カガミ想馬プロデュース『熱海殺人事件』のこと

ブログにまとめるの、めっちゃ滞ってます。
今更シリーズ。まいくろです。

わたし『熱海殺人事件』観るの好きなんですよね。
役者さんの、小細工なしのガチンコバトルって感じで、
前に観たことある役者さんでも、
絶対に、まだ観たことない姿が観れるから。
だからなるべく年1回は観ようと思ってて、ですね。

そしたら、3月、阿佐ヶ谷でやるっていうじゃないですか。
しかもキャスト見たら、
各作品にいい感じに名前知ってる役者さんがご出演で、
しかも3つのうちひとつはまだ観たことないバージョン。

こ れ は 観 る し か な い 。

17日(金)マチソワで『売春』『ロンゲ』、
19日(日)ソワレで『水野』を観劇して3編コンプリート。

知ってる役者さんの観たことなかった顔が見れたり、
いままで知らなかった役者さんからの
むき出しのパッションを浴びたり。

すごく楽しかったです。

↓ 以下、ネタバレ感想と自ツイートまとめ (※ は追記)

駅の改札出たら、商店街に入って右方向。
サンマルク、星乃過ぎて
左側に福しん・右側に松葉薬局(閉まってる)の細い道を左にはいる。
受付は開演30分前。
(※阿佐ヶ谷からアルシェまでの道のり)

汚い言葉遣いしてるときは、顔も汚くなるんだよね。
『熱海殺人事件』にはそういう言葉や行動がゴロゴロ出るし、
セリフ量もスピードも半端ないので
「いつもキレイな姿」を保ちながら演じるってのはほぼ不可能。
私は役者の美醜ないまぜの生命力を美しいと思うし
それが好きだから、この作品観るの好き。

男伝兵衛でマチソワすると色々比べちゃいそうだなと思って
売春→ロンゲ→水野って順で3作コンプしたけど、いい順番だったな。
3作とも大山のキレっぷりが各々違ってて、
みなさんほんと血管気を付けてくださいね…ってなった(笑




-----『売春捜査官』-----

カガミ想馬プロデュース『
熱海殺人事件(売春捜査官)』 1時間40分。
私にとっては4人めの女伝兵衛。
前に観た村娘とかお嬢様とか狐とかと全く印象の違う、
激しく熱く理不尽で女の美醜を抱えて生きる半仁田さん、
すごく良かった。
特に石田氏の質問に対しての目の動きに「あっ…」と、泣かされた。


芹沢さんは黒雪構想(ホームズの話)で観たんだけど、
人の話聞いてるときの、
顔色がさっと変わったり拳をぎゅっとする細かさ、
同調することが多くてドキドキした。受難なの好き。
亜佑多さんは後半にある
例のシーン(※「勘弁してください」)ね…
私が座ってる位置と逆側で言ってた、
絞り出すような声だったのにはっきり耳に残る。

石田さんは最初のインパクト強いけど
序盤は影は薄い感じ(立場上仕方ないのかも)。
二人っきりのアレ(※ピンク照明でアピール)→中盤からの熱量。
同じ(※役者)「ふたり」の組合わせなんだけど全く違う表情で。
例のシーンの演出はこの会場の規模ならではだなーって思った。
想像させる系。
『熱海殺人事件』の、小細工きかない感じが好き。

あと直井さん。
個人的に、彼の退場の顔が席位置的によく見えなかったのが悔しい。
あのシーン、
去り際のすごくいい声
(イケボとかそういう意味じゃなく)だったんだよね…
(※刺した後の気圧された悲鳴のような、
 やってやったぜの笑い声のような声)


>木村伝兵衛@半仁田みゆきさん

>石井将士(役名)@石井将士さん

>熊田留吉@亜佑多さん

>大山金太郎@芹澤良さん

>川田@直井よしたかさん
※伝兵衛の「趣味」の方面の客。



-----『熱海殺人事件 ~ザ・ロンゲスト・スプリング~』-----

カガミ想馬プロデュース
『熱海殺人事件~ザ・ロンゲスト・スプリング』1時間50分。
歩く理不尽伝兵衛のスイッチオンオフ…すごいね。
(状況が状況だけに)全員が情緒不安定に見えるんだけど、
そのぶっとびが好き。
ラストの「あっこの人ずっと変わってなかったのか」
って実感させる仕草で涙が出た。
(※雑に言うと、伝兵衛は水野と関係もちつつも
 最初から別れまでずっと
 童○メンタルの愛を秘めてたんだなという印象でした。
 お酒のラベルも「十年の孤独」だったかな…
 両想いのようでお互い片思いだった感)

満員電車で汗かいて風邪ひきそう。(座れました)
(※ ↑田舎の彼女がよかれと思ってスーツに裏地縫い付けて
 都会の満員電車で風邪をひいた、
 という熊田のセリフのパクリでした)

久保さんの長台詞すごかったなぁ。揺らぐ気がしない。
伝兵衛との、ひねくれ過ぎてて逆に直線的な力(?)関係も好き。
ラストに「そう(※ 間接キス)」なってるの、
水野は知らないままなんだろな。
なんかそれがぐわーってきた。
アイちゃんが自分の髪をさわって爪を見るところと、
絞められるところの表情にぐっときた。
(※ 髪も爪も都会に染まってるんですよね。
 でも心まで染まりきってはいないのでは…と予感させる仕草でした)
(※ 絞められ顔がなんか笑顔に見えて、
 このアイちゃんは死に安らぎを求めていたのでは、などと)

井上さんBASARA(漫画)の座木の人だ。
パッション凄すぎ。やんちゃなシーンのプッツンっぷりと
情感細やかな表情とのギャップびりびりした。
紅葉さんの、小道具であんなに変わるの…って衝撃。
感情を各方向にぶっぱなすのと
「(※ 蹴りで足が)当たってる」のに驚き。
(個人的に当たっててほしい気持ちはあった…)


『ロンゲスト~』は
伝兵衛と演出の方の関係がアレだからなのか(精一杯伏せてる)、
すごく自由な感じがした。
「マニアック&エンドレス」発言で
別の単語が脳内を占めたのは仕方ないよね(笑)
 「なんでここでアンドレ?(※ANDENDLESS)」って
思ってしまったよね。
(※ 「カガミ想馬」は石部さんの別名。
 自由に感じたのは芝居なのか、
 千秋楽だったことも関係していたのか)

あと偶然だと思うけど
石部さんの髪型がどうみても
ウルトラマンオーブの
ジャグラスジャグラー(TV版後期)に見えちゃって見えちゃって。
声がかれ気味だったみたいで、
わたしの記憶のなかと全然違う声だったのでそこでも面食らった。

そんな回数観てる方じゃないってのもあるけど、
この方も引き出しいくつ持ってるのか全然わからないね…!

端から見れば間違ってても、
当事者からしたらそれが正解って事も、この世にはあるのかもね。

>木村伝兵衛@石部雄一さん

>水野朋子@久保亜沙香さん

>熊田留吉@井上賢嗣さん

>大山金太郎@紅葉美緒さん


-----『熱海殺人事件 ~水野朋子物語~』-----

カガミ想馬プロデュース
『熱海殺人事件 ~水野朋子物語~』1時間20分。
初めて見るバージョン。面白かった。
この設定もありか…! 
(※水野が上司)
セリフは同じで発言者やシチュが違ったり、
そもそもキーのセリフが違ってるのもあり、最後まで翻弄される。
中心は一点でないとブレる、故に孤独でもあるのか…
(※ 「ここが世界の中心だ」というセリフがある)

この「水野朋子物語」で唯一名前と顔が一致してる福地さんは
作演として知ってる方だったので、演技を観るのは私はこれが初。
隅にフィットしたり、おいてけぼり喰らったりの受難っぷりや
「芝居しようよ…」と突然のメタ発言、子犬のような顔で。
アイちゃんに弁解できない悲劇、逆光の目覚めも良かった

水野役の山田さん、
仮面をつけたりはずしたりかのようなコロコロっぷり。
ラストで彼女が「次」にむけて眼鏡をかけるの、
力強くもあり切なくもあったな。
アイちゃんのトップになったる発言の際の気迫、
もう止められないってこちらに感じさせる絶望感。
絞められてる時、生きたい…って感じの迫真の表情。

伝兵衛と熊田の関係が、そう来たか…って。
熊田が伝兵衛をそう(※ あんちゃん)やって呼ぶのも、
途中で大山の独白(※「アイちゃん」)とクロスする演出で
すごく効果的だ。

このイイ男ぶってる、
表情筋がオーバーな動きする仲田さんの熊田、好きだなぁ。
(作中でブスと言われるけど顔は悪くない) 
お幸せにって、優しいけど残酷な言葉ね。

林田さんの伝兵衛、
序盤「乱れたスーツを話しながらピシッとする余裕綽々が欲しい…」
と思ったのだけど、
中盤からの展開を見るとアレで良かったのかも。
オレの発案にするくだり、すごいひどいけど一周回って清々しい(笑) 
誕生日に過ごしてる話は、
聞かれるまで一生言わないつもりだったのかしら…

水野朋子物語、そういえば途中で
熊田が母親への手紙風にみんなについて言っていたっけな。
素直にアレを信じればよかったのか。
(※ 水野と伝兵衛の上下入れ替わりについて伝兵衛は
 「女はたまにこうやってご機嫌取りをしないと」といってた)

>木村伝兵衛@林田寛之さん

>水野朋子@山田かなさん
※木村の「上司」

>熊田留吉@仲田大輔さん
※伝兵衛の異母弟(妾の子)

>大山金太郎@福地慎太郎さん

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(画像は7年前に描いたものです)