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『おんまさん』ネタバレ雑感

日曜日は観劇日にしたかったけど、
ズラせない別の用事が入ってしまい、それで一日終わりました。
この期間、もうひとつ観たかった芝居があったんですよね。
ほんと悔しい。

その悔しさを執筆熱にささげた結果がこんな時間です。
執筆とか別に作家じゃないけど。
まいくろです。


西田さんの新作公演のお知らせがツイッターで回ってきましたね。

Office ENDLESS produce
『RUSTRAIN FISH』
9月19日(金)〜26日(金) @CBGKシブゲキ!!

『ONLY SILVER FISH』
『+GOLD FISH』 に連なる作品になるのでしょうか。
「その名前を呼べば、過去を振り返ってやり直せる」という
不思議な魚の物語。

タイムテーブルやチケット情報は今週くらいに出るそうです。


さて今回は、その西田さんの作・演出した別の作品で初めて観て、
「なるべく観続けたい」と思って追っかけ観劇している役者の一人、
森山光治良くん(「もりやま・こうじろう」と読みます)が出演していた
ゑんどころ 旗揚げ公演『おんまさん』 の、ネタバレ雑感です。

4月末の出演作を観に行ったとき、
今回の公演に出演との情報をゲット。
「森山くん出る+日程都合OK=チケット取る!」状態です。


劇場はそんなに大きい場所ではない
シアターグリーンの真ん中(BASE THEATER)でしたが、
全席指定ということで早々にチケット予約に動きました。
ちょうど先行予約期間だったので、
事前振り込みで当日はスイスイ受付&良席。
どうやっても1回しか観れないスケジュールだったので、
クリアな視界&ほぼセンターで観れたのは、嬉しかったなぁ。

チケット取る直前くらいになってから、
他の出演者やあらすじをじっくりチェックしたという次第。
那珂村たかこさんは、
2010年『爾汝の社』の雲雀(ひばり)で観てました。
風太さんも、今年3月にASHH×Rooter公演で観てましたね。

以下、あらすじからの勢い役別雑感。

主人公の「つとむ」くんは、
「えりか」ちゃんとつきあって一週間。
一人暮らしをしている彼女の部屋に、初めてお呼ばれしました。
彼女の住む部屋は、
敷地の前にメリーゴーランドがあるという珍しい物件。

えりかちゃんが大好きなつとむくんは、
今日ぜったいにプロポーズをするんだ! と気合い満々。
しかし、話を切り出そうとするたびに
アパートの管理人や彼女の知人などが部屋を訪れて
機会を逃してしまいます。

あれやこれやのうちに、
えりかちゃんは家出同然で一人暮らしを始めたことが判明。
そこに、娘を心配していた両親も乗り込んできて…

つとむくんは無事にプロポーズができるのか!?
そして、えりかちゃんと両親の関係は修復できるのか!?

「家族愛」をテーマにおいた、あたたかなコメディ。



↓ ネタバレ注意!



えっとですね、
ぶっちゃけ展開とか設定は割とベタです。

ただ、家の前にメリーゴーランドがある物件で、
そこの管理人がオネエ&デキすぎるキャラっていう要素と、
そのメリーゴーラーンドに惹かれて近づいて、
落とし穴にハマったスットコドッコイの探偵が出てくるって所が
ただの「ホームコメディ」で終わらせませんでした(笑

タイトルの「おんまさん」も、
物語の冒頭でえりかちゃんがずっと
メリーゴーランドのことをそう呼んでた、と判明してホッと一安心。

「お馬さん=おんまさん」は予想ついてたんですけど、
それがチラシのあらすじとどう繋がるのか読めなくて、
そのあたりが私の中で謎要素だったのです。


>乾つとむ@風太さん
第一印象は奥手で純情青年のように見えましたが、
つきあって一週間でプロポーズしようなんて考えちゃうあたり
だいぶ情熱的なんでしょうね。

自分くらいの年齢になると
「結婚を前提につきあってください」って話で
つきあい始める方がスムーズですが、
つとむくんとえりかちゃんはだいぶ若い感じ。
ただ、いい加減な気持ちで
今回のプロポーズに踏み切ったのではないことは
観てて伝わってきました。

似たものカップル、と言われてデヘヘ…となっちゃう所とか、
「この人3月の芝居でかっこいい役だったよね!?」と
自分の記憶をうたがってしまうくらいに
ちょっとキモチワルイというか滑稽というか(笑
なんで恋しちゃってるときの姿って
端から見るとなんか笑っちゃう感じになるんでしょうねぇ。


>天野えりか@尾崎亜衣さん
彼女も一見天然ほわほわちゃんかと思いきや、
実は妄想癖持ちで
誰かが止めないと暴走しっぱなしという(笑
彼女が妄想するときの照明の感じが
いかにも怪しい感じで好きでした。

模擬裁判の助っ人に呼んだ司法修習生のねねちゃんが、
彼氏のつとむくんに惚れちゃってからの、ちょいちょい見せる
むくれた顔がかわいい(´∀`*)
つとむくんも優しいていうか優柔不断なので
ねねちゃんに対してもえりかちゃんの両親に対しても
バシッとキメきれない場面が多かったもんなぁ。

彼女も、実はかなりの情熱ガールだったようで。
というか…そうだよな、
両親に黙って一人暮らし始めちゃうくらいだもん、
「思いこんだら一直線」の一面は作中の早い段階で見えてたんだ。


>百地俊作@羽村英さん
えりかちゃんの住む物件の管理人。
端の棟に住んでる、みたいなこと言ってたので、
部屋、と言っても集合住宅ってより戸建て物件なんでしょうね。

金髪&お化粧ばっちり、デニムエプロン。
常にコロコロローラー装備、
ポケットのトランシーバーで謎の仲間と繋がってて、
気づくと背後に居るという忍者並の素早さの 男 性 。
どこからつっこめばいいのかわからなくなるほどに強烈キャラ。

ただ、人間性としては
どこにでもいる世話焼きの管理人さん。
会話で話題に出たおまんじゅうを買ってきて
お裾分けしてくれたりします。
最近近所で不審者が出るという話なので、
物件の若い子を守ろうと必死。
トラップなどをせっせと設置していたようです。

登場時はかなり強烈なんですが、
終盤になっていくと見た目にも慣れて(?)意外と常識人な
性格に気づかされます。
個人的なツボセリフは「… カ オ ス …!」(笑
つとむくんに対して
父性と母性の両面からサポートしてる印象でした。


>滝田さゆり@大石洋子さん
えりかちゃん行きつけのカフェの店主。
「いろんな人の相談に乗って、的確なアドバイスをくれる」
「いろんなお店をやってて忙しいのに、
 みんなの話をちゃんと聞いてくれる」という、
どんだけ懐広いお姉さんですか!? な人。

この、えりかちゃんのさゆりさん紹介セリフが、
後半生きてくるっていう話作りが良かったなぁ。
「あっそういう展開になるんだ」って、観ててピンとくる。
出番的にはけして多くないけど、印象深いポジションです。

女将さんスタイルの着物姿で熱唱。
演歌っていうとなぜかたいていあの曲ですよね(笑


>小峰昇@森山光治良くん
メリーゴーランド大好き、通称メリラーの探偵。
えりかちゃんのお母さんに雇われました。
手持ちのメモが可愛い。なんかメルヘン。
さすがメリラー…!
メリーゴーランドについて語るときのウキウキした顔好き。

オープニングで、磨り硝子の窓の向こう側に張り付いてて
他のキャストの背格好がわからなかったので
確証はなかったのですが、
チラシ見てスタントマンか探偵役だろうなって予想してたから
「森山くんだな」って思いこんで勝手にウキッとしてました。
あと、落とし穴に落ちた(と後に判明する)時の悲鳴ね。
ちょっと間の抜けた感じの「わぁ~っ?」で確信。
森山くんは顔の印象と声の感じがかなり意外。
実は教育テレビの「○○のお兄さん」みたいな
さわやか声なんですよねヽ(゚∀゚)

今回は、飄々としたヌケ感のある演技。
最初、訛ってるのかと思ってました。
フルスイングでぶつかってくるイメージの役が多いので、
今回は珍しい役どころでした。
ハンチング帽(でいいんだっけ?)とモッズコート、
黒づくめで不審者感バリッバリのビジュアルでした。
あと、メガネだったんですよメガネ。
途中でメガネかけるんです! うひゃ、新鮮!
あれ、帽子も初か…?

雰囲気に飲まれるとスイッチが入って
敏腕弁護士モードになったり
ストーカー殺人鬼モードになったりと、
彼も一筋縄ではいかない性格の人でした(笑
多重人格ってわけじゃないんですけどね。
自分はそうなんだ、って思いこむことで才能が目覚めるというか。
殺人鬼モードの時も、
どこか乾いた演技なのが妙に面白かったなぁ。
メガネをくるっと上下ひっくり返す、謎の行動とか(笑

「何かやらせてください、でないと私は
 落とし穴にハマったスットコドッコイのままです」
…みたいなセリフがあって、思わず吹き出しました。
スットコドッコイなんて、何年ぶりに聞く言葉だ(笑


>天野圭造@ロン佐藤さん
えりかちゃんのお父さん。
建設会社の社長ですが、現場主義っぽいですね。
あと、私が思ったよりも会社は大きくないのかも…?

家に上がり込んで延々とつとむくんに麻雀の話をしますが、
麻雀にしたのは役者さんの名前にかけてるのかな。
「国士無双」の発音、初めて知りました(笑

頑固で素直じゃなくていいとこ見せたがり。
「THE・おとうさん」って感じです。
男泣きにうるっとさせつつ、
ラストのつとむくんとのやりとりで泣き笑い。
後半、いきなり自分の行動を自分でナレーションしてて
「何事!?」とびっくりして思わず笑ってしまいました。


>天野みどり@那珂村たかこさん
えりちゃんのお母さん。
赤の上下とブランドモノのバッグでキメたセレブ系マダム。
(マダムと言うには若いか…)
ただ、ママさんコーラスという
意外とセレブっぽくない趣味を持ってたりします。
というか全体的に、
私が思っているより田舎の設定なのかもしれませんね、この話。

過干渉というか…
勝手に相手の意見を決めつけて、
先回りして世話を焼いてしまう母親。
相手と意見が食い違うと声を高くしてヒステリックにわめきます。
うん、第一印象は、かなりよろしくないです(笑
(フォローしますが、基本的にどのお芝居でも
 私は劇中で描かれる「母親」が最初好きになれない)
でも、ラストの方では、いいお母さんだなぁって。

数年前に観たときも
「声のかわいらしい方だなぁ」という印象でしたが、
今回もその愛らしさは健在でした。
家族を想うあまりに、気持ちがずれてしまった親子3人。

秘密の口座は「ER226」でしたっけ。
ERはえりかだとして、226はなんの語呂合わせだろう?
えりかちゃんの誕生日かなぁ…?


>東海林ねね@山中久代さん
えりかちゃんの住む部屋の隣に住んでいる司法修習生。
弁護士とか裁判官とか検事の卵です。
普段から仲良くしている様子。

「私の一人暮らししてる部屋に、勝手にはいった!
 親といえ、私はあなた達を訴えます!」
ということで、えりかちゃんがひっぱってきました。
模擬裁判中は、スーツの上着を着て背筋もピン、と。

むかし占い師に言われた
「運命の人は七味唐辛子を持って現れる」
という言葉を信じているねねちゃん。
「彼氏」をごまかすために
やむを得ず「からし売り」を名乗ったつとむくんに対し
からしを売るっては七味も…? → 七味様! と、
謎の思考展開をして惚れてしまうという。
すてきな混沌製造ウーマンです(笑
彼女をおとなしくさせるために
「僕の七味のうち三つあげるから!」という
謎の説得を試みるつとむくんと、
それに二つ返事で納得しちゃうねねちゃんに大ウケ。


>冴木襄@松下尋さん
天野建設会社、社長秘書。
現場、現場な感じの社長だったので、
スーツでキメキメな彼が不釣り合いで、
いったい何者なのか、最初迷いました(笑
セリフと行動から、あぁ秘書か! と。

こういう物語に出てくる秘書の基本をしっかり押さえていて、
やっぱりこの人も会社乗っ取りを画策しています(笑
なんでこのタイミングで計画を動かそうとしたのかって、
つとむくんがえりかちゃんの彼氏だ、って
彼だけは感づいて焦ったからですよね…たぶん。
(両親はベタにラストまで気づかない・笑)

自分の弟をえりかちゃんとくっつけて、
実権を握ろうという魂胆です。
基本的にドタバタの蚊帳の外にされてるので、
二人で内緒話してるときは演出で空間を切り離して表現。
兄弟漫才面白かったな。
いや、本人達は大まじめなんだろうけど(笑

原作・演出もこの方なんですね。
脚本は、また別の方。


>冴木次郎@正野大輔さん
乗っ取り画策秘書の弟さん。
銀行マンのふりをさせられていますが、実はバーテンです。

じっくり話を聞くと、
えりかちゃんが子供の頃から銀行で働いていたって設定だと
わりとけっこうなロリコンですよね…。
えりかちゃん親子の気を引くために設定を盛り盛りにしたら、
スタント銀行マンという謎の職業になりました(笑

話題はウンチクメインなので人をだますのは苦手。、
単独での詐欺師には向いてません。共犯者必須。
しかし共犯者のお兄ちゃんもちょっとヌケてるからなぁ。
「成功者の発想が貧困すぎる!」という、
兄のツッコミが効いた(笑

この『おんまさん』でスゴイなぁと思ったのが、
伏線回収っぷりと、登場人物を全員幸せにした流れ。

あのお兄ちゃんが会計をまかされる…というのは、
人情展開で予想できなくもなかったのですが。

まさか、次郎くんのポケットから
七味唐辛子が出てくるとは思いもよらなかったよね…!
やばい、「七味様」ここにいたよ…!



そういうわけで『おんまさん』。
全部書ききれなかったけど、
時事ネタや内輪受けに頼らない笑いが散りばめられてて、
ラストでも「おおっ」とさせられてしまった
良作のお芝居だったのでした。


光治良くんの次回作としては、
8月の22日に高田馬場のライブハウスで
チームモーリス名義のコラボイベントがあるそうで。
平日だけど、夜からのようなので
有給か半休つかって行きましょうかねぇ(*´∀`)
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