qui-co. × BLASH『Water』

そろそろ花粉が鼻を刺激して来る時期ですね。
ひどいときは自分のくしゃみで目が覚めて眠れない事もあります。

とりあえず、まだ無事。
まいくろです。

こちらは12日のソワレ。

qui-co. × BLASH『Water』を観てきたよって話と、
自分のツイートまとめです。

三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONというバーにて、1回こっきりの上演。
「いしのまき演劇祭」で上演したものをリライトして、
さらに音楽ユニット「BLASH」生演奏(新曲含)とコラボレーションした作品。

チケットは発売して一晩で完売。

初演の脚本は読んでいきましたが、
あまり記憶に引きずられたくなくて、比較で頭がいっぱいになるのが嫌で、
つとめて忘れるようにして本番に臨みました。
だから、映像も見ませんでした。
はっきり残っていた記憶は「先生」の正体と
カンパネルラの目的、そしてザネリの可愛さ(笑

団体公式ツイッターが道案内ブログへリンク張ってくれていたので
迷うことなく会場に到着。
受付開始時間ちょい過ぎに到着したところ、すでに20人くらい並んでいました。

直前に増席+立ち見入場者ありでぎゅうぎゅうの上演。
といっても、椅子がしっかり並べられていたのと、
一人分のスペースが思いのほか広かったので、一度座ってしまえば快適♪
ワンドリンクは終演後のお楽しみにしました。

上演時間は19:30(開演ちょっとおしたかも?)~21:20 で、
休憩なし、だいたい2時間くらいのキコ版「銀河鉄道の夜」。


―主人公は、ジョバンニをいじめるひねくれっこ、ザネリ。
ジョバンニのことが好きで、
でも自分はガキ大将だからいじめなくちゃいけなくて、
ふたりっきりになれば優しくなれるかも…と、その機会をうかがうけど、
やっぱり素直になれない(笑

いじめられっこ(だけどガサツで結構強い)ジョバンニ。
貧乏で、泥棒に手をそめてしまうわ、
病気の母の為のミルクなのに飲んでしまうわの、我慢のきかない少年。
物語を紡ぐことが好きなのですが、あまり表に出しません。

そんな彼に寄り添う少女がひとりいます。
彼女の名前は「カムパネルラ」。
ですがその名は特定の人しか口にすることができません。
それは彼女の正体に関係している、切なく残酷な事実。

彼らの担任の「先生」はからかい気味に、でも優しく見守ります。
この先生も、笑顔の奥に別の感情を隠しています。

お祭りの日、村にある「アルベルベロの木」をのぼったザネリ。

ジョバンニとカムパネルラは、銀河鉄道に乗って未来の果てへ。
ザネリは、先生の助力を得て
もうひとつの「果て」に向かうことにします。

その、行きつく先は…―




段差のない席だったので、
一部の表情や行動が見えない部分もありましたが、
そこは見える部分からの想像でカバー。
ありきたりな言い方ですが…涙が止まりませんでした。
悪人がいない。

左右からBLASHのお二人が奏でる音・歌う声がぶつかり合うような位置で。
「うねり」を感じられる席でした。
初めて聞く曲なのに、
声がダイレクトに毛穴から入ってくるような体験でした。

終演後は会場を開放し、歓談タイムになっていましたが、
頭の中は「わーっ」ってなって、顔は涙でぐちゃぐちゃで、
正直、歓談どころではなかった…(笑

感情まっすぐなのに表現ひねくれてる彼らの旅を見守る体験。
もう一度観たいな、と、心から思います。

でも一度しか体験できないものだからこそ、はかなくて美しいんだろうなぁ…
繰り返しているようで毎回違う「彼ら」の営みや、
自分の人生も、それと同じなんだよなぁって。


キコ qui-co.の次回公演『Lullaby』は
5月2日(火)~4日(木)、ザムザ阿佐谷にて。






↓ 以下、自分のツイートまとめ。


-----チケット発売ごろのツイート-----

以前キコ/qui-co.作品で
「愛のあるキスで感染する致死性のウィルス」が出てくる話があったのだけど、
あの発想すごいなぁって。
キスしてくれた相手が自分のことを愛してたかどうか、これでわかるんだよ!?
 (でも愛されてたら自分は死ぬんだけど。
 それでも知りたいかも。相手にもよるが)

「この愛情があれば、他になにも要らない」
みたいな言葉ってちょいちょいあるけど、
キコ(別団体への提供作品も含むから小栗さん?)の描くその概念は、
上っ面だけじゃなく
ホントに自分の周りの人を37564にしかねない勢いのそれなので、
ぞくぞくしちゃうし、もはや清々しくピュアでいとしい。


-----1/24 「いしのまき演劇祭」版の台本を読む-----

キコ/qui-co.『Water』いしのまき版の映像と戯曲、実は公開されてて。
2月の東京版はまたアレンジされるみたいだから…と、
うっかりこんなタイミングで戯曲を読みはじめてしまったのだけど。
ザネリ、薫さんが演じてたんだよね…
そして今回も薫さんが演るんだよね…!? すごい楽しみ。

(※  こちら から戯曲読めます)

(※  こちら で映像見れます)

なんで夜中になるとやりたいことができちゃうんだろう。
明日も仕事だから10ページも読めずに泣く泣く中断。
ザネリかわいすぎる…そして先生のキャラがなんかいろいろすごい…

キコ/qui-co.『Water』台本読み終えた。
どうしよう、文字だけでこんな泣いてて、これ本番どうしよう。
ところどころ文字だけじゃ難しい感覚があるんだけど、
メインで出てくる役者さんの顔がわかってるからってのもあるのかな…
なんとなく輪郭がとれる感じ。
なんにしろこのザネリ愛しすぎる


-----そして当日-----

(※開演前はマチネの作品のアウトプットしてました)

終演後に現場が解放されててドリンク飲めてよかった…
ぼろっぼろに泣いてたので気持ち落ち着けられてよかった…

qui-co. × BLASH『Water』
恋した人と未来に向かおうとする者、
恋人との過去を遡る者。
銀河鉄道を創った、始まりの彼。
喪った者とまためぐり会うためとどまり、永遠を願った者。
誰もかれもその瞬間幸せで、だからツラいの始まり。
ライブハウスで時空を越える旅できちゃう。すごい。

会場は三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONというライブハウスで、
劇中にBLASHというユニットの歌が織り込まれる。
心象風景、星空(たゆとう魂たち)、空に放った思いとなり、
そして走ってくる列車の音を感じさせた。
歌い手と登場人物が重なる演出に( ノДT)泣

キコ/qui-co.の恋してる子たちを見ると
「私の愛情はやっぱり【保身】のための物だなぁ」
って思い知らされて、申し訳なくなる。
ひたすら「それ」だけのために生きていけない自分が、ひどくもどかしくなる。
心と態度がねじくれてても恋してる、邪悪なザネリ大好き。
(※ じぶんで「オレ邪悪だから!」って言っちゃうザネリ可愛い…)

水が無くちゃ命は生きていけないし、
汗を愛しく思うのはそこに思い出と約束とDNAがあるからだし、
天の川はミルキーウェイ。
「(過去の喜びは)そこに戻れないって思っちゃうから悲しいんであって、
過去の喜びそのものは良いこと」
みたいな話には「確かに」ってなった

カムパネルラ、脚本で読んだ時よりもザネリと拮抗してて、
どっちも応援したかったし
「先生」の「最初から負けてる」発言が生演劇では贔屓からくる呪いにすら聞こえたし、
そもそも貧乏神が彼女を特別扱い(無自覚だろうけど)したのと、
のろけたのが起点かって思ったら憎めぬ

(※カンパネルラは「もう、それしかない」から無駄な動きなく直線的で、
 ザネリは自分の手にしたいものが分からないからふらふらしてる、って印象でした)

脚本読んできちゃったから「先生」が何かってのは知ってたけど、
だからこそ彼のあの涼しい顔と声の間に、
どれだけの感情があるんだろうと思って最初から観られたの幸せだった。
ジョバンニはあの愛され方が似合うし、
粗野であるほど愛らしく見える男の人。
でもクズかった(笑

(※ 先生は過去を遡るザネリを見ている視線と、
 消える前にザネリをほめてる時が完全にパパで泣くしかなかった)

ねぇほんとキコ/qui-co.好き。
うまく言葉にできないけど泣きに行くつもりじゃないんだけど、
いつも泣いてハンカチ駄目にする。
帰り道に好きな人(似てる人でも)がいたら
ねぇねぇってうっかり触りたくなる位に他人の熱に触れたくなる(我慢してる)。
次回公演GW。

どうやらツイートするあいだ息止めてるっぽいな自分。
深呼吸したらぐわんぐわんしてるの軽減した。


-----後日もぽつぽつツイート-----

昨日のキコ/qui-co.観て
「誰かに見つけられちゃったら、恋に落ちちゃうんだなぁ」と思った。
見つけてもらえたら選んでほしくなる、
選んでもらえたら…ってきりがないね

先生から手ぇ離されると泣くマシーン状態のザネリ@薫さんが可愛すぎた。
先生も可愛すぎた。
可愛い子がくしゃくしゃになって頑張るのスゴい心打つ

あぁいう話ですすり泣く声が聞こえると、まだ世界には優しさがあるなって思える

キコ/qui-co.作品って、
好きな子のことを「ブス」って言う男子よくいるね…
文字と音は「ブス」なのに
どう見ても「あいしてる」って言ってるようにしか見えないから可愛いね。





【キャスト】

ザネリ@藤原薫さん
ジョバンニ@佐藤健士さん
カムパネルラ@東澤有香さん
先生@小栗剛さん

(村の子たちの声として、場内スタッフさんたちにも台詞あり)

【BGM・歌】 

BLASH(エリカさん・しんやさん)
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