梅棒『ウチの親父が最強』 ネタバレ雑感1

寝て起きたら観劇。
14時からかと思ってたら13時からでした。
あぶないあぶない。
まいくろです。

1月末~2月頭に
芸術劇場(東京)とHEP HALL(大阪)で上演され、
そして先週末に渋谷PARCO劇場で再演された
梅棒『ウチの親父が最強』。

初演の東京公演2チームと、再演を観ました。
初演の時にブログに感想を書けなかった分、
再演を観た今ここで、あわせて書き留めておこうかと。

池袋で2月頭に初演を観まして。
いやぁ、ほんと友人知人が推すのも、
前売り完売するのも、
当日券に並ぶ人が続出するってのも理解できるな、と。
「ダンス×演劇」という謳い文句がピッタリ。
面白いし、楽しかったです。

セリフがないのにストーリー展開がわかりやすいのは、
そこそこ有名なJ-POPをBGMにして、
歌詞・メロディと登場人物の心情をシンクロさせる手法と、
出演者たちの見事なパフォーマンスと豊かな表情の賜物。
初演の東京公演はWキャストだったのですが、
ダンサー各々の得意技を生かした振り付けで、
AチームとBチームで印象がだいぶ変わった部分もありました。
(一部、曲も違いましたしねぇ)

終演後に使用曲のセットリストが公開されたのも、
嬉しいポイントです。
一気に買い揃えて、
通勤時の車中で鬼のようにリピートしていました。
この時期、花粉症でマスクをしてるのをいいことに、
車をカラオケBOX状態にして一人で歌って感極まってみたり。


んで、4月12、13日に早々と再演。
会場もPARCO劇場という大きな場所になってチケ代もUP(笑
それでも、観に行こうと思いました。
東京ABチーム混合編成な上に、
今回はキャストが1人多いんですもの。
PARCOの時は、面白い作品だってのが既にわかっていたので、
地元の友人を誘っての観劇上京でした。


さて、感想書くにあたって、悩みどころ。
どういう構成で書けば、
私の観たもの感じたことをスムーズに文章化できるだろう。

で、セットリストも公開されてることですし、
一本筋の通った作品ですが
曲ごとで区切られてる構成だったので、
使用曲でくくって書いてみることにします。
そしたらものすごい分量になった!

そんなわけで、
初演東京A&Bを観た上での、渋谷再演のネタバレ雑感。




↓ ネタバレ注意!
>ばらの花(くるり)
町工場を経営している若き日の雷蔵。
小さいながらも自分の城を持った彼ですが、
経営は芳しくなく、
せっかく納品した部品も返品されてしまって
意気消沈…そんな、とある雨の日から物語は始まります。

まず曲がね。
この曲は別の芝居で何度か聞いたことがありまして、
前奏からドキッとしてしまいました(笑

そして同時に、
知ってる曲から始まったことでグッと入り込めました。



>スターライトパレード(SEKAI NO OWARI)
製品を拾ってくれた女性晴美。
雷蔵と晴美の二人は、目があった瞬間に恋に落ちます。
遊園地でデートして、
妖精さんに応援されつつプロポーズ。

義父さんとのドキドキの対面を経て、
夫婦となった雷蔵・晴美には
たて続けに二人の子供が産まれます。

初演東京Bチームと大阪はですね。
晴美役が今人さんで…なんというか破壊力がすごい。
傘を外して顔が露わになった瞬間の
客席のドワッ感が半端じゃなかったです。

PARCO版は、今人さん不在ということで
東京Bで息子役をやった鶴野さんが母親の晴美役へ。
それによって、母と息子がそっくりに。
そこにあわせたのか、娘のあられちゃんも、
パパ似のメガネッ子に変更されてました。
(「アラレ度」も格段にUP・笑)

間奏部分で、映像によって子供の成長を見せ、
次のサビにはいる時に幼少期役の子をはじめ、
家族になった彼らが出てくるってのがホント好き。
幸せいっぱい! って顔で
扉から出てきてそろって踊るさま。
この時点で既に、まいくろは泣いている(笑

そして、五十嵐家を最初の試練が襲います。
主催・提供が出るときの書体がドラマのよう。



>ロマンスー20th Verー(PENICILLIN)
オープニングテーマ曲といったところでしょうか。
キャストスタッフ紹介が映像エリア流れ、
舞台上で出演者が各々パフォーマンスします。
サビのところの、ドアを叩くような振りが印象的。
盛り上がりの大サビでは梅棒メンバーが
なんかかっこいい衣装を着てダンシング。

今思うと、この選曲のキモは
「生まれ変わるメロディ♪」なんだろうなぁって。
本来の曲のイメージや世界観は殺さずに、
でも『ウチの親父が最強』のストーリーや登場人物に
不思議とピッタリ合ってしまうんですね。

まいくろも同行した友人も、
「ロマンスといったら、マサルさん」な世代。
しかし梅棒公演を観てしまったがために、
ロマンスを聞くと
梅棒ダンスが浮かんでくるようになってしまいました。



>ヤングソウルダイナマイト(ウルフルズ)
けが人も死人も出なかったのは不幸中の幸いですが、
火事によって、ほぼすべてを失ってしまった五十嵐家。
兄のしぐれ君も、新聞配達のバイトで家計を支えます。

洋服なども買い直す余裕もまだないので、
焼け焦げの帽子とランドセルで学校に通う娘のあられちゃん。
同級生たちには、毎日のようにからかわれます。
そのフラストレーションを父親にぶつける彼女です。

落ち込んでばかりいられない雷蔵パパは一念発起。
へこたれずに地道に、でも着実に仕事をこなしていきます。
その姿を見て、義父も妻も息子も胸をうたれ、
不自由な暮らしでもがんばります。
ここで、父親のダンスに一人ずつ加わって
一糸乱れぬ動きになるのがダンスならではの表現だなぁ。

あられちゃんもそんな家族の姿を見て
「自分もがんばろう」と決心し、パパの胸に飛び込みます。



>あいうえおんがく(GReeeeN)
あられちゃんが、
鉄棒の逆上がりができるようになるまでのお話。
これね、すごく大好きなエピソードです。

孫かわいさに学校に様子を見に来ちゃうおじいちゃん、
いじめられてるときはあられちゃんを庇うけど、
鉄棒できないのを開き直って努力しないあられちゃんに
心を鬼にしてげんこつゴツーンってするんです。
その前後の表情とか細かくって。
あと、小学生特有の
「好きな子いじめちゃう現象」の同級生二人も好き。

この曲は知ってたけど、
歌詞はサビくらいしか知らなかったんですよね。
セリフ無い作品だけど
「言葉にするってイイ感じ♪」っていう歌詞が
ピッタリはまるのが不思議。



>リライト(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
五十嵐家の長男しぐれ君の受験エピソード。
彼の浪人生活の始まりです(笑

初演の終演後トークショーで
「永井さんが演じてる不良、試験中の動きがおもしろい」
って話題になってまして。
私は初演は両チーム1回ずつしか観れなかったので
自分の目で確認できなかったんですよね。
PARCO版ではがっつり見てきました。
確かに、問題用紙にブチギレてた(笑
そして寝てる試験監督の先生は
ダンスタイミングは白目むいて踊ってる(笑

サビを、エピソードのクライマックスになるまで
あえて流さないところが上手いなーって。
有名な曲なのでタイトルもサビも知ってるんですが、
消しゴムが引き出しから出てくるまで、
サビをどうはめるのか見当つきませんでした。



>クリスマス大作戦feat.沙羅マリー(SEAMO)
このエピソードに名前を付けるなら
「五十嵐雷蔵のクリスマス大作戦」ってところかなぁ。
犬のアメが、五十嵐家の家族になる話。


この犬が、もう超笑顔はじけまくり。
確かに犬って
基本いつでも生きてるのを楽しんでる感がありますね。
初演Bのトイプードルちゃんは家族の末っ子、
初演A・大阪・PARCOの白いわんこは
兄貴分ってイメージで見てました。

あられちゃんが、
お父さんを迎えに行くときの軽快なダンスが好きです。
もとの歌詞は、
彼氏彼女の待ち合わせシチュエーションなのですが、
「喜ぶ顔が見たくて、すこしでも君といたくて♪」ってのが
パパ大好きな娘の心情とシンクロしてて見事。

犬とあられちゃんが一緒に寝るところで暗転。
次の曲からは、あられちゃんは成長後バージョンです。
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(画像は7年前に描いたものです)