『グッド騎士ベイビー』役別雑感 1

7月は全部の土日で芝居観てますな。
もちろん今日と明日も観劇です。

夏は暑いから、サバゲーはお休み。
まいくろです。

さて、先週の三連休で観てきた中の一つ
無頼組合『グッド騎士ベイビー』の役別雑感。

初めて名前を聞いた団体で、今回の作品も
『騎士』シリーズの一つなのですが、
こりっちなどで過去公演の感想などを観るかぎり
途中参加でも大丈夫そう。

と、いうかそもそも
私がこれを観にいくきっかけになった役者さんが
この劇団初出演だし。だいじょうぶ、だいじょうぶ!
…てな感じで、シアター・ミラクルまで観に行ってました。

風吹淳平という探偵を主人公に据えたハードボイルド活劇。
上演時間はだいたい2時間。

ほんのりと過去を感じたり、
この要素が今後絡んでいくんだろうなぁ…と感じさせつつ、
基本的に1話完結の話でしたので、問題なく楽しめました。

次回公演も『騎士』シリーズで
12月11~14日に池袋シアターKASSAIであるそうなので、
設定メモ的な感じで役別雑感を残しておくことにします。

まず、風吹探偵事務所と、そこに近い面々。

↓ ネタバレ注意!



>風吹 淳平@白川 孝さん
風吹探偵事務所の主。
THE・ハードボイルド。
とりあえずハードボイルドという言葉を聞いて思いつくことは、
たいがい彼がやってくれます。

引き出しから手持ちサイズのウィスキー出してきて、
ラストの数滴を手のひらに出して舐めるのとか、
実際に目の前でやってる人、初めて見た!!!

死んだことにして潜伏している人物に対して
「最近の幽霊は足があるんだな」、
「俺はイヤだね、死んじまったら女も抱けない」とか。

巨躯の男に締め上げられても
「優しくハグされてるのかと思ったぜ」とか。

 ベ タ ! だが、それがいい。

ひねらず真っ正面から
邦画テイストのハードボイルド人生を送ってくれてます。
だから、バイクそのものが出てこなくても
乗ってる仕草を見るだけで
「私立探偵が乗ってるような車種」が目に浮かぶ仕様です。

かつては
ストリートギャング「ノマド」のリーダーだったそうです。
本職のギャングと抗争になって、
仲間を拉致られては殺されて。自分も拷問されたりして。
死んでもおかしくなかった修羅場を越えて拾った命、
困ってる人のために使おうという事で探偵になったそうです。

アクションシーンもあって、足技がきれいだなあって。
ぴゃっ、と高く、足があがるんですよね。
雨戸を蹴破る時の帽子押さえつつのハイキックが、一番好み。
あと、なるたけ銃は使わない主義っぽいところも好き。
不用意に持ち歩いてると銃刀法違反ですので。
使うときも殺すんじゃなく、相手の武器を撃ち落とす程度。

ラストの南雲との会話で出てきた、
「負けを知ってるやつだけがわかる味」っていう
言葉のチョイスにグッときました。



>鶴田 紅@小川 直美さん
舌っ足らずというか、ぽや~んとした話し方をする、
髪の毛ぼさぼさ、
パーカにロングスカート+紐長めの肩掛け鞄のメガネっ子。
探偵助手ということで、風吹の事務所に出入りしています。
「私が、風吹さんの面倒を見ているんですぅ~」って感じです(笑

鞄にはいろいろなモノが入っているようで、
彼女の機転で救われることも多々あります。
風吹曰く「風変わりな人ランキングで優勝しそう」だったかな。
それに対しての紅ちゃんの返答が
「もぉぅ~! 私はスペシャルノーマルですよ~!(ぷんすか)」
うん、紅ちゃん。
一回「スペシャル」の意味を辞書でひこうか。

でね、紅ちゃんめちゃくちゃ可愛いんですよ。
天然素材っていうか、脊髄反射っていうか。
「南雲さんは彼女をなんて呼んでるの? ゆきぴょん?」って
盛り上がるオカマの後ろで、
手でウサ耳つくってたりするぴょん…!

廃屋で火事にあったとき、
初めて持った銃で雨戸を打ち抜いたあと、
「かいかん!」と、まったく寄せる気のないモノマネ(笑
(『セーラー服と機関銃』の
 「か・い・か・ん…」をやりたかったと思われる)
これは作中に登場するツッコミ魔神に
「可愛いだろうが!」とキレ萌えされたり
真似されたりしてました(笑

天然だからなんでも素直に言えるってことで、
人質として監禁されたときも、犯人に
「こんなこともうやめて自首してください!」って言っちゃう。
激高して襲いかかってきたらどーしよう! とか考えません。
「風吹さんたちは私を助けようとがんばってる、
 だからそれが失敗しても成功しても運命を受け入れる」という
けなげかつ絶大なる信頼は、
世界の善性を信じるバカ正直っぷりと、その眩しさに
犯人が思わず直視を躊躇うほどに、キラキラしてました。

紅ちゃん、
22時には「ほら帰れ」と言われる子供扱いっぷりと、
幼い感じの話し方から
女子大生くらいの年齢だと思っていましたら、
どうやらもっと歳いってるらしい…あわわ。

風吹のことは頼りにしてるけど男性として見てるかっていうと
なんかちょっと違うみたい。
でも助けられたときのしがみつき、
コアラみたいで可愛かったなぁ…。



>藤 キリコ@大平 美由紀さん
情報屋で、風吹の師匠、オハラの娘。キセル愛用。
銃を手に入れることもできるし、
自身もスナイパーライフルで後方から援護したりできます。

片方だけつけた黒い手袋の下はどうなってるんだろう。
最初は義手かなぁ(マッドマックスの影響)と思ってたのですが、
傷か入れ墨あたりが妥当かなぁ。

彼女は風吹をなぜか「ディック」と呼んでいて、
初見では何の説明もなかったので「????」となりました(笑
どうやら英語のスラングで
「探偵」や「男」の意味があるようです。
帰国子女なんですかね、キリコさん。
ちなみにこの言葉、他にも意味があるようですが…
これは外で大声で「ディックー!」とか呼ばれたらやばいかも?

父親から雰囲気変わったなって言われて
「私ももうおばさんだもの」発言、
紅ちゃんへの「あんたをストーキングする男なんて…ホホホ」
という妙に貫禄のある笑いかたから、
少なくとも紅ちゃんより風吹のほうに近い年齢なんだなと判断。

南雲さんが大変(結婚する、という意味で)という報告を
紅ちゃんから受けて、お顔のパック中だったにも関わらず
ニューハーフパブまで駆けつけたものの…という前半のシーン。
いつ風吹が彼女の顔のパックに触れてくれるのかどきどきでした。
めっちゃ普通な顔してパックしたまま呑んでる!(笑
しかも花岡さんの「みなさん素敵ですね」に
「素敵? こいつらが?」とひとり首を傾げていたり、通常運転。

後半の取引のシーンあたりで、
北条に「あんたタチバナレンの時に私にくっついてたわよね」
みたいな、以前の話(?)から今回を通過して
シリーズの今後に続きそうな情報がでてましたね。
誰だ、タチバナレンって。



>ジョージ・オハラ@蒔任 優吾さん
伝説の探偵で、
風吹に探偵の技術をたたき込んだロマンスグレー。

死んだはずでしたが、
実は自ら死んだことにするためひと芝居をうっていたそうです。
なにか計画をあたためているようで、
その準備をするには死んでる立場にいた方が動きやすいみたい。
「いずれわかる」とのことで、
これは、次回以降への伏線ですね。

基本的のロン毛の男って好みじゃないんですが、
スーツに、深くかぶった中折れ帽、ひとつにまとめた白髪。
このビジュアル、かなり好きでした。
あと彼が醸し出す、経験値の高さバリバリのオーラと、
風吹との会話で見せた
「探偵業を続けていくことへの疲れ・厭世観」が
佇まいにハマっていたのだと思います。

情報屋キリコのお父さん。
でもなんか親子で確執がありそうです。
嫌ってるとはちょっと違うみたいだけど、ドライな関係。
「見送るのは性に合わん、俺がいく」と言って去っていく辺り、
奥さんを見送った(死なれた?)事があるのかなぁ、と想像。
この会話をしている現場は公園のようなのですが、
シャボン玉ふくらませるシブメンとか、なんかマニアックだな…
彼に限らず、タバコが出てきそうなところで
グミだったりシャボン玉だったりと一風変わった小道具。
画が単調になるのを防いだのかなぁ? 
それとも何か別の意図があったのかしら。

紅ちゃんとキリコの聞き込みシーンで出てくる、
ラーメン大好き小○さんみたいな人物と2役。
すする音がリアルで、おなかがすきます…(笑



>南雲 徹@横山 ぜうすさん
元ヤクザで、今は画家。
絵は、あまり売れてない感じ。
ヤクザ的な繋がりはまだ完全に絶った訳じゃなさそうです。
若い頃、敵側にいたのに
裏切ってストリートギャング「ノマド」側に付き、
その際のいざこざで、色盲に。
なんのかんのでその辺りから、風吹とは腐れ縁のようです。

今回の『グッド騎士ベイビー』では、
彼が結婚すると言い出したことが物語のきっかけ。
と、いってもまだプロポーズはしてないそうですが。
強面でとっつきにくそうですが、
見た感じかなり情に篤そうですよ。南雲さん。
あと、見た目より小動物。
マサコさんの「あやかっちゃった(はぁと)」のあたり、
肩をふるわせててもイイくらいの恐怖と、
解放されたときの安堵がこちらに伝わってきます。
ハンカチも常に持ち歩いてますし、
たぶんこの人、思った以上にきちんとしてる(笑
こりゃあ花岡さんとは、ちゅーもしてないかも(笑

婚約者の花岡さんとのエピソードを
彼が思い浮かべてるシーンで気づいたのですが、
口を開けるときに斜めぎみに開くの、
ガラ悪い感じを出すのにすごく効果的なのですね。
「おいおい、俺は安眠枕かぁ?」のあたりでは、
ちょっとだけ、ちょっとだけですけど
「リア充爆発しろ」って思っちゃいましたね。
だってめっちゃラブラブなんだもの…!!!

彼女を見送りながら、約束を果たすために歌う南雲さん。
初見では元歌を知らなかったので、
「あ、これが彼の子守歌なのね」って認識。
2回目以降は歌詞を覚えて検索して元歌を調べたので、
ぐいぐいきました。
それでこのタイトルだったのね…



>西園寺 静香@桑山 えりこさん
>権藤 一志@高橋 貴城さん

ベイシティ警察の刑事ペア。
暴力団関係の事件をメイン取り扱ってるのか、
南雲とは知らない仲じゃないようです。
(それとも風吹を挟んでの、個人的な知り合いなのか?)

西園寺さんは無駄に色気を振りまく系かと思いきや、
まさかの既婚(しかし旦那のシゲルは6年戻ってきてない)。
取り調べで見せるドスのきいた声から、
修羅場くぐってるんだろうなぁ~って。
あと、あの服はミニスカではなかったという衝撃。
(ホットパンツ的なものがちら見えしてました)
降格を想像して「いまさらミニスカはいて婦警なんて」って、
そのピンクのジャケットの下に着てるのは…?
も、もしや…なつかしのボディコンってやつか!?

権藤は、やたら襟の主張が激しい青いシャツにサスペンダー、
そして白のパンタロン(ラッパズボン?)という
こちらも少々古めかしい時代のイケメンファッション。
素材は悪くなさそうですが、どうにもこうにもモテないそうで。
風吹に合コンのセッティングをしてもらうかわりに
捜査情報を漏らしています。
合コンの相手がキャビンアテンダントと聞いたあとの
「えっCA? アッテンションプリーズ!(ハイタッチ)」の
意味不明なノリが好き(笑

二人が(というか西園寺さんが)やらかす
いわゆる「やりたい放題」シーンを短文で表現すると、
「だめんずウォーカー西園寺」と、
「しりとりエンドは下ネタで…」って感じでしょうか。
まさかの単語が飛び出してびっくりでした。
やたら嬉しげに言ってるのが笑えます。

彼女が、犯人を逮捕するときの「銀のブレスレットよ」も
なかなかにニマニマしちゃう、ハードボイルドセリフです。


西園寺役の桑山さんは、最初のほうに出てくる、
恋人の浮気調査を依頼した夜の蝶と二役。
安心したかったがゆえに彼の素行を調査したら、彼は結婚詐欺師。
「あんたたちも私と同じ客商売なんだから、
 客のニーズにあわせた結果をもってきなさい」的な逆ギレ発言、
それ探偵事務所でいうのか(笑

権藤役の高橋さんは、ニューハーフパブのオカマ、
「ヒデミ・ゴルゴンゾーラ」と二役。
「チーズも男も濃厚なのが好き★」と
「ごめんなさいねぇ、欲しがりなオカマで」は、
かなり初っぱなのセリフなのに、やたらインパクトがすごくて
初見でも終演後まで覚えてましたね…(笑
顔をよく見たらおひげ、ピンク色になってました。

オープニングに、某曲にのってオープニングダンス
(時々イメージシーンのような嘘予告のようなシーンもはいる)
があって、そのあと前説にでたマサコDXとヒデミさんが
少々おしゃべりをして。
それによるとオープニングダンスは無頼組合の恒例なのだとか。
音楽もずっと同じなのかな…
あの曲、なにげにカラオケでの持ち歌なので、
オカマラインダンスの画が今も離れなくて、
しばらく会社や友人との飲み会でこの曲歌えない事件勃発(笑
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(画像は7年前に描いたものです)