままでの人生の結実でもあるんだよなーって。
さっき観てきた芝居でいうところの
三女の「やだ…」とか
四女の飲み方とかにそういうのが特に見えて楽しかった。
(※ 知らず知らずに歌ってた鼻歌が、
 嫌ってた父が好きだった歌だった時の三女の反応)


-----私が観たのは後半週でのキャストでした-----

長女・敬子@小林さやかさん

次女・真紀子@斎藤ナツ子さん

三女・裕美@大石ともこさん

四女・千恵@鈴木朝代さん



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