スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今更! 『VAGUENIGMA -1956-』役別雑感(祀木編)

『VAGUENIGMA -1956-』
「祀木刑事の捜査ファイル『心蝕』」

役別雑感です。

両方の作品に出てる人たちについてはこちら

興味を引く題材で、
人間が生き生きしてる作品は時間がたっても書けるなぁ。

疾駆猿の次回公演までに書き上げとかないと…
って次回公演いつやるんだろう!?


↓ ネタバレ注意!



>孔舎衙 兵衛(クサカ・ヒョウエ)@松本寛也さん
キャリアのエリート。現在は警視。
若手の時、祀木とともに天手力さんの下にいました。
頭たたかれて「脳細胞が死んだ」とか言ってた…
きっと生粋の頭脳派なのでしょう(笑
(対して祀木は「ありがとうございます」。体育会系だなぁ)

祀木が「天手力は絶対無実だ」って信じて
暴走気味に捜査するのを見越し、それを利用して、
警察の動きを
「蘆之鏡霊泉教」東京支部を家宅捜索する方向に操作。
敵を欺くにはまず味方から、じゃないですけどね。
絶対に無実だと祀木が信じるから、
あえて逆の目線を持つことにしてたのかと思ってました。
相反するからこそ、バランスとれたコンビになるんだろう、と。

初回では気づきませんでしたが、
孔舎衙は捜査中も祀木を目で追ってるようで、
実は祀木じゃなくて、「彼」を見てました。
ほんとだ、泳がせてる。



>天手力 主税(タヂカラ・チカラ)@須加尾由二さん
祀木&孔舎衙の元上司、今は三鷹警察署の警部補。

猟奇殺人があった日に休暇を取っていたため、
そしてもう一つの理由から、
殺人犯なのではないか、と警察の捜査対象へ。
現職警察官が殺人犯なんて不祥事、外に言えないので、
捜査は少数で秘密裏に行われています。

今回の連続猟奇殺人事件。
被害者の一部に見られる共通点は、前科。
殺されたうちの、数人の男は
3年前に少女を強姦して殺害した事件の犯人グループでした。
当時犯人たちは未成年という事で、刑事告訴されずに釈放。
その事件の捜査を担当していたのが天手力さんでした。

そして、その強姦殺人の被害者というのが
彼の幼なじみ、絹しづかの妹(路代=みっちゃん)。
人を殺しておきながら、
裁かれることなくのうのうと暮らしている犯人達に、
天手力さんは起きていた猟奇殺人事件の手口を真似て
正義の鉄槌を下していたのです。
つまり、彼は模倣犯。
殺しの手口を模倣したのは、
絹しづかに捜査の目がいかないようにしたのだと思うけど…

鏡を見ると俺ではない別の男(下上)が映る、とか、
これは緊急避難なんだとか、
正義は何かを考えることが俺を侵し酔わせる、とか。
「正義」にとりつかれてしまったというか、
突き詰めすぎてしまったというか。

外側から見ていたまいくろが思ったのは、
「絹しづかは妹が殺されたってだけでも不憫なのに
 幼なじみも殺人犯になって、しかも死んじゃった…」でした。
悲しみの連鎖を繰り返さないための、天手力さんの正義。
それは、絹しづかを救ったつもりなんだろうけど、
むしろ傷つけ、悲しませたんじゃなかろうか、と。
彼女と共に生きることが、何よりだったんじゃないかなぁ。
しづかさん、一人になっちゃったよ…?
ただ、自分は大切な人を殺されたことがないので、
実際そこに立ったとき、
どうなるのかわからないのが正直なところ。

かつて飲み屋で、祀木に語った「守りたい女」。
手の届くところにふたりも、というのは
絹代さんと路代ちゃんの姉妹ってことでいいのかな。
(字幕の年数を覚えなかったのが、ここでアダになってる)
そのうちの一人を守りきれなかった事が、
彼の正義を歪めて凝り固まらせてしまったのかな。
日和見くん視点でいうと、
罔両(もうりょう)に唆されたのかな。



>宍戸 玄海(シシド・ゲンジ)@斉藤伸明さん
戸塚警察署の警部補。
今回の連続猟奇殺人事件は、
祀木の所属する淀橋警察署管内だけでは収まりきれず、
東京の各地で行われていました。
よって、孔舎衙の声かけで近隣の警察と連携しての合同捜査。

宍戸と祀木は、旧知の仲って感じ。
以前にも何度か、
捜査中に縄張り争いでこぜりあっていそう。
ただ、祀木不在時の宍戸の口調からして、
本気で憎いとか嫌いとかそういうんじゃなさそう。
そのあたりで、彼の口から
鈴鳴編に登場する雨麓刑事の名前が出てきましたね。
彼が祀木の部下だっときの、
なんかおもしろエピソードを知ってるみたいでした。
(祀木のせいで雨麓が苦労した~的な話だと思うけど)

廻天斎のところにやってきた記者を追い払うシーン、
「毒をもって毒を制す」みたいだなって、なんとなく。
祀木との異空間リンク
「どこへ消えた!」の画も、好きだなぁ。
その直前くらいも、
完全に真っ暗で、宍戸の声しか聞こえないのに、
逃げまどう客にもみくちゃになってる図が想像できる。

瀕死の重傷を負いながらも、
「なめるな」と発砲するところに、刑事魂を感じました。
エリーに対して
「市民の安全を守るのは警察の義務」と言ってたけど、
本当にね…
相棒の穂積は違法薬物を摂取していたので、
撃たれても何度か復活しましたが、
彼は気力で身を起こし、仲間を守りました。
口に出すのも悪い事じゃないけど、実行してこそ。



>穂積 秋種(ホヅミ・アキタネ)@澤田圭佑さん
宍戸警部補の相棒、巡査部長。
実はM県出身で、「蘆之鏡霊泉教」の在家信者。
これ、打ち込んでて気づいたんですが、
ちゃんと名前の漢字の雰囲気が、
「鈴鳴編」に出てくる桑柱村の人たちと似てるんですね。
(稲とか米とか田とか耕とか、そういうニュアンスの字)

教団内で呼ばれる名前は
葦矢 形闊(アシヤ・ギョウカツ)。
警察で得た情報を教団へ流したり、
裏切り者などを排除する役を担っていました。
逃げた天手力を手分けして探そうって時に、
銃を取り出して宍戸と同じ場所からハケていったのは、
宍戸を追って、機会を狙ってたからなんだな…

4人で銃を構えて一触即発のシーン。
つばを飲む音すらすら許されないほどの緊迫感です。
自分の殺人行為を「使命」と言った天手力さんに対して
「俺だって使命なんだ!」てな感じで、
さらに強く言いきった穂積氏。
違法薬物を取り入れて痛覚を鈍らせ、
自分の身をかなぐり捨てても行わなければならない使命。
祀木編だけの初見では、
信奉者こわい…と思ってしまったのですが、
鈴鳴編を観て「蘆之鏡霊泉教」の姿を知って彼を見ると、
また別の感情が芽生えますね。

汚れ役、と教団以外の人(たしか雨麓)には言われたけども、
彼自身は自分の役割を誇りに思ってたんだろうな、と。



>後守 護(ゴモリ・マモル)@亀田侑樹さん
祀木の相棒。新人くんです。
芸能人を目の前にしてかなりミーハーな反応。
絹しづかに対しての、気取り方が…(笑

私ね、この人最有力で疑ってました。
二時間ドラマでいうと
主人公に近しい立場の人って割と内通者とか犯人だし。
北条雪子を保護して単独行動になったとき、
あぁ、雪子さん殺されちゃうよ逃げてーって思ってました。
なんかもう全部見終えて、彼が純粋にただの新人くんで
超ごめんって感じでした。
このままスクスクと成長して、
その名のように、
相棒の背中を守るような優秀な刑事になるんだろうな。



>廻天斎 流黒(カイテンサイ・リュウコク)@天野哲也さん
満州帝国帰りの奇術師。
「レディース、エンド、ジェントルマン。
 ボーイズ、エンド、ガァルズ」
って感じの、終盤の若干粘った感じが耳に残ります。

私は必死こいて作中に出てきた
「ジャノメ機関のナカバヤシ」を覚えたのですが、
パンフレット見たら名前とともに漢字も書いてありました(笑
「中囃子」って。
もう「下上」って名前付けられてる時点で、
彼はどう見ても「持ってる」側じゃないか…

連続猟奇殺人事件の一番最初は廻天斎。
模倣犯(天手力)、それに次ぐ模倣犯(穂積)が現れ、
「自分が始まりなのに」という思いに捕らわれていきます。
そして旧知の友人として現れた下上に、
「ナカバヤシ大佐は(キミを)失敗作だと言っていた」
と聞かされてアイデンティティの崩壊を起こします。
自分は失敗作ではない、
俺を見てくれ…という衝動につき動かされ、
彼は秘密裏に行っていた殺人を自らの奇術ショー内で行い、
世間の(ひいてはナカバヤシ大佐の?)注目をひこうとします。
その時の発狂笑いがけたたましく、必死で、
でもこちらに届くの音はすごく空虚な感じ。
だってナカバヤシさんがどういう人か知らないけど、
こんな事して関心ひかれるわけ、無いんじゃないかなって。
むしろ「余計なことを…」とすら思われそう。

下上が「始まりを言葉で表そうとすると迷宮に陥る」的な事を
語っているときの廻天斎さんの動き、表情、
支えを失ってさまよいまくっていて怖かったなぁ。



>福来 エリー(フクライ・エリー)@佐藤絵美里さん
廻天斎流黒の奇術の、アシスタント。
バニーガールさんです。超ハイレグ黒うさうさ!
あの時代ではかなり前衛的な衣装だったんじゃないかしら。

ある程度身の回りのことも彼女がやってるっぽいのかな。
「えへっ」って笑顔から感じるに、
彼女は奇術の才能も含めて廻天斎自身のことが
好きなんだろうなーって思いました。
でも、あの殺人奇術のことも彼の過去も、
何も知らなかったみたいで、
アレがごろんと出てきたときにマジでビビってましたね。
そうすると、本当に彼は一人だったんだなぁ。

オープニングで艘場記者を邪魔者にしてるけど、
アレを見て、
てっきり二人は知りあいなのかと思ってました。



>絹 しづか(キヌ・シヅカ)@佐藤友香さん
歌手志望なんだけど、
映像作品での演技も認められて今回の映画の主演に抜擢。

ドロドロ芸能界を生きていくために、
穏やかに話しつつも時には皮肉も交えてみたり。
口調や態度の、鎧がスゴいです。
こうまでしないと女一人では生きていけない世界なのか。
天手力に対してのみ、表情がほどけるのが印象的。
彼女は復讐なんか望んでなくて、
天手力が望むなら今の地位すら捨てて
二人で海外に行ってもいいとさえ言ってたのに…ねぇ。

本名は「静池 絹代(読みはセイケ・キヌヨだったかな?)」
彼女の母は「鈴鳴編」に出てくる、養蚕業で栄えた村の人。
(絹代、という名前に生まれ故郷の名残があるんですね)
母がその村を裏切ったので、娘の絹代も監視されていました。
妹が殺された事件は、教団とは関係ない…よね…?

彼女がぽつりぽつりと歌うシーンは、
孤独やふるさと(ここでは3人一緒にいた時のニュアンス)への
思いみたいなものを感じました。
役者さん、
『キャッチ・ザ・レインボゥ』の黒猫ちゃんだったんですね。
前回観たときの色気とはまた別の色気を感じました。



>北条 雪子(ホウジョウ・ユキコ)@船越ミユキさん
彼女も女優。
後守や百華ちゃんの態度からして、
彼女もかなり知名度の高い人のようです。

今回の主役で、共演者の絹しづかに対して
日頃から並々ならぬライバル心を持っています。
陰で、彼女の噂をないことないこと流してるそうで…
本人にも直に
「枕営業してるんじゃない?」的なことを言ってますが
なんというかネットスラングで言うところの
「自己紹介乙」。
相手への悪口は、
自分が一番言われたくないことだったりする(゚Д゚;

その辺のところで祀木に
「見た目は華やかだけど裏は醜い」的な発言をされて、
絹しづかの事を指してるもんだと思って喜んで食いついた後に
「あんたのことだよ」みたいに言われてゆがむ顔がもう…!
ごめんなさい北条雪子的に自分保つの必死なのわかってるけど、
見事なカウンターっぷりで小気味よく感じてしまいました。

前々回観たのは『深海のカンパネルラ』での
ほんのりボーイッシュな元気っ子なカンパネルラ、
前回の『幻書奇譚』では
それはもうきれいなきれいな心の副館長だったので、
今回の「女」全開になってる姿の落差(?)が観ててスゴく楽しい。

本名は「北村 幸子」だそうですが、
芸名の感じからしてサチコじゃなくてユキコって読むのかな。
というか、作中で
彼女の本名クローズアップされた記憶がないんですが…
あれっ元マネはなんて言ってたっけ。
他人行儀に距離おいてキミって呼んでた印象が強いな…
もしや今後の伏線になるのでしょうか。
逮捕されたけど死んでないよね?



>大安 康(オオヤス・ヤスシ)@竹村裕貴さん
北条雪子の元マネージャーで、絹しづかの現マネージャー。
絹しづかの身辺警護を明地探偵事務所に依頼してます。

刑事に対してのお堅い態度が、芸能関係者感バリバリ。
ほんときなくさい世界だなってのが、
彼の態度だけで伝わります。
そういう閉鎖性が、鈴鳴編のあの村と似て非なるところか。
お互いがお互いを監視してるうえに、
こっちは足の引っ張り合いもあるんだよなぁ。

この人も怪しかった(笑
いや、全員怪しかったんですけど(笑
なんかしづかさんの才能を花咲かせるためなら
何でもやりそうな必死さがスゴかったんですもの。
彼女がウソつくときの癖も把握してますよ!
…だけど、だからこそ彼はシロなんですよね。
「マネージャーが殺人犯」なんてスキャンダル、
しづかに損しか起こさないもの。

北条雪子のマネージャー時代には、
彼女と恋愛関係にあったようですが、
雪子の独占欲に辟易して別れたようです。
彼の中では清算済みのつもりですが、
雪子は「私に恥をかかせた」と、
怒り混じりの未練たらたら状態です。
もう顔見なくていい距離ならともかく、
自分を振った相手がこんな近くにいるのは私もイヤだな…

絹しづかと大安の関係は恋愛じゃなくて、
彼女の才能に惚れ込んでるだけのようです。
そのつくしっぷりが、周りから見ると勘違いされるのかも。

大安は結局、独占欲が暴走した雪子に殺されてしまいます。
(こちらへ…と、彼を促すときの雪子が
 手に何かを持ってたかどうかは未確認)



>明地 百華(アケチ・モモカ)@清水那奈子さん
明地探偵の三女で、高校生。
伸びしろいっぱい、やる気もいっぱい。
独断で絹しづかの身辺警護を請け負います。
日和見くんに協力してもらうつもりだったけど、
彼はM県へ行くこと…そこで依頼を断るのかとおもいきや
「私一人だってやれます!」
おおぅ、若い子特有の万能感…。

彼女の姿を見た大安に門前払いをくらい、
身辺警護の任に付くことはありませんでしたが、
目撃者・記録者として
のちに鈴鳴記者に情報を伝える役割になります。
あと、鈴鳴編で大活躍(?)の三毛猫ちゃんの引き取り手にも。

私は実際に観てないのですが、彼女の父親役の明地探偵は
石部雄一さんが演じているとか。
彼は何度か拝見しているので
ビジュアルとかも個人ブログ遡ったら出てきそう。
しかし彼女の 父 親 役 なんですよね…?
過去作の台本読むと飄々とした感じが格好いい役回りであり、
日和見君に対しては
「探偵助手として認めただけで、
 娘(万葉さん)との交際は認めたわけじゃないからな!」
みたいな感じで、なんか素直じゃないパパのようです。



>艘嶋 努(フナシマ・ツトム)@中條孝紀さん
新聞記者。
キャスト表を見て「ふなっしー…」と思ったのは内緒です。

「廻天斎流黒には裏がある」というタレコミ電話を受け、
彼の取材に現れます。
ほかの新聞社にすっぱ抜かれないよう、
先につばつけに来ました。
ドア越しの廻天斎へのものの言い方とか、
拒否られて唾を吐いて立ち去ったりとか、
取材のためなら法律スレスレのこともやっちゃいそうな感じ。
「またショーの後に取材に伺いますからねぇ~」とか、
文章にしたら語尾に(ゲス顔)って絶対付くよね…!

廻天斎流黒の殺人奇術ショーの被害者に選ばれてしまいます。
オープニングの奇術ショー時はわくわくした表情でしたが、
作中での奇術ショーでは舐めるような視線で廻天斎を見てました。
あれは別人の扱いなのかなぁ。

あと、彼をどう殺したのかってのが気になるところですよね。
箱に仕掛けがあれば音とかしそうなもんですし、
共犯者もいなそうだし…
ジャノメ機関ってもしかして
人工的に超能力者を創る機関だったりして!(妄想)



>久住 木兎(クズミ・ミミズク)@西澤翔さん
普段は靴磨き、実は情報屋。
祀木がよく使っていますが、
祀木専属というわけでもないようです。
でも、依頼者の情報は漏らしません。
そこはプロフェッショナル。

靴がすり切れてますねって流れで
「新しい靴を探してほしい」という祀木の声を聞いたときの
情報屋の顔に変わって
「なんでもどうぞ~」と空気が一変するのが好きでした。

自分も歌手志望だったことがあるという流れで
一曲歌うことになりますが上手くもなく下手でもなく…
い、一番コメントしづらいパターン!!(笑
祀木にはたかれて、去っていくときに歌うのが
鈴鳴編の開演直前の曲っていうのが
ちょっとリンクしてていいですね。

鈴鳴編でも、アクション担当的なところで出演。
あちらでも台詞があって、
顔がはっきり見えるのでわかりやすいです。



よし次は鈴鳴編を書きましょうか。
だいぶ時間がたってしまうけど
パンフレットと自分メモでなんとか年内には…
スポンサーサイト

Comment

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://maikuro96.blog90.fc2.com/tb.php/1089-d9ed2431

«  | HOME |  »

最近の記事


カテゴリー


リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索


プロフィール

まいくろ

Author:まいくろ
ついったー:maikuro9696
(画像は7年前に描いたものです)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。