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『わたしの、領分』自ツイートまとめ

4月1日は『わたしの、領分』を観劇。


去年観た『東京ドーピング2020』からちょっとハマってる
松澤くれは氏の脚本・演出作。

発達障害について、心理士の目を通して描いた作品。
2015年に
『わたしの、領分。』というタイトルで上演した作品の再演だそうです。

今回はタイトルの『。』が無くなっていて、
前のとは別の結末になっているんだそうな。
(私はそっちのは知らないので、どう違ってるのか謎)


理想論とか「天使」みたいな感じじゃなく、
みんな笑って幸せになる話ではなく。

受け入れられない親とか、世間体とか、
障害というか個性というかの線引きとか、
親子でも別個の個体だとか、親であるが故の自責の念とか、
そういう、出来たら目をそらしたい話や、
正解がない話や、
自分の立ち位置を表明するのが難しいラインの話が
そりゃもうふんだんに入っていました。

観終えてすごく重たい気持ちになりつつ、
あぁ、でも観れて良かったなぁ、と思いました。

正直、すごく性格悪い考えだなと思うけど…
演劇でこのテーマに触れることができて良かったな、
理解や自分なりの結論が出ないまま身近な現実に直面して
人情とか感情とか人間関係とかに引きずられて流されてしまう前に
「自分はどう思うか」を俯瞰できてよかったな…って。


↓ 以下、自ツイートまとめ (※ は追記)




「2面舞台で、入って右側から観る物語はこういう見方(※主観席)になります、
左側から観るとこういう視点(※客観席)になります」ってな案内来てた。
さて当日はどちらに座ろうかな。


(※ 主観席は心理士の「萩野」役の背中越しに景色を見るような位置。
 萩野さんの表情が見えないので、
 自分の感情がそのまま萩野さんに重なりやすそうな印象でした。
 ちなみに私は客観席のほうに座りました)


この団体の作品で着席して「後ろに人がいる」って状況が、なんか不思議。


(※ くれは氏の作品、いままで観てきたのが<火遊び>名義だったからか、
 劇場公演じゃなくて入場者がほぼ全員登場人物とゼロ距離で
 壁と一体化して見るような席配置だったので、小劇場楽園が新鮮でした)


『わたしの、領分』90分。
前後にある、各々の時間も感じる作品。
自閉症を扱ってるけど、知識とかそういうのの前段階の話。
楽園(劇場)の特性を生かした演劇的配置。
なのに観てるつもりが見てるになって、気づいたら立ちあっていた。
つらい。近い。
だが、まだ私には圧倒的に他人の話。そこに涙する。


言葉にならない…言いながら自分で言葉のチョイスに違和感…な現象が起きてる、
って感じがするシーンが多くて
「ふつう」の人だって、しかも自分の中ですら齟齬が起きるのに、
他人同士となったらと思うと。
言葉以外も使ってどうにか伝えようとする、彼女(人)の生きづらさ。


くれは氏の作品体験は3作めだけど、
この「ずずーん」っていうストレスフルな空間作りと
展開のリアルな重さ(思い当たる部分があるからね…)と、
その中にある「自分だけが生きづらいんじゃないんだ」っていう薄暗い希望は、
観た人じゃないと共有できないんだろうなぁ。


なんというか、そりゃすぐにチケットも完売するよねーって思った。
誰かが奇跡的に救われるとか
「これだ!」っていう言葉が出てくるわけじゃない。
登場人物達は主張するけど、作品的に共感を強いない。
でも終演後には、開演前の自分と全く違う自分がいる。
この感じ、体験することでしか味わえないもん。


4/2(日)は13:00~と17:00~。
ソワレの千秋楽は前売りチケットは売り止めしてるけど、
マチネは今見たらまだ8席あった。
下北沢「楽園」でやるのがまた、なんというか…エグいなぁ…(誉め言葉)


(※ この私たちの生きる世界は「楽園」ですよ、って印象と

 そして、本当にこの世は楽園なのかな、みたいな印象を同時に受けた)


奇しくもどれい狩りと通じる部分(と、いうかどれい狩り観て思ったこと)を
再度念押しされるような感覚に陥った。
断定を外に求める、人のサガ。
(※ 障害なんですか、正常なんですか…と心理士に決めてもらいたがる親など)


ふつう は 多数派 ってだけよね。


-----
【作・演出】松澤くれはさん

【キャスト】

萩野(心理士)@善知鳥いおさん

「はるか」@岡村いずみさん

萩野の夫@倉冨尚人さん


大井山(先輩の心理士)@江幡朋子さん
原(チーフ心理士)@宮川智司さん

川上(受付窓口担当)@早山可奈子さん
ドクター@濱田龍司さん


Aくんの母親@今駒ちひろさん
セラピスト@柴田淳さん

Bくんの母親@尾﨑菜奈さん
Bくんの父親@室田渓人さん

Cくん@坂内陽向さん
Cくんの恋人@野下真歩さん






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