『ジーザス・クライスト・レディオ・スター』雑感 1

変な時間だよ、まいくろです。

先日観てきた
OfficeENDLESS × Project JESUS
『ジーザス・クライスト・レディオ・スター』の
ネタバレ、役別の感想です。


初演は10年以上前とか。
何度か再演を繰り返されていますが、
キャストがガラッと変わったのはこれが初めて。
自分は、2007年6月のと、2008年7月のを観ています。

今回は、キャストをほぼ一新したリブートバージョン。

告知があった時、上演期間がほぼ完全に帰省期間でして。
あ、こりゃ行けないや、と。
正直なところ
「ジーザスシリーズ=おっさんたちが頑張る話」
…ってイメージだったので、
スペースゼロという大きい劇場と、
小ぎれいなキャスト勢を見て、ドキドキハラハラ。
彼らが嫌いとかじゃなくて、
演じてる彼らが想像がつかなかったんです。

でも多少気になってる部分はあったので、
初日に観に行った友人から感想を聞いてみたり
帰省中に感想を探したりしてました。
たいがい好評で。
それも「○○さんのあんな姿が見られるなんて」的なのでね。
役者が変貌するのを観るのが大好きです。

で、自宅に戻るころ、
あれ、17日行けるんじゃない? って環境になったのです。
それで調べてみたら、「全公演当日券出します」って話で。
抽選だったけど、はずれても都内には別に楽しむものもいろいろあるし、
昼夜2公演あるからどっちかは観れるだろうってことで上京しました。

幸いにも、昼夜ともに当日券希望の人全員観れることになって。
昼公演だけのつもりが、そのまま夜公演も観てしましました。

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ジーザス吉田がパーソナリティをつとめるラジオ番組、
「ジーザス・クライスト・レディオ・スター」。
年に一度のスペシャル特番の日です。
実はいつも収録したモノを放送しているのですけど、
特番の日だけは、ALL生放送。
…だというのに、プロデューサーは台本を持ってこないし、
段取りも全て明かしてくれず、のらりくらり。
裏方の鳥谷と大山、新人ADの一之瀬はやきもき。

そして、当のジーザス吉田が
「ちょっと出てくる」と言って出かけたまま、
本番直前なのにスタジオに戻ってこないという緊急事態…!

ラジオ番組は無事に放送できるのか?
そして次々とスタジオに現れる男達は何者なのか?
なによりジーザスはどこ行った!?

とある収録スタジオで繰り広げられる、
「オー! ジーザス」な展開てんこもりのドタバタ騒動。


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設定がいくつか変わってましたが、基本の流れは同じ。
スペースゼロの空間を、
2時間半、スタジオに変えてしまう役者さん達の力量に、
素直に感動しました。

一番好きなシーンは、電話がかかってきて、
誰も何も指示してないのにメンバーが全員定位置について
「キャプテン!」って言うところ。
仲間になるのは、時間じゃないんだなって。
そして、そこからラストまでの流れ、全部。

何度も何度も、上演してほしい公演。
キャストが変わるのも、楽しいものです。

以下は役別に、思ったことなど。
なんとなく、
以前のメンバーのキャスティングも書いておきます。

長くなったので、記事を2つに分けます。
こっちは、プラスワン・キャプテン・ヤングマン・サンコン。


↓ ネタバレ注意!




>一之瀬 彰(プラスワン)@椎名鯛造さん
[2007&2008:名前同じ@窪寺昭さん]
ラジオ番組「ジーザス・クライスト・レディオ・スター」の
新人スタッフ28歳。
ジーザスのラジオ番組を聞いたのがきっかけで、
脱サラしてこの業界に入ってきました。

まだまだ考えが甘いところがある彼が、
予定通りに、そして予定外にスタジオに揃った
ジーザスメンバーたちの出会いで、
怒ったり傷ついたり泣いたり笑ったりして、
大人になるのを見届けるのがとても楽しい。
親しみやすい、人なつこい笑顔の鯛造さんが
プラスワンを演じてくれて良かった。

「リスナーのためです!」とか、
「きみは、電話してきたじゃないか!」とか、
ビリビリくる言葉を発してくれます。
「電話してきてよ!」の表情が、とても印象的です。


『ジーザス』を観るときいつも、
プラスワン、キャプテン、ヤングマンを通して
「好きな事を仕事にする」について考えます。
(リブート版では、そこにサンコンが加わりました)
好きなことに人生の大半を使いたいけど、
同時に好きな世界の裏側も見ることになるんだよな、って。
私はそれがイヤで、好きを仕事にしない決断をしました。
彼らは、その裏側の部分までも含めて受け止めて
「仕事」にしているんだよな、「好き」と両立して。
尊敬しちゃう。

私ね、こういう点をふまえて、
『ジーザス・クライスト・レディオ・スター』は
学生に観てほしい作品だ、と思ってます。
一之瀬くんに親近感を持って、自分を重ねて観たら、
「好きを仕事にすること」について
考えるいい機会にもなるんじゃないか、って。

だからこの作品は、
学生に手が届くチケット代の規模の公演であるか、
学生割引制度がほしかった、というのが素直な気持ち。
劇場が大きくなったり、
いろいろな事情でチケット代が高くなってしまうのは
仕方がないことなのかもしれないのですけどね。


昼公演の、ジーザス西田がバラした彼の(中の人)の悩み。
「30歳過ぎたら、
 僕のキラキラは消えてしまうのでしょうか」
ってな内容でした。
ジーザス西田にはズバンと言われてましたが、
個人的意見ですが、
40歳手前までキラキラは消せずにいけると思う(*´∀`)



>鳥谷 翼(キャプテン)@中村誠治郎さん
[2007&2008:名前同じ@西田大輔さん]
ラジオ番組「ジーザス・クライスト・レディオ・スター」の
古株スタッフ。
設定は31歳、だったかな。
なんとなく、ヤングマンの方が年上で古株だけど、
あえて鳥谷さんをリーダーにしてる感じ。

殺陣をするイメージが強い役者さんですが、
今回の『ジーザス』でのアクションは、
占いコーナーへの批判の束を吹っ飛ばすくらい。
あれはかなりの鮮やかさだった…!

脳内くん探しでの一喜一憂が、かわいらしくて好きです。
昼夜ともドア側がよく見える下手側の席だったので、
ドア前でわくわくしてる顔が完全に子供!(笑
「仕事だから」とつとめて冷静にしているけど、
彼の本質はココにあるよなーって。

自殺志願の彼女を救おうとするとき、
「白線流し」のあの曲の歌詞に、
ジーザスメンバー全員で生きる喜びを乗せるんですが、
必死に歌うブース内のメンバー達の歌声、
ブースの外に居なくちゃならないキャプテンとヤングマンが、
ブース内のマイクには届かないけど届くように歌いながら、
全身で指揮をしている姿に毎回涙しました。
そのあと、
密かに涙を拭ってるキャプテンの姿にもジーンとします。



>大山 和馬(ヤングマン)@真佐夫さん
[2007&2008:名前同じ@徳秀樹さん]
ラジオ番組「ジーザス・クライスト・レディオ・スター」の
古株スタッフ。
キャプテンとナイスコンビです。

ネッシーが登場したときにみんなで踊らされるのですが、
そのときのリズム感の無さに大ウケしました。
「~かもしれません」の言い方も好き。

後半の、DJデビュー感激していたあたりからして、
ずっと裏方で支えることに誇りを持っていて、
縁の下の力持ちだったのでしょうね。
彼のキャプテンへの言動から、キャプテンも昔、
プラスワンみたいだったの知ってるんだろうな…
そして彼自身もそうだったのかな、と思いました。

ドタバタが終わって、
メンバーが一人また一人と帰っていって、
キャプテンとふたりになったとき。
みんなでだべってたソファに触れるヤングマンが、
すごくすごく好きでした。
嵐のようだったけど、楽しかったんだろうなぁって。
あれは夢だったんじゃないかって思うくらいの静かな部屋で、
その痕跡を確かめるような仕草に、
彼の思い全てが含まれているようでした。

真佐夫さんを観た最新が戦国BASARAだったので、
「あ、まさおさんが服着てる…」という感想が
初回観劇時は、脳内を駆けめぐっていました(笑




>山根 平蔵(サンコン)@窪寺昭さん
[2007&2008:名前同じ@須間一彌さん]
ラジオ番組のプロデューサー。
もうね、『FANTASISTA』のタキタにしか見えない! 
…というのが正直なところです。
部下への態度は、恫喝系ってより、だだっ子系。
展開知ってるので、
サンコンが後半頑張ってくれるのわかってるんですけど、
それでも最初のうちは、
「こんなちゃらんぽらん上司イヤ…」と思ってしまう(笑
しゃちょうの自由なフリに対応できる力は、さすがです。
120秒数えるときのあの動き、なにごと…!?

「リスナーが待ってるんだよ!」てな発言は、
サンコンも言うんですけど、
プラスワンと違って仕事師としてのニュアンスなんですよね。
「これも仕事だ、わかってやれ」の言葉は、
たぶんあのメンバーの中では、
彼しか言えない言葉だなって思いました。

ネッシー初登場時に後ろからついてくるサンコンの、
乱れた着衣と小刻みにふるえる身体に笑ってしまいました。
怯え方が尋常じゃない(笑
扉の外のやりとりが目に見えるようでした。


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(画像は7年前に描いたものです)