レティクル東京座 『アイドル♂怪盗レオノワール』

のんびりにもほどがありすぎました。
まいくろです。

2月25日のソワレに観たのが

レティクル東京座
『アイドル♂怪盗レオノワール』

・ 出演者が全員顔を白塗りにして演技をする
・ 本編終了後に劇団員が団体オリジナルソングを歌い踊るライブがある
・ ライブ時には客席ペンライト持込可…むしろ使用推奨
 (団員個々にイメージカラーがある)

という、2012年旗揚げの、独自色の強い劇団。
たぶん「役者が全員白塗りして上演する劇団」って言えば、
まずここしか該当するのはないのでは…
(実は関西の劇団で
 作品によって一部の役者が白塗りする団体があったりする)

劇団員の方が客演しているのを観て、
(そちらではもちろん素顔で演技してました)
ホームでのお芝居を観てみたいなってことで行ったのが
前回公演の『昴のテルミニロード』。
ビジュアルの奇抜さ、爆音響、派手な照明をつかいながらも
作品自体は「人力(人心?)で動く」感じで、熱量があり、
なにより客席を楽しませようとする工夫が凝らしてあって
面白かったので、今回公演も観劇。

今回の公演から
 L(ライト)エンタメ公演
 D(ダーク)エンタメ公演
 N(ニュートラル)エンタメ公演
という区分けを掲げることにしたそうで、
今回の作品は L(ライト)エンタメ公演。


↓ 以下、ネタバレありの雑感&自ツイートまとめ
 (作品内容というより、おもに公演についての感想)



「ファントム」の力で
イケメンで万能の「アイドル♂怪盗」に変身できる
さえない少年が主人公。
彼がひそかに恋してる、サバサバ幼なじみ女子が
主人公が変身してると知らず
その「アイドル♂怪盗」に惚れてしまって…

という、ぶっちゃけベタな骨組みの話なのですが、

「アイドル活動が、街を支配してる総裁の許可制で、
 フリーアイドル活動は処罰の対象」

「アイドル♂怪盗に変身する力はファントムと契約した一族の力で
 子が産まれた瞬間に、親から子に変身能力が受け継がれる」

「ファントムは複数存在し、各々に契約一族(=怪盗)がいる」

など、肉付けされている世界観の設定が興味深く、
キャラのネーミング(神話とか意識してる感じ)や
性格も濃い(ガチヲタだったりキャラ売りアイドルだったり)ので
 ベ タ な 感 じ が し な い 。

そこに、ミュージカルってのとはだいぶ違うテイストだけど
登場人物が歌い舞い踊りなおかつ芝居する
(爆音なのでセット壁面にセリフが字幕で出る)アクトシーンや
雑談的なシーンだけど舞台上で何ブロックか同時進行して
目が足りなくなるような場転シーンなど、
こちらを飽きさせません。

役者は全員顔を白塗りにして、美形メイクをしていますが
派手な照明や色とりどりの衣装などで
実際そんなに、顔だけ浮いて見える…という事は無くて。
そして
「そんなに力いっぱい芝居してて、よく白塗り剥がれないね!?」
って思うくらい、役者さんは情感ある演技をしているので
アニメ(漫画)と、ナマの中間というか融合というか…
「そういうものだ」と頭が受け入れてしまう。

あと、なによりRT座(略称)の面白さは
照明や音響はド派手に使うのに、
映像演出や大道具はほとんど無く、「人力」にこだわってる所。

セリフ字幕で投射することはあるのですが、
(漢字のフリガナ表記などの解説や、爆音シーン内の補助など)
今作でいうなら変身シーンや怪盗の攻撃、
ファントムの形態変化や力の行使、車などは
明かりや音、ぬいぐるみや重ね着、抱きかかえ(!)などで
「そう」見せるんですね。
最初は笑いのシーンに思わせつつも、違和感がなくなっていく。

面白かったのが変身シーン。
変身前と変身後は別の役者さんなのですが、
変身するときに役者さんの衣装がバーンと脱げて
(正確には周りにいるキャラが左右から引っ張って剥がす)
まるで「YO! SAY,○が胸をシ○キする♪」みたいな格好に。
セー○ームーンとかプリ○ュアとか
キルラ○ルとかキュー○ィハニーとかの変身シーンである
ぴらぴらキラーンしゅるるーんを表現してるんですね。
それで、くるくるってまわって変身後の役者さんと入れ替わり。
客席への目潰し閃光とかやりません。
むしろそのやりとりをあえて丸見えにしてる。
そういうのが面白いなって思いました。

あと、ヒロインが演劇ファンという設定で
作中に観劇デートのシーンがある
(しかも主人公は観劇にあまり興味が無くて
 「映画がよかった」と言う…!)のもニヤリとしてしまったり。


個人的に、作品内容が面白いというのに加えて
ファンクラブ(現状・会費無料)の人向けに
チケット先行販売があったり、
通常よりちょっと値段がお高めの最前列席は
値段に見合う追加サービスがつくのもいいなと思いました。
(ストーリー上でキャラが客席にものを渡すときに
 最前列に渡す仕組みになっている等。発売時に告知あり)

あと、カーテンコールの時にキャストが全員集合して
客席からスマホで写真が撮れる
「写真撮影タイム」があるのですが
前列、中央列、後方席、上手側、下手側…というように
キャスト全員の目線を向ける場所を細かく指定して
「前列だけが楽しいイベントの時間」にしないのも
客席おもいだなぁと感じました。


上演時間の事前告知もあったし、
劇団員の方々のネット上での告知もタイムリーだったし、
とにかく快適でした。

「公演の告知をしたときから、公演は始まっている」と
私は常々思っていて、
告知からのワクワクを維持(むしろ増大)させて
客席につくことができた公演でした。


ーーーーー以下、自分のツイートまとめ(※は追記)ーーーーー


レティクル東京座なう。ここも舞台装置撮影OKとか。
池袋ビッグツリーシアターの傾斜と
この団体はかなり相性いいと思う。
(※9月末~の次回公演もここだって! やった!)

レオノワールやばい
こんなエンタメってるのに泥臭い演劇要素入りとかやばい(泣いた)

レティクル東京座『アイドル♂怪盗レオノワール』
本編1時間45分。
ストーリーは王道エンタメってるんだけど、
白塗りと「演劇」ならではのアナログ演出、
登場キャラの個性がいい感じに刺激的。
だから全体的に観ると変化球に見えるのに、終演後はスッキリ。
全員カッコ可愛くて、安心してみてられる。

カテコの写真撮影OKタイムの前にアナウンスいれて、
電源立ち上がるの待ってくれる優しさが嬉しい。
幸運にも、
雨宮さん(レティクル観るきっかけになった役者さん)陣営が
中心になってる並びだった!

アフタートークで、登壇してないけど
三本木さん(スペードの羽鳥イッサ)が人気で、私も超同意だった。
あのナルシストめっちゃいい…
っていうか某WS公演とか某ディスグニとかで
観たことある役者さんなので、
ここで観れたのがすごく嬉しい。

白塗りでガッツリメイクなのは、
自分自身と客席に魔法をかけてるんのかねぇ。
ほんとうに顔だけ白塗り(露出が多い衣装でもそっちは素肌)。
役者さんは、その白塗りや衣装に押し負けたり甘えたりせずに
劇場型演技してるから、
やっぱりいつの間にか白塗りであることを忘れてしまう。

雨宮さんのフェイロン=ワン、
サイト見て事前にどんな役か知って行ったのにも関わらず、
予想外の演技でした。そういう系統か…という。
いろんな引き出し持ってる役者さんは観てて楽しい。
(※ 街を統轄する支配者にしてじつは34才バツイチ子持ちパパ、
 合言葉は「絶対★信愛」)

タイガーリリィ、めっちゃ可愛かったヾ(*´∀`*)ノ

今回のレティクル東京座『アイドル♂怪盗レオノワール』で
アナログなアイキャッチ演出入るんだけど
(退場も何事もなかったかのようにスタスタしていくので
 なんか笑える)
あれ見てめっちゃサガフロンティアだわー! って思った。
(※サガフロンティアというRPGは、
 ストーリーの節目にアイキャッチが入るのです)

変身演出のとつぜんのTMR化は
なんとなくプリキュアとかキルラキルを想像させた。
特撮とアニメと演劇のいいとこ取りしすぎてて
ずるい作品だったな、レオノワール(笑)

今回のRT座は、
真冬に夏が胸をシゲキするような衣装の人が3人出てきました。
魔法少女が変身する途中にリボンとかぴろぴろしてる
あの感じをお芝居でやると、ここではこうなる。
面白すぎた(*´艸`)

フェイロンはたぶん表記「飛龍」で…
奥さんが「美巳子」で子供が「美龍」で
両親から一文字ずつとってて超平和家族。
嫁と離れ離れになって彼女の代わりの人形の名前に各々「蛇」で。
確か一説によると蛇が神格化したのが龍なんだよね。
レティクル東京座は一作で終わらせるにはもったいない世界観。

ファントムたちにもまだ出てきてない数字の子がいるから、
レオノワール世界の過去話とか
未来の話とかどんどんつくってほしい( ;∀;)


ーーーーー
(スペードチーム観劇なので、そちらのみ記載)

>獅子丸カナメ@古俣晨さん

>怪盗レオノワール@吉澤清貴さん

>ファントム・ゼクス@織乃靖羅さん

>夾子・クニークルス@青海アキさん

>怪盗タイガーリリィ&虎金澤シオリ@シミズアスナさん

>ファントム・ノイン@山本沙和さん(W)

>賀狼アタル@中三川雄介さん

>怪盗ウルフズベイン@末安陸さん

>ファントム・アハト@榊原美鳳さん

>獅子丸トドメ@笹井雄吾さん(W)

>賀狼ダン@齋藤かずえさん(W)

>ワイルドボー警部@Tmyさん

>イノコ警部補@麻生晃平さん(W)
(※もう片方のチームのイノコ警部補は女の子)

>里沙・パトリケエヴナ@しんたにもも子さん(W)
(ニュースキャスター)

>マメダ@真嶋一歌さん(W)

>熊谷@山藤桃子さん(W)

>才象@佐藤辰海さん(W)

>ラッテちゃん@金渕琴音さん

>ミルヒくん@藤波想平さん(W)

>フェイロン=ワン@雨宮慎太郎さん

>エーステ@吉澤翼さん
(実はファントム・アイン。アインはIの意)

>猿渡ジョウ@楠戸康弘さん(W)
(熱血リーダー肉体派キャラ)

>相馬カラン@安部昴希さん(W)
(無口けだるげキャラ)

>羊田ミギリ@山田帖幡哉さん(W)
(小悪魔ぶりっこキャラ)

>羽鳥イッサ@三本木大輔さん(W)
(キザナルシストキャラ)

>ヤンシャ(陽蛇)@平本亜夢さん(W)
>ユエシャ(夕蛇)@立花このみさん(W)
>シンシャ(星蛇)@中内愛梨さん(W)

>美巳子@星亜沙美さん

>みりゅー@星秀美さん
(元の名前は「美龍(メイロン)」。親の離婚を機に改名)
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(画像は7年前に描いたものです)