7contents『next BLUE』観てきた!(21日追記完了)

今日は一日、池袋。まいくろです。



本日観劇しているのは

7contents 11回公演
『next BLUE』。

前回と同じく、
中村嘉宏くんが出演ということで情報ゲット。

今回、彼はWキャストで本日出演は夜公演なのですが、
もう一方のチームに、
前回公演『simple winds』で気になった、
カマイタチ長兄の方が出演ときたもので、
仕事も休みだったし、昼も観ちゃいました(笑

どうやら、再演の再演のようで。
観てみて、
「たしかにこれは再演希望出るのわかる」って思いました。
なんせ設定が好み。
一回で各々のキャラの関係性もわかりやすいし、
舞台作品らしい演出を使うし。

前回公演で観ていたり、
別のお芝居で観たことあった人もいたりで、
「へぇ、前回の○○だった人、こういう演技もするんだ!」
っていう驚きを感じるのがとても楽しい。
あと、作中初見の人にもね…はい、いろいろと感じられるのですよ。

クライマックスの音楽が、
別の舞台でかなり印象的に使われていたもので、
(ボーカルが違う人だったけどメロディ同じ)
目の前で起きてることに感動しつつ、
心のはしっこで動揺するという状態になるという事件もあり(笑

役の名前なら、ネタバレにはならないかな…?
特に好きだったのはリュウさま、ピンフ、タンヤオ、あとトンナン。

ラストシーンは、そうしたのかーって感心しました。


20日まで、
池袋シアターグリーンの真ん中、BASE THEATERにて。


というわけで、21日にネタバレ有で追記。


↓ ネタバレ注意!



20年前、兵士トンナンに拾われた女の赤ちゃん。
トンナンは仲間たちの反対をよそに、
この赤ちゃんを基地で育てようとします。
付けられた名前は、トイトイ。
タイミングよく戦争が相手の完全降伏で終結し、
トイトイはすくすく育ちます。

この国には徴兵制があり、
20歳になったら、
男女問わず2年間、訓練兵として過ごさねばなりません。

20歳になった訓練兵トイトイの前に、
奇妙な男が現れます。
トイトイ以外には姿が見えない、リュウという男。
彼は、自らを神と名乗り、
20年前に自分が下界に干渉して終戦させてしまったことで、
早死にするはずだった
トイトイの寿命が延びてしまった、
だから、神の身である自分が見えるのだ…と語ります。

延びたとはいえ、肺を病んでいるトイトイ。
残された寿命は1年足らずです。
そんなトイトイに、リュウは告げます。

「トイトイ…お前は、神になれ」

同期たちと過ごす、大変だけどキラキラな青春の時間。
青さの残るトイトイを
本当の両親に負けないくらいの愛情で育ててくれた大人たち。
彼女が見たものは、どこまでも青く続く空と海。



…と、自分なりのあらすじはこんな感じで。
どシリアス戦争ものかと思いきや、
ファンタジー要素も入っていてとっつきやすかったです。

海チーム、空チームの順に観劇。
シングルキャスト9役、
Wキャスト9役で、登場人物は18人。
(数名の役者さんは、影の中で、
 名前のないキャラを演じたりもしてましたが)

しかも、市川好美さん&麻美さん(←双子!)は
別役で両チームに出演していました。
空チームでは
二人で一対な感じの立ち位置のキャラでしたので、
似た顔で、色違いの似た衣装っていうのがより効果的。
声が揃っちゃったり、
ジャンケンがあいこ続きでキャッキャするのも説得力あります。
(このくだりは、空と海チームでちょっと違ってたなぁ)

ちなみに、先に観たほうの海チームで、
彼女たちが演じた二人には血縁関係など無くて、
しかもその二人が会話しているシーンがあったのですが
双子の役者さんだとは気づきませんでした(笑


今作のお目当てさんは、海&空でちょうどWキャスト。
最初に観た海チームのトンナン(金子慎吾さん)は、
短髪…というかボウズ寄りの髪型で、
背筋を伸ばして相手をまっすぐ見る姿勢から
「手本となる人間になろうと努力している、
 厳しさと真面目の奥に優しさがある父親」を感じました。

夜公演で観た空チームのトンナン(中村嘉宏くん)は
時折見せる少年のような口調としぐさ、
腰を落として相手と会話したりするあたりで
「友達のように親しみやすさで
 家族を笑顔にしようとする父ちゃん」という感じでした。

冒頭、彼が赤ちゃんを抱いてるシーン。
赤ちゃんは、人形を使わず、目線と腕の形で表現してました。
そのあと、リュウさまも彼女をだっこするシーンがありまして。
彼の、赤ちゃんを抱きつつ、力を使うために
指パッチンするときの体重移動がリアルでした。
人形にしなかったのは、
赤ちゃんを高く投げるシーンがあるからかなぁ…?


そうそうリュウさま。
なんか「様」付けしなくちゃいけない感じになるキャラ。
死者の魂を管理したり、
下界に干渉せず見守る存在のようですが、
「だって○○なんだもん☆」的なノリで戦争を止めちゃったり
人間を瞬間移動させたり、
下界に降りてきて人間に乗り移ったりしています。
リュウさまにつき従っている補佐役の女子、
リーパイ&シーパイが、例の「二人で一対」系のキャラ。

リュウさまたちに乗り移られた登場人物は、
リュウさま風の動きや口調になるわけですが、
これがことごとくみんな鮮やかに変化するんですよ!
直接乗り移られた表現が無くても(まぁ光るけどね)、
「あ、いまこの人の中にリュウさまいる」ってわかるんです。
チー姉さん&レンなんて、
一度乗り移られた後さらに立場逆転もします。興奮!
こういう演出は舞台ならではって感じで大好き。

トンナンが乗り移られて登場するとき、
退場していったリュウ様役の俳優さんと
同じ顔して出てくるので、
感心すると同時にめちゃくちゃ笑えました。
特に空トンナン氏に関しては、
お芝居でこういうコミカルな表情なかなか観たことなかったので
レアだ! やってくれたな! とウキッとしました。

この話の神様システムも、けっこう好きです。
任期はおよそ400年で、
先代が認定した人間が死んだら神様になるんだけど、
特定の条件を満たして死なないと
神様の上司(オオガミ様)の審議に引っかかってしまい、
神様になれないんですって。
人を殺してしまってたらダメ、自殺はダメ、
戦争も自殺に含まれるから戦争で死ぬのもダメ、
神にふさわしく慈愛の心を持っていなくちゃダメ、など。

神を勤めあげると、人間として生まれ変われるそうで。
ココからは想像ですが、
生まれ変わりサイクルは小さい生き物から順繰り順繰りで、
段々大きくなる…などで、
人間から直で人間へ生まれ変われるのは基本的にできなくて、
神様を勤めた人にのみ贈られるレアケースなんだろうな。

リュウさまは自由に暴れ回ってるように見えますが、
他の人には見えない設定があるので、
動きに関してとてもタイミングがシビアな場面もあったり。
一歩間違うとラリアットくらう気配なところもあるのです。
おちゃらけつつも、
トイトイの夢に登場している時や
ダンス前のイメージシーンなどでは、
(↑この団体はこのシーンをなんと呼んでるんだろうか…)
善とも悪ともつかない表情をしています。
後半、トイトイに肩入れしすぎな印象を受けるのですが、
まぁトイトイこれから400年神様やるんだし、
彼女にとっては前借り、
彼にとっては閉店大サービスみたいなものかな、と。

リュウ様役の役者さんは、關根史明さんという方で
「護送撃団方式」という団体の主宰さんだそうです。
演技に惹かれるモノがあったので、
次の公演観に行ってみようかなと。
(来年の1月28日~2月1日だそうです)
そんで調べたら次の公演の脚本、
山田ジャパンの人だっていうんだから驚き。
能龍さん、だいぶ前に好き劇団の公演に客演されてたよ!!


あと、この団体の前回公演で気になってた役者さんがいて、
空チームのトイトイ、植田ぴょん吉さん(女性です)。
前回観たときは「あかなめ」だったんです。
そのときの演技が、かなり印象的で。
今回はモヒカンヘアで、
出演されない方の上演回では受付にいらしてて、
喋るまで女性だって気づきませんでした。
もちろん当日配布リーフレットの彼女も
ずっと少年だと思ってました(笑

2回目観劇で彼女のトイトイで良かったな、と思いました。
いやね、もう一人の人が悪いとかじゃなく、
トイトイの運命を知った上で、
お目当て役者さんで見れたのが、良かった。
実はトイトイというキャラの第一印象、
私…あまり良くないんです。
後半になればその気持ちは緩和されるんですけど、
なんというか、自分を省みなさすぎなところが気になって、
思考が時々ついてけなくなっちゃったんです。
ただそれは、
私と20歳のトイトイとの年齢差というのも確実にあるし、
彼女のその性格は、逆に言えば、
自分を省みず仲間のために尽力するという長所でもあるわけで。

トイトイは父ちゃん(トンナン)が大好きで、
演説してるときも、誇らしそうに笑顔全開で見つめています。
海でおぼれて意識を失っても、
覚醒していの一番に心配するのは同期の仲間たちのこと。
二回観てやっとこさ、トイトイと素直に向き合えました。
こういうことって結構あるのです。
もしかしたら空と海を逆の順番で観てたら
ちょっと心残りがあったかもなぁ…
(そういう意味で、海アンコさんもう一回観ときたかった)


今回で「おっ」っと思ったのがピンフ役の泰之さん。
頭のねじが数本抜けちゃってるようなキャラで、
言葉も不明瞭なのですが、
言わんとしてることはだいたいこっちに伝わる不思議。
彼も途中でリュウさまに乗り移られるのですが、
その際の変わり身がスゴい。
あと、キャラの性質がこんな感じだったから
余計そう思えたのかもしれませんが、
「役としての時間軸で常に行動していて、
 他者と交わるタイミングがわざとらしくない」というのを
強く感じました。
舞台上で生きてる、ってのがよくわかる。


ラストシーンがね、またみんなと再会できるっていう景色で。

トイトイは「こっち来んなって言ったろー!」と怒りながらも、
笑顔で泣き顔で、くしゃくしゃ。
ぽろりとさせられましたね。

チラシに掲載されている言葉にも、
「見下ろす空」と書かれていて、
そういうことだったんか、と。
観終えた後に読み直すとぶわっとします。



次回公演は来年の2月26日~3月1日だそうで。
来年の手帳も買ったことだし、書いておきましょうかね。
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