『妻らない極道たち』軽く思い返してみる。

寝坊からの遅刻フラグを立てつつ、こんばんは。
夜更けのまいくろです。

先週末はホチキス『妻らない極道たち』を観てきました。
31作目の公演らしいのですが、まいくろはホチキス初体験。

昨年9月の『フォアローゼス』の時に
情感あふれる演技で泣かせてくれた加藤敦さんと、
今年1月に『女王の盲景』で
ものすごい演じ分けをしてた小玉久仁子さんが所属してて、
それでこの劇団の公演に行ってみよーって。

サイトに
「笑いとケレン味とトリックを駆使し、
伏線を張り巡らせた群像劇から現代社会をあぶり出して行く米山の戯曲を
巧みな役者と優秀なスタッフにより舞台の上で具現化していく集団」
と。
観たことある人の話によると、コメディ多めの劇団みたいです。


組長が死んだ後、そのあとを継いだ極妻「良子」。
夫婦の恩人が経営するスナックの経営を救うため
部下が発案したのが
「婚活支援事業への助成金をだまし取ろう作戦」。
スナックを結婚相談所という事にして、
都から助成金を貰おうという魂胆。
ですが、極妻の良子は本気で結婚相談所を経営し始めて…

というお話。


極道と婚活という妙な組み合わせ。
休憩なし2時間ちょっと、プププと笑いまくりでした。


↓ ネタバレ注意!





登場人物達は、アクが濃いわりに思ったよりはクドくない。

極道の妻「権藤良子(@小玉久仁子さん)」の際だつパワフルさ、
周りを引っ張ったり、動かしたりする勢いと華があります。
極妻&結婚相談所のトップという役がぴったりです。
ほぼ喋ってて、喋ってないときは動いてる。

作中何度か、結婚相談にきた人や組員たちに説教をしますが、
ほほーってなったのが「なんで女の体は丸っこいか」。
あと「なんでアレは2つあるか」って話も印象深い(笑

彼女は自分の身分について
中盤くらいから話していましたが、
「なにかの暗喩だろうな」って本気にしてなかったんです。
 マ ジ で し た 。
夫を亡くして落ち込んだりもしたけれど、彼女は元気です。
業務用のクイッ○ルワイパーでのラストシーンは
アホだなぁと思いながら、ほろりとしてしまいました。

彼女の夫(先代)が亡くなっても組に残った三人の組員。
特にお気に入りだったのが「榎本さん(@山崎雅志さん)」。
無骨で一本気、舎弟思いな古きよき極道の彼ですが、
途中で、ある女性に一目惚れをして、
極道であることを隠して彼女の元に通い詰めるんです。
その際の純情っぷりが…微笑ましいというかドキドキします。
このモチーフで連ドラいけるんじゃないの(笑
先代組長への思いあふれる、拳銃のシーンが好き。


彼が惚れた外国語講師「御子柴さん(@今井瑞さん)」。
彼女には、まいくろが異常に親近感を持ってしまう
ある要素があったので、なんとなく目で追ってました。
彼女が教えるのはあまり知られていない国、ボナハザの言葉。
日本語に聞こえなくもない、
数々のボナハザ語にも笑わされました。
榎本さんへの手紙を極妻良子さんに預けて扉を閉めたあとの
彼女の表情がとても幸せな思いをかみしめた乙女顔で、
幸せになって欲しいなーとウルッとしました。

御子柴さんをだましていた、
結婚サギ師の大吉(@斉藤陽介さん)がね。
まぁ可愛い顔してひどい奴なのです。
好青年から入って、さりげなく殺し文句を言って気を持たせ、
「母が病気でお金が要るんだ…
 君に迷惑はかけられない、もう別れるしかない」みたいに、
女の方からお金を持ってくるように誘導。
札束抱えてゲタゲタ笑うシーンは、
昨年9月に観た某田島に並ぶゲスヤロウっぷりでした。
まぁこちらの世界はゲキバカの『フォアローゼス』と違って
大吉はひどい目に遭うけど某田島ほどじゃなかったです。
最後の大合唱でちゃっかり元サヤねらってフられてた(笑


まいくろがホチキスを観に行くきっかけになった俳優さん、
加藤敦さんは「ジジイ」役。
なんか権藤組の中でも異色の位置にいるみたいで、
みんな、彼の話をあまり聞いてくれません。
なんでみんなおじいちゃん無視するの!? って思ってたんです。
で、猫のビビアン(@丹野晶子さん)と会話してたので、
ネコ大好きおじいちゃんなのかな? って思ってたら
そもそも彼自身、 ネ コ の 役 だったという。
おじいちゃんってわけじゃなく、
極妻で、魔女な彼女の飼い猫で…
名前が「ジジイ」だったんですね。うおお、危なすぎる設定。
ビビアンに惚れて、
彼女をバーカウンターでおもてなししてる時のどやっと感や、
100人(匹)の野郎どもを呼び集める際のできる男感。

さらに加藤さんは回想シーンで先代組長も演じています。
赤いロングコートでキメキメ、
帽子で顔を隠した姿が決まる義理人情のダンディなのですが、
口を開くと、なんか天然のかわいい人です(*´∀`)


何人かが中盤からキャラが変わっていくのですけど、
恋に落ちたり失恋したり結婚したりという、
つながりの変化が転機になってます。
人間は、繋がりでできてるんだなぁ…なんて事を
今書いている時点では考えていますが、
実際観てたときはギリギリなネタがたたみかけてきて
そんな冷静ではいられませんでした(笑

時事ネタというか「今が旬」の小ネタが
たくさんちりばめられてましたね。
どうやら、DVDにしちゃうらしいです。
笑いのネタ以外にも、
極妻良子さんと彼女を囲む人々の生き様で
ちゃんと一本筋の通ったストーリーになってるので
後日に見ても楽しめる作品。


ホチキスはオリジナルの劇中歌を歌うのが恒例のようで、
今回は3曲。
サウンドトラックを買いましたが、収録されているのは2曲。
(かわりに、ある人物の「その後」が描かれた
 ボーナストラックが有ります)

なんで1曲入ってないかって…
そりゃあ色々な意味でヤバいからでしょう!!!(笑

いや、歌詞も違うしメロディも多少違うんですけどね。
なんせ曲名からして「アナウンサーと雪の情報」ですから。

略してはいけませんよ、いけませんとも…!



そんな感じで純粋に娯楽作として楽しかった
『妻らない極道たち』。
こういうコメディ作品は、
役者さんの勢いが足りないと途端にサムくなるので、
出演者さん達のはじけっぷりがとても気持ち良かったなぁ。

ケラケラ笑って、スッキリできました。
劇団員・客演さんたちの外部出演含め、気にしていこうと思います。
(とかいってたら、結婚詐欺師役の彼の次回出演チケットすでにとってた偶然に乾杯)
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