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『空は青くて』役別雑感 2


ソラトビ、次回本公演の日程はまだ未発表のようですが、
来年1月21~26日に、
下北沢でナナシ役の濱仲太さんが客演するみたいです。


さてそんな感じで、『空は青くて』役別雑感続き。
これで全員ね。

↓ ネタバレ注意!


+第9セクタ+

>リイチ@高島桂介さん
別にセクタのリーダーではないようですね。
ですます調で喋る、キザというか慇懃無礼っぽい感じ。
彼をまるで下僕のように扱うココに対しての態度は、
「大人な対応してあげてる」とでも思ってるんだろうけど、
完全に振り回されてるパターン(笑
あぁ、でもこういう関係性は好き。

彼のバグは、異常に強い嗅覚。
ナナシのにおいをかぐとき、ナナシ自身も気にしてたけど
ちょっとくっつきすぎ(笑
リイチの嗅覚をもってしても、ナナシはほぼ無臭だそうで。
「できたてって感じ」って言ってましたね。
うん…やっぱりここの人々はとことん管理されてるっぽい。

リイチは、
自分の住民権&ココと第9セクタを守ってもらうかわりに
ほかのセクタの場所をアロド博士に教えてしまいました。
しかし、その約束は守られず。
この時の、アロド博士とリイチの表情の差が、
今回の世界観を如実に表してるなと思いました。
乾いた笑いの中「最悪ですよ」に含まれた自虐と自責の念。

濱崎さんの脚本『スモーク』にも出演されてたし、
『勝式幕孝談』にも出演。
なにげにまいくろソラトビ初体験の『マイセブン』にも出てて、
結構回数観てるんですよね。
ソラトビ団員もそうなんですが、
この高島さんも出演作のたびにキャラが同じ事はないので、
観てて楽しい役者さん。
ただ、まだソラトビでの演技しか観てない(はず…)なので、
別の脚本・演出の人のもとではどう動くのか観てみたいところ。



>ココ@梅原由華さん
ちょっと不思議ちゃん風味、
人の前髪を引っ張るのが好きな女の子。
あれが彼女の親愛の表現みたいなものなんだと思います。
毛根殺しとして、
仲間達からは恐れられているに違いない…(妄想)
でも見知らぬ人に対しては、かなり引っ込み思案です。
あ、あれ。彼女は何がバグだったんだろう。


第7セクタと友好関係にある第9セクタ。
所属人物は、役者的にいうと2人しか出てこないのですが、
そのほかにもそこそこの手練れが所属しているようです。
第9セクタが襲われて、逃げてきた2人にアラタが
「あそこにはヤマヌシやギョウも居たろ!?」って。
完全に予想外のところで予想外の名前が飛び出したので
変な声が出そうになった…
前回公演『勝式幕孝談』の、
勝先生&龍馬の役者さんの名前でした。
知らない人にはファンタジー風味の名前だよね、お二方。



+クラスタ基地など+

>カナ@佐藤彩乃さん
クラスタ幹部、階級は大尉。
最初のうちはツンケンした女の人だなぁと思ってみてたら、
お酒に酔ったらやたらかわいくなった(笑
まさかのツンデレ化に、
部下のツキデと一緒に「萌えー!」と思ったのは秘密です。

サキとは因縁があり、目の敵にしています。
カナはサキと同じDNAを持っているので、
バグの疑いがかけられたことがあるのです。
つまり双子ちゃんって事でいいのかな。
カナ大尉がカリカリしてるのは
「私はあの女と違う」って気負いなんでしょうね。
ただ、言ってることがカブってたりする(笑

酔って声が大きくなっている、という感じに見せてましたが、
カナ大尉もバグ寄り。
能力的に、サキ(聴力)の逆って感じで、
やはり姉妹なんですねぇ。
前回の「テイキケンシン」では大丈夫だったようなのですが…



>ツキデ@二川剛久さん
カナ大尉の部下で、階級は少尉。
行間を察するのは苦手なようです(笑
作中でも中学生呼ばわりされてましたが、
数ヶ月前よりさらに少年化している…
初めて観た『マイセブン』が一番年上風味だったかも(笑

個人的に好きだったのが、まじめに銃を構えてつつの
「大尉がノリツッコミを…!」
「大尉が天丼を…!!」ってヤツ。
(天丼ってのは、同ネタを重ねてやる事を指す業界用語らしい)

「自分ごと撃て」と命じたカナ大尉を撃てないツキデ。
粛正されるのを覚悟でしたが、罪には問われず。
その時に見せたキラキラの目、
こりゃ完全にカナ大尉に愛情を持ってるね(〃´∀`)
そもそも、カナ大尉の出生地を調べてたし、
彼もよくテイキケンシンで引っかからなかったなぁ。
社会的にはバグ化して「堕ちて」るのに、ふたりは幸せそう。
そんなことを思った矢先に、
後ろからケムリに撃たれてお亡くなりに。

それを見たカナ大尉も怒り、ケムリに殺意を向けますが
歯が立たず。あっけなく彼女も殺されてしまいました。
「あんたもバグやったんか。処分しといて~」
っていうケムリの言葉。
異常がある個体は処分、そうでないものは回収なのか…



>アロド博士@中山英樹さん
クラスタ基地とは別のところに居を構えていますが、
顧問としてクラスタと関わっています。
そして、セドリ達の生態を研究中。
かっる~い感じのしゃべり方が、
何考えてるのかわかんなくてナイス。
いや、あんな軽いノリで現れたら私も警戒する(笑

作中でも言われてたけど、
バグじゃなくて個性ととらえる、って話。
均一化・標準化は管理しやすいけど、
一つの不備で全滅しちゃう可能性もある諸刃の剣。
多様化は、種の保存に必要なことらしいですよ。
なんてことを考えたりしました。

あと、終盤のリイチとの対峙シーンね。
「悲しみ」を感じない、理解できないっていうのが
すごくよく表されている表情でした。
リイチのところでも書いたけど、対比されているんですね。
泣き顔の人が目の前にいるのに、
アロド博士は同情しないし、たじろがない。
「なんで君はそんな顔してるの?」とでも言いたげな顔。
ここのシーンの始まり「よく来たね」の、
時空のゆがみ(別の場所のやりとりが板上で重なる)演出、好き。

彼はアロド博士自身ではなく、アロド博士に命じられて
博士のフリをしていた別人。
命を解かれたあとの「どこへでも…」という感情の平坦さに、
少しぞっとしました。
彼は口封じとして(本物の)アロド博士に殺されることになっても
「あぁそうか」と思う程度なんだろうなぁ…



>ケムリ@黒木秀一郎さん
「掃除屋」。
人間兵器みたいなもんでしょうかねぇ。
今までにも招集されて、セドリを処分したことがあるみたい。
セドリのレジスタンス活動が目に余るようになると
呼ばれて、原因となるものを「消して」くるみたい。

今回は、近隣セクタ全てを破壊するとの命を受け、
クラスタ兵に対して高いところから呼びかけてきます。
クラスタ兵になった気分を味わいながらお話を聞きます。
入場時にスタッフさんから
「バルコニー使いますので、
 奥側(上手)が観やすくなっております」
と案内されましたが、たしかに…。
オープニングでも意味深に上から見下ろしておりました。

関西弁で終盤まで詳細は不明、笑顔でイかれてる…と、
ここ最近の私の燃えポイントを突いてくる設定(笑
黒木さんがこれまたいい表情とテンションでねぇ。
殺意向けられて、
歯ごたえある相手に出会えて大興奮してるときの
超笑顔が、めっちゃ怖いですΣ(゚ロ゚ノ)ノ

関西弁は、ケムリがこの世界でも異質な存在であるしるしと、
あとフレンドリーな印象を与えるためなのかなぁ。
第7クラスタ来訪時に
「にんげんていいな」を鼻歌で歌ってたみたい。
それが、なんとなく皮肉だなぁって思ったのでした。



>ツクリ=テ@原ゆうやさん
この世界を創った人。
チプコ劇場に引き続きの白衣姿な原さんです。
キメラに襲わせて、それをきっかけにナンパするも、失敗。
彼は、心のありようを研究して、
この世界を創ったとか創ってないとか。
「作り物の手」の意味を持たせているので、
ぶっちゃけツクリ=テが創造主なのかも疑わしい(゚Д゚;


中山さんと一緒に、第7クラスタの、
「ほかにも何人かいる」でまとめられる人々なども演じています。
なにゆえ、いつも手をつないで出てきますか二人は(笑
同性愛者かと思った(今でも思ってる)けど、
ぎゅっと握ってますが恋人繋ぎでは無かったんですよね。
もしかしてイン&ヤンみたいに、
くっついてとれないっていうビジュアル設定だったのかしら。

彼らのバグも日替わりで、
「エグザ○ルの後ろの方にいそう」とか
「気がつくと周りがみんなB型」とか、
本人要因なのかあやしいバグだなぁ…(笑

あとアレだ、愛想のないパト○ッシュ。
犬耳もふもふ、
尻尾までちゃんと付いてて、貴重なものを見た感がすごい(笑



>街の住人たち@五十里直子さん
>街の住人たち@阿部美和さん

ほかのキャストも顔を隠して
クラスタ兵になったりしていましたが、
彼女たちも縁の下の力持ち的にあちこち登場しております。

五十里さんは、ツクリ=テにナンパされる、
女子力アップに燃える今時のOLのキャラが炸裂してて好き。
街での逃亡戦で、再登場するとは思いませんでした(笑

阿部さんは、濱崎クラスタ兵さんとのやりとりがツボです。
彼が何言っても「セクハラですよ」って返すんだもん(笑
たしかに受けた側の心証によるもんだけどさぁ…(笑

二人では表現に限界がある「活気にあふれた街」のシーン、
彼女たちの反応で
「カナ大尉バグなんじゃねーの疑惑」を抱きました。





今回の脚本はアルをやった濱崎さん。
演出は、アロド博士の中山さん。
アルが筋道を作り、アロド博士が動かした。
作中の役割とリンクしてるのは意図的なものなんでしょうか。


以前濱崎さんが書いた『スモーク』は
現実にその辺の裏通りで起きてそうな話&設定で、
今回もそういう方向でくるかと思ってたのですが、
まさかのオリジナル世界観で驚きました。
こういう作品も書くのかぁ、と新鮮な気持ち。

95分間という上演時間で、
客席(こちら)の常識を破壊して
見知らぬオリジナル世界の常識をすりこませ、
構築した世界を展開、そんでもって最終的に破壊する。
物語の内容についても、作品づくりという視点からしても、
既存の観念を捨て、1から新しい世界を構築するというのは、
とても難しいことなんだなぁ、と。

もちろん、『スモーク』みたいに現実感あふれる話でも
実際の世界とのすりあわせで
設定の矛盾をなくさなくちゃならないし、
それもそれで大変なんだよな…。

今回、2回観劇したのですが、1回目が照明トラブル回でして。
点かない照明に対応して、とっさに演技を変えたりと大変だったようです。
世界観が世界観だったので、
急にセットが光りだしたりするのは演出かと思ってました…
(お詫びとして、その回を観た人は、後日の回に無料招待してました)

2回目観劇はプラン通りの照明効果で、
こんなに雰囲気変わるんだぁ、と感心しました。
明かりは出演者に色合いを付けるけど、それ自身も出演者なのね、と。

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