『女王の盲景』観てきた!

さて、観劇はじめの本日、実は2作品ハシゴです。
帰りの電車に揺られてまいくろです。

夜公演は
空想組曲番外公演『女王の盲景』。
ここのはもう、
予定が合いそうならとにかくチケット買っちゃう状態。
ましてや、昨年のまいくろナンバーワン作品書いた人の
新作ですよ今回。
観逃せる訳がありません。

出演者さんは全員初見ですが、
5人なので「見分けつかない!」にはならないだろう、と。

盲目の女王の為に創られた、ある王国の話でした。
様々な言葉が
思い当たるところがあって耳に痛くて、
胸に刺さってきます。
すでに初期段階で、とてももろい世界。
たったひとりの呼吸一つで崩れそうなのに、
そこにしっかりと「ある」のです。

和田琢磨さんが、主に観客をひっぱっていきます。
彼の語るラストの言葉が、
私達にとって光でもあり、
また深淵でもあるなぁと思いました。

大門伍朗さんは、
おそらく今まで私が観たなかで最年長かと。
人間に絶対に訪れる「老い」。
それを衰えととるか、
熟成ととるかは人それぞれです。
彼の演じた人物は、
ただ「悲しい」とか「健気」と言ってしまうには
あまりにも眩しすぎる生き方。

小玉久仁子さん。
ものすごいです。
うん、表現が追い付かない。
私はこの作品のタイトルは
彼女の為にこそあるんじゃないか…と思いました。

鍛冶本大樹さんね、出てきたときに一瞬、
私が観た違う人(というか、役)と見間違えました。
全然似てないのに。
物語とつかず離れずの距離にいて、
でも時折見せる表情にグサリとさせられます。

青木志穏さん、
かなり繊細な役だなって思いました。
彼女を観ているうちに、いつの間にか自分も
彼女の顔色をうかがっている事に気づかされます。
ずっと笑っててほしいけど、
「粉々になってしまえばいいのに」
と思う自分が止められない。


今回も、
奇妙な間に笑わされ、
襲い来る言葉達が心に刺さって辛いのに
涙まみれになっても目が離せない作品でした。


何でこういう景色をつくれるんだろう。
作中に出てくる人物にもそう思うし、
脚本演出のほさかさんにも、そうも思います。


来週19日(日)まで、
都内シアター風姿花伝でやってます。
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