2015年の観劇を終えて。(5~1位)

2015年マイベスト作品、5位から1位。
今年も良作そろいで幸せです。

なんか毎年書いてるみたいだけど、
Twitterのみの感想で終わらせてしまった作品の、まぁ多い事…
単純に時間に追われて書けなかったのがほとんど。

来年は観劇回数が減りそうなので、
もうすこしゆったりと感想書けるかなぁ、とか。

↓ 作品内容にふれてるので、ネタバレ注意!


<5>
十七戦地『ニホンオオカミはいなかった』

昨年あたりからドはまりしてる柳井さんのホーム団体。
今回の話はだんだんと秘密が暴かれるのではなく、
嘘を暴かれないようにする人たちの話。
好きな女性を守るためにあえて悪い男のフリをするくだりや
「手が汚れる」のダブルミーニング、
「家」とはどこに在るものかなど、
役者さんの演技や景色の見せ方も緻密で考えさせる作品した。

今回は下北沢の小劇場「楽園」の上演で、
あそこ、最前列と舞台の距離が狭くてですね。
開場から開演までの間、
舞台の上に土足で乗れるマットを敷いてくれてたのが
とてもありがたかったです。
あとから来る人の事を心配せず、最前列センターに座れる!


<4>
オパンポン創造社『オパンポン☆ナイト番外 ~感謝勘弁~』

「大巨人とスタンドバイミー」
「王様大脱走」「5mの女」「おやじの唄」という4作品の
まさかのかかわり合いっぷりに驚きでした。
1作1作でも「笑っちゃうのに涙がでてくる現象」が起きるのに
言葉の端々で「あの作品の子の事だ!」なんてわかっちゃったら
もう泣くしかないよね…!
「おやじの唄」の殿村さん(=王様)の言葉や
浅雛さんの一筋の涙などにも、心が揺さぶられました。
野村さんの、泥臭いしとぼけてるけど人間愛あふれた脚本を
そのまま客席に伝えてくれる役者陣で、とても良い公演でした。
開場までの道案内もわかりやすくて嬉しかったなぁ。

すごいなと思う理由が他にもあって。
この4作はこの公演が初出しなのではなく
「王様大脱走」は2012年がまいくろ初見(初演はもっと前)、
「大巨人と~」も今年ですが別のイベントで初見だということ。
この公演では出てきませんが、
「王様大脱走」はまた別の作品とつながりがあるんですよね。
気の長いつくりだなぁ…!

今年後半は
なかなか野村さんの作品が観にいけてなくて残念。
役者さんとしてだけでなく脚本家としても魅力ある方なので
2月の大大阪舞台博覧会で観れる新作『最後の晩餐』が楽しみ。


<3>
彩遊戯の落チ語リ『紫屋歌麿』

落語と演劇のいいとこ取り、落語型エンターテインメント。
劇場ではなく、お店などに高座をつくって見せるというスタイル。
この演目は、銭湯と居酒屋(←?)で、2回観れました。
好きすぎて、自分で書いたブログを何度も読みかえしてます。

歌麿が女の子だったっていうアレンジも納得のいく理由で。
恋心じゃない形で、女心(←女脳思考?)が描かれた
重三郎と歌麿の言い合いとか、見所満載でした。
号泣女子とその子の相手をするお姉さんを演じ分ける際の
彩子さんの一瞬…いや瞬間すら見えなかった切り替えっぷりと、
一人なのに声がかぶるように聞こえるという超現象を起こした
音野くんの二人芝居。
これはヤバかった。ほんとヤバかった。観れて良かった。

好き役者が出てるから底上げされてるのは認めます。
でも、もしもそうじゃなかったとしても、
あのレベルの演技を観れたならこの作品は5位以内に入るかと。


<2>
ロデオ★座★ヘヴン『ドリームランド』

今年の本公演は1回のみだったロデオ。
「集大成」という表現にふさわしい作品だったなぁと。
使用楽曲の歌詞が実は再現されてたり、
最小限の舞台装置なのに背景が見えるような役者さんたちの演技、
あと「愛してる」を
「愛してる」を使わず登場人物たち各々の言葉で表現してるのが好み。

前説を脚本家さんが自分の言葉でおこなったり
(これは十七戦地もそうだなぁ)
上演時間をはじめ、丁寧すぎるくらいの前告知があったのも好き。
私が観た回では開演前に機材トラブルが起きたのですが
「復旧にあと○分ほどお時間をちょうだいします」と
具体的な時間を言っていたのも印象良かったです。


<1>
アガリスクエンターテイメント『ナイゲン(全国版)』

何度も再演を繰り返されているのですが、
私が観たのはコレが初めて。
そして今回を最後にアガリスク名義ではもうやらないとか。
別団体でやるとしても、ホームでの公演が観たい!
東京本公演がちょうど色々かぶっていて1回しか行けなかったので、
にしすがも創造舎での試演会も観に行って、2回観劇を実現。
(試演会は終演後に意見交換を…なんて話だったので、
 私としては後込み案件でしたが2回観れるほうが優先事項)

脚本家さんの母校で実際に行われていた
「内容限定会議(略してナイゲン)」のお芝居。
文化祭での各クラスの出し物が、
ひとクラスだけ学校指定の別の出し物にしなければならない。
しかも今日中にそれを決めなくちゃならないので、
いま会議室にいるクラス代表たちの話し合いで…という話。

隣の席の子に恋しちゃってる男子や、
浮気発覚でクラスが危機に追いやられる男子、
ミニスカサンタの服を着るのが是が非かで決をとられる女子など
各登場人物に各々エピソードがあって生き生きとしていて、
展開もオチもわかってるのに何回も楽しめる作品でした。

早期予約(&窓口に申し出)でキャッシュバックする制度や、
過去の映像を公演告知の段階で本編まるまる公開するなど
大盤振る舞いで、そこで上げたハードルを悠々と越える内容でした。
リング形式の新宿本公演も面白かったのですが、
もう一度観られるなら廊下に響くあの声がたまらなく面白かった
試演会の会場で観たいなぁ…。
(または、観てないけど元学校だったという京都の会場で!)



…というわけで、
こんな感じでまいくろの2015年は終了。
とりあえず今年のブログ更新はこれで最後です。

本年もお世話になりました。
今年関わってくださった方、ありがとうございます。
顔をあわせたことが無くても、
ブログやツイートを読んでるよってのも、とても嬉しいです。

また来年も、みなさんが良いお芝居に出会えますように。
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