『ジーザス・クライスト・レディオ・スター』雑感 2

『ジーザス・クライスト・レディオ・スター』
役別雑感の後半。

オーラの泉、ヤッホー、社長、ネッシー、八代、弟くん、どっちだよ。
そして交通情報の人と、少年、少女。


↓ ネタバレ注意!



>美和明 博(オーラの泉)@三上俊さん
[2007&2008:川口 博史(洞窟くん)@市川雅之さん]
特番の企画で、
「生でジーザスに悩み相談ができる権利」が当選した一般人。
当日パンフだと「美和 明博」なんですけど、
セリフでは「みわあき」って言ってたような気がするので。

最初のあだ名「脳内くん」は、
以前のメンバーバージョンの時も言ってたはず。
テトペッテン○ン、テ○ペッテンソン、
テト○ッテンソンタントン♪ 
…は、しばらく頭にこびりつきますねぇ。

友人から彼のキャスティングを聞いて、
えっ、そりゃ動いてるの観たいかも、と思ったものです。

西田脚本やスタジオライフ以外のところでも、
何度か彼を観ているのですが、こういう役は初めてかも。
なによりガニマタが新鮮すぎでした(笑
八代さんにすがりつく(顔近い!)所とか、
「とんだ米騒動だ」「間の悪い世界へようこそ」とか、
黒い部分のチラ見え含めて、面白かったなぁ。

しかしあの見た目で38歳設定ってのが衝撃でした。



>児玉 清志(ヤッホー)@小谷嘉一さん
[2007&2008:名前同じ@塚本拓弥さん]

アテックスの社長直々に依頼されて、
今回の特番に出演することになった占い師。
噂によると、
彼の占いの結果はいつも大はずれなんだとか。
その占い結果の逆の行動を行うことで、
アテックスは大成功をおさめ、大企業になったそうです。

今回見ていて一番楽しかった人。
キャラクターとしてヤッホーが好きってのもあるのですが、
私が知ってる彼は戦国BASARAの毛利元就とか、
『知りがたき~』の彼とか、
気を張った演技というかシュッとしたのがほとんどで
だからこういうヌケヌケした腰の低い感じがとても新鮮。
あと前髪のくるんとしてるところ(笑

ブース内見学の自由すぎる行動とか、
音楽がかかったとたんに「一夜の宴」に興するところとか、
少年に問いつめられてのコワレかたも、
なんかメルヘンで大ウケしました。



>しゃちょう(社長)@宮下雄也さん
[2007&2008:桑原 義男@北野恒安さん]
突如現れる、堂々とした不審な男。
はたして彼は、今日見学に来るという、
番組スポンサー「アテックス」の社長なのか…?

怪しい音楽&照明(登場人物も反応してる・笑)とともに
一瞬で登場してキメ顔をする彼。
喋り方がなんともうさんくさい。「どったの?」とか、
「ゴミの分別(ぶんべつ)ね、
 オトナの分別(ふんべつ)よ?」とか。
ところどころ、以前のキャストに似せてるのかな? と
思う言いまわしなどもありましたが、
正体がわかると、あぁそういうこと! って(笑

2回目観劇時は、正体を知った上で聞いてる状態なので
彼はなにもウソついてないし
なにも隠していないのがわかります(笑

ぼん? ぼん…ぼぼ、ぼん? からの
「スタンドバイミー」の歌詞や、
少年への最後のセリフなど、自由演技が多かったのかな。
特に少年へのセリフは、
そのあとの交通情報の時に出てきたジーザス西田に
「なんだよあれは!」って昼夜ツッコまれてました。

千秋楽のカーテンコールで、
リブート版で彼の名前が変わった件にふれてましたね。
演技が中国人っぽいから、と。
そう、彼は中国から出稼ぎにきた シャ チョウ さん。
詳しい経緯は日替わりのようです。
だから彼は身分を詐称してたのじゃなく、
名前呼ばれて普通に返事してただけ(笑

本物の社長が去った後、
サンコンの発言に反応しての再登場は、
サンコンのアドリブツッコミも含めて楽しかったなぁ。
「一夜の宴」シーンでも歌いながら登場したけど、
あれって扉の外で聞き耳立ててたんじゃないか?(笑


>海老根 四郎(ネッシー)@村田洋二郎さん
[2007&2008:名前同じ@三角大さん]
六本木のホストクラブにつとめる男。
(ナンバーワン、と言ってた気もするな…)
「ポンギのモンスターハンター」らしいです。
お客で来る女の子が支払い滞ってて、
彼女を問いつめたら「ジーザスに貸したからお金がない」と。
それならジーザスから直に取り立ててやるぜって事で、
スタジオに来たようです。

出てきた瞬間のビジュアルを見たら、
だいぶ前の『堕天』の洋二郎さんがフラッシュバックして、
「あるまじろー再び!」と思ってしまいました。
途中落ち込んでる時とか、丸くなってて完全にアルm(以下略
夜公演は、腕のタトゥーがだいぶ薄くなってて、
だいぶ汗かくんだなぁ…と。

雰囲気悪いよ、誰のせい? みたいなくだりの時、
アンタだよアンタだよって指さしてる方々が、
本人に見られそうになってのごまかし方が…(笑
彼に大きな声を出されて、
プラスワンが一瞬で正座するのがむちゃくちゃ好き。

オーラの泉を力づくで納得させた後、
ソファーのところでちゃんと和解してました。
2人の細かい演技もばっちり確認。
出てきたときの怖さはハンパなかったけど、
話してみれば、話の分かる人です。

昼公演は「15時までに帰らないと」で、
夜公演は「20時までに帰らないと」だったかな。
ちゃんと公演時間にあわせてセリフ変わってました。



>八代あきら(八代・おじさん)@佐久間祐人さん
オリジナル・リブート共に、名前も役者も同じ。
私は観たことないのですが、八代あきらは、
かつて良子さんプロデュース作品の
「icecream happy」公演にも登場したことがあるそうです。

は~やぶ~さ跳べません♪ という歌い出しの
八代あきらの曲「窓際の二重跳び」。
彼のCDが詰まっちゃったところからの、
特番オープニングでの「窓際~」2連発事件は、
以前のバージョンとまったく同じ。
今回の初見(昼公演)から笑いをこらえるのに必死でした。

千秋楽のカーテンコールで
役のシャッフルしてみたいとか言ってたけど、
もしも、この役シャッフルされるとしたら、
誰になるんでしょうね…?(笑



>ジーザス&吉田 健康(弟くん・ニセ)@石黒圭一郎さん
[2007&2008:名前同じ@川畑博稔さん]

伝説のラジオパーソナリティ、ジーザス吉田と、
その弟で大学院生の内気な健康くんの二役。

今回のメンツで一番気になってたのが、
石黒さんの配役。ここかー! って感じです。
たしかに演技のふり幅大きい役者さんだし、納得だ。
そんなに姿形を変えてないのに、
別人を演じ分けちゃうのは流石です。

弟くんのときは、ほとんど喋れなくて、
最初はみんなに羽交い締めにされて、
マイク前に引きずられてやっと一声発せる感じ。
でも、緊急事態ということで
少しずつ自分の力で対応できるようになります。
弟くんの私服も革ジャンなのは、
兄に対するあこがれみたいのがあるんでしょかねぇ。

八代さんの名前を聞かずにブースに入っちゃって、
ジェスチャーでプラスワンが教えてるのに当てられず、
最終的にちゃんと言えたのに勢いでひっぱたかれて
「なんで!?」みたいになってるのが、
謝ってるプラスワンを含めて笑えました。
たしかにテンポよかったんだよね、あの連続まちがい。
不遇だなぁと思いつつ、なんか絵面がかわいくて。

ジーザス吉田のときは、
堂々としててオレ様で、自分の道を貫いてる感じ。
基本的にギャグは寒いのがお愛嬌(笑
11人の男達が必死になって
やっとこさ自殺を思いとどまらせたのに
ジーザスは「死ぬな!」の一言で相手を説得できちゃう。
やはりジーザスって、
伝説のパーソナリティなんだなーっていう画、好きです。
彼を伝説であり続けさせるために、
「仕事」をする、男たちの姿も含めて。



>森永 明治(どっちだよ・ブルボン)@平山佳延さん
[2007&2008:名前同じ@村田洋二郎さん]
名前は同じですが、2007年&2008年のどっちだよくんとは、
今回のどっちだよくんは設定がかなり違います。
政治・宗教色は全く無しで、ただの元・ギャル男。
若者言葉がおじさんたちにはわからなくて、
そこに現れた救世主…って感じでした。

今回のどっちだよくんは、
軍国主義の祖父に厳しく育てられて、
政治宗教に迷うところ無しの右フェチで、
バイト歴7年で稼いだお金は全部アイドルにつぎ込んだという
見た目からして鳥肌実リスペクターの人。
なんというかどの角度から見ても
「アブナい」って感想しか出てこないんですけど!

リンカネで「怪演」としか言えないくらいの
インパクトを残した彼ですが、今回もスゴかった…!
まともな髪型してる彼を観たいよーと思っていたところ、
パンフの写真が普通の服だったのでちょっと安心。
中性的な感じで、ここでも「どっちだよ」(笑

うん、たぶん私は西田さんの脚本演出以外でも、
一、二作品くらい彼を観た方がいい気がする…




>交通情報@特別ゲストの方々
ビトウイサミ@塚本さんや、
豚トロくん@諒太くん、そして良子さんや響の長友さん、
SHOGOさんが登場したという、
この交通情報のコーナー。

2007&2008年は「ベンゴ横山」という固定キャラでした。
演じていたのは、加藤靖久さん。
今回は作中に日替わりゲストが出てきましたが、
以前のバージョンだと、作中の交通情報コーナー以外にも
開場~開演の時間にベンゴさんが日替わりゲストを呼んで、
フリートークや観劇の諸注意をアナウンスしてくれてました。

で、今回。
私が観た日は、昼は西田さんで夜はシークレットゲスト。
昼は「ジーザス吉田の弟分、ジーザス西田」として、
お悩み交通情報コーナーを。
たぶんオリジナルメンバーとか劇団関係者のかな…の悩みを
人生相談としてとりあげてズバッ(?)と解決。
あと、今回のジーザスメンバーの俳優名でのお悩みもズバッと。
相談内容はパンフレットのとは違ってました。


千秋楽のシークレットゲストは、ドリアン助川さん。
最初西田さんが出てきたので
「昼と同じ!?」とビビりましたが、
そのあとドリアン氏を招き入れて紹介してくれました。
「歌う人生相談」というコーナーになって、
八代さん、というか佐久間さんの相談にイイ声でアドバイス。

あと、客席からも相談を募ってくれて、
「妹が先に結婚したのですが私はどうすれば…」との悩みに
めちゃくちゃイイ声で歌いながらアドバイス。

細かい言い回しはうろ覚えなのですが、
「妹は、貴女の傍でを慕って生きてきたはず、
 だから貴女のいいところをずっと見ていたはずだ。
 だから妹さんの旦那さんよりも、さらにいい男性が
 貴女の元にいつか訪れるはずだよ」…って。

そういう観点から答えた人を見たのを初めてだったのと、
一般論ではなく質問した「彼女」に対して答えていたことに
とても感動して思わず「ほー」って息が漏れてしまいました。

で、交通情報言わないまま
西田さんもドリアンさんも退場してしまって、
「交通情報は!?」と思ってたら
彼らと入れ替わるようにあわててドタドタ登場したのが
本命くんこと竹内諒太くん(*´∀`)やった観れたー!
作中では豚トロくんという名前だそうです。
コーナー名は「豚トロくんのしあわせ豚トロ計画」だったかな。
交通情報とともに、
近郊のお買い得豚トロ情報もアナウンスしてくれるらしい。

ブースの外でジーザスメンバーがやりとりをしてる最中も、
視界にはつねに本命くんを入れてることができたのは
昼公演に続けての2回目観劇だったからってのもあります。
やっぱり初回は、基本的に本編を優先してしまいます。
昼公演開演前は悩んだけど、夜も観る予定にして良かった♪
そして本命くんが、
MY2回目観劇になる夜公演で登場で良かった♪

ところで、カーテンコールで
「豚トロくん役のとんとろです!」とか言って
自分の名前言わないの何故でございましょうか…(゚Д゚;



>少年@本間健大くん
彼の場合は役名より、
本名のほうにあだ名(トルネード)があるという(笑

「エッジのきいたヤツ」と作中でも言われていましたが、
わざと答えられないような質問をしてくる、
大人をバカにした少年ってキャラクターになっていました。
そう、悩み相談っていうか、彼は質問でしたね。
まずは政治系、その次に宗教系の話題、
そんでもって最後にアイドルの略称満載の内容。
最近の○○についてどう思いますか? 的な。

以前は、若者言葉を駆使してるだけで
悩みとしては年相応の少年のものだった気がしましたが、
今回は「人間の悪意」要素が入ってて、
まぁ、前を知ってるからかもしれないけど、
正直ココだけ浮いてた感じは否めなかったなぁ…。

少年の演技的には、わざとムカつかせるような言い方や、
「大人はすぐ論点をすり替える」を呪文のように繰り返したり、
とか、政治・宗教・アイドル用語をよどみなく言ったり。
さすがだなトルネード君…と思いました( ´∀`)


2008年の時は杉山健一さん(リンカネの曹仁)、
2007年の時は、当時WS生だったO畑くんだったかな。
(彼は劇団員になったのですが、
 退団後は役者活動してないっぽいので、
 ここでは伏せ気味の表記にしておこうっと)



>少女@安野希世乃さん
[2007&2008:福田真夕さん]

屋上から飛び降りる前、
最期に話す相手にジーザスを選んで電話をしてきた彼女。
いじめられてる…たぶん、無視されてるみたい。
どこにも居場所がないから、生きている意味がない…と。
自分のことを知ってる人は、
ここで自分が死んだら泣くかもしれないけど、
それは悲しんでるふりで、
いつかその気持ちも自分の存在も消えて無くなってしまう…と。

彼女の言葉は、まったくもってその通りなので、
ジーザスメンバー達も、
うなづいたら彼女の自殺を止められないとわかりつつ、
彼女の主張にうなづくしかない。
大のオトナがこれだけ居るのに、この無力感。
彼女のくだりではいつも、
これが芝居であること、演技であることを忘れます。

彼女とメンバー達のやりとりを見ていて思ったのは、
悩み相談に限らず、相手の発言に対して、
まずは「そうだね」って返すのが一番いい、って事。
自殺を止めようとして「でも」「だめだ」で口を開くのは、
相手そのものを否定するように受け取られてしまって、
逆効果なんだなー、って。
ジーザスは人の話を聞かないところはあるけど、
少なくとも否定はしてないな…

「ありがとう」の前に、はにかんだような声がするんです。
あ、彼女笑えたなーって、嬉しくなる。
声のつながりだけで、それがこちらに届くのがイイなあ。


そうだ、千秋楽カテコによると、
戻ってきたジーザスに電話をかけてきた少年(2人目)は、
OfficeENDLESSのプロデューサーの下浦さんだったそうです。

2008年の当日配布パンフだと、
2人目の少年とは明記されていませんが、
「声の出演」に寺島八雲くんの名前も書いてありますね。
(彼は役者業を今もしているようなので氏名書いちゃう)
このときは寺島くんだったのか。



相手の人生そのものを救うなんて、簡単にできる事じゃない。
前にもジーザスの感想記事で書いたけど、
解決策って、
人に話してるうちに自分で見つけるモノだったりします。

電話・メール・ライン・Twitter…
相手に切られたら終わりの細いつながり。
こちらに言えることは、
電話をかけてきた、こちらに話しかけてきた「あなた」が
そこにいるのを認識できてるよ
…ってことくらいです。
でもそれだけで、その瞬間だけですけど、救われる。

たぶん人生は、その連続なんじゃないかなぁ。
認識して、認識されて、発信して受信して。




役はいろいろな人に演じられるのが幸せなんだと思います。
同時に、
かつてその役を演じた人が、
別の人が演じているのを観て嫉妬するくらいがいいな、とも。

今回のリブート版を観て、
以前のメンバーと、今回のメンバーで
同時公演してほしいなと思いました。

そうすると、
何人かのキャストがとても大変な思いをするのですが(´∀`;

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(画像は7年前に描いたものです)